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■ St.Valentine's Day
バレンタインデーの夜。
クリスマスイブに連れて行ってもらったレストランへ再び。 店内は、若いカップルやサラリーマンのグループでとても賑わっていた。
いつチョコを渡そうか・・・私がタイミングを伺っていた時 まるでそのきっかけを与えてくれるかのように 彼が会社で貰ったチョコレートの話題になった。
じゃあ…これは私からね。
淡いブルーの紙袋をテーブル越しに手渡した。
ありがとう。ん、重たい。 わー、なんかたくさん入ってる。
3つだけだよ。 チョコと、ワインと、後は…
これなに? 開けても良い?
いや、ここでは開けない方が…(笑)
分かった。じゃ後で見るよ。 ・・・僕からはこれ。
それは私が欲しいとおねだりしてた、ケミストリーのアルバム。
わー、ありがとー。 覚えてくれてたんだね。
もちろん!
口約束だけでなかったことに、感激してしまう。
そうこうするうちにラストオーダーの時間になっていた。 たくさん居た筈のカップルの姿はなく、残っているのはサラリーマンだけ。
あれ。 なんでみんなこんなに早いの?
そりゃ、バレンタインだもの。
…ああ、そっか。 そうだよね。 バレンタインだものね。 さっさと行くとこ行くよね。
そうそう。
なーんて二人で笑いながら のんきに食事やデザートを追加しちゃったんだけど…。
そんなことしてる場合じゃなかったかもね。 私達もさっさと行くべきだったかもね。
2003年02月14日(金)
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