なにはなくともテレビジョン。
まあち



 この番組に出てみたかった

小さい頃テレビを見ていて、
「大人になったらこの番組に出るんだ〜!」と思っていた番組が結構ある。
今日はその中の一つのお話。

今からだいたい30年位前かな・・・
日曜のお昼(だったと思う)に日本テレビで『目方でドン!』って番組があった。
司会がレッツゴー三匹。

一般応募で夫婦が出て、妻には首からボードが下がっている。
そのボードには「私の体重は○○kgです」ってデカデカと書いてあって、
妻が座って待っている間、夫がスタジオに置いてある様々な商品の中から好きなものを制限時間内に集めるのだが、
その商品の総重量は妻の体重を超えてはいけないルールだった
(プラスマイナス何キロかは誤差があってもよかった)。
で、見事体重プラスマイナス何キロかの重さで商品を選べたら、
その商品全てを貰えるという結構太っ腹なゲーム。

だから、夫は商品の重さを慎重に予想し、選んでいかなければならない。
上手い具合に予想通りの重さになればいいのだが、
なかなかそうはいかないのがこの番組の面白さ。

こういうゲームってその人の性格が出るから(笑)
慎重に選びすぎて重さが少なくって失格とか、
後先考えずいろいろ選んじゃって重すぎて失格とか。

それから、自分が予想する重さと結構違っちゃったりする人もいたりして。
そんな中結構商品の重さを実際とかなり近くに答えていたご主人達もいたのだけど、
そういう方たちの職業って大工さんや左官屋さんといったガテン系の人が多かった気がする。
やっぱり普段の仕事で重さを意識して木材なんかを運んでいたりするから物の重さがわかったんだろうなぁ。
子供心に「スゴイ!!」と思っていました(^^)

で、実際に奥さんの体重と選んだ商品の重さを大きな天秤で量るんだけど、
ここでレッツゴー三匹のおきまりの合言葉があった。

「不思議の国の アリス様 どうぞ願いを 叶えてね」

見ていたときは何にも疑問に思わなかったけど、
今思うと何故願いをかなえるのが、不思議の国のアリスなんだろうか(笑)

見ているだけでも結構面白かったこの番組。
私は「大きくなって大工さんと結婚して『目方でドン!』に出るぞ〜!」と思っていたが、
子供の頃の私の願いも虚しく、この番組は私が大人になる前に終わってしまった。

でももし今この番組が健在だったとしても、私は絶対に出ないと思う。

だって・・・
「私の体重は○○kgです」なんてデカデカと書かれたボード下げてテレビに出るのは
今の私にとってすっごい勇気のいることなんだもん(爆)


おまけ。
商品を選ぶ時に、重さの最後の微調整として置いてあった品物が
『海苔缶』だった。確か重さは0.5kg(笑)


2003年10月26日(日)
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