妄言読書日記
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2013年10月10日(木) 『R100』(映)

【監督:松本人志 日本】

松本映画は初めてですが、毎回アプローチが違うようなので別に差し支えないかなーと。
一大森南朋ファンとして観てきました。
映画としてどうだったとか、おもしろいとかおもしろくないとかそういうのは、わからん!

粗筋とかオチとかに触れずに、ネタバレせずに感想を言うのが困難なので、その辺ご了承ください(毎度ですが)

謎のSMクラブボンテージに入会した片山(大森南朋)。そのクラブは、日常の中で突然現れる女王様に様々なお仕置きをされるというもので、そこだけ聞くと年末にやってる笑ってはいけない24時的な印象。
そのコントめいたものを、俳優陣、女優陣が熱演して、シュールで鬼気迫るような、狂気と笑いの紙一重の映像に。
ま、笑いは起こってましたけど。

だからといって、この作品、SMを追求した物では全くなく、途中からこれがとある老監督の映画作品であることがわかり、劇中劇であることが判明。
その試写をしている、配給会社か何かの人がどんどんうんざりしていく。
劇中劇構造がなかったら、正直退屈だったとは思うけど、この構造が保険ぽくも見えた。

ボンテージの女優陣が素敵だったのに、なんで終盤全身タイツにしちゃったんだろうね。

女王様としては冨永愛と直美が真逆の意味で非現実的体型で、圧巻。冨永愛の女王様ぶりすごいわー。
直美は妖怪かと思ったわー。

以下ラストに触れます。

大森ファン的には、被虐という意味では『殺し屋1』とか『乱歩地獄』の方がなーという気がしましたが、ラストの衝撃に声が出そうになった。
色んな役やってきて、ついに妊婦までやるとは、役者人生に新たな1ページが。
幸せそうにマタニティフォト撮ってる姿がなんともいえずかわいかったし、どういうわけか母親の顔になっていた。役者凄い。
全く意味はわからないが。



蒼子 |MAILHomePage

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