妄言読書日記
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2013年04月26日(金) |
『アイアンマン3』(映) |
【監督:シェーン・ブラック アメリカ】
公開初日に、2D字幕と3D吹き替えの両方を観た、ということで色々お察しください。
『アベンジャーズ』から一年、と予告で何度も聞いたわけですが、さしてアベンジャーズの内容とは関連ないので独立してお楽しみください。 さして、というか、知らなくてもオッケー、くらいの感じ。1くらいは観た方がいいと思うけど。 ま、いきなり3から観ようと思う人はあまりいないと思いますが。 字幕と吹き替えだったら字幕がいいなと思ったけど、字幕はやや意味がわかりにくい部分がありました。多少ヒアリングできるなら問題ないだろうけど。 吹き替えはトニーのギャグがスベってるので、トニーっ!!とポッツ嬢ばりに叫びそうになる。 監督が今回で交代になったので、1、2とはちょっとテイストが違います。 前監督のファヴローは相変わらずハッピー役で活躍してますが。むしろ出番増えましたが。おめでとう!
3部作で一区切りということで、1、2、アベンジャーズと来た流れを回収し、1と対になるような内容になったかと思います。 映画の中盤くらいで気づくのですが、この『アイアンマン』はほぼトニー・スタークがスーツを着ることなく進行します。 2でちょっとばかり生身のアクションをしていたトニーを観て、生身アクション増えるといいなぁと思ったりもしたけど、まさかこんなに大量に増えるとは。
まあ、つまりこれは、アイアンマンとはトニー・スタークなのか、はたまたそのスーツなのかと言う問いの解に当たる物語。
アベンジャーズの一件がトニーに不眠症やらパニック障害を引き起こすほどのトラウマ化していたとはおもわなんだが、3のトニーは社長業も相変わらずペッパーに譲りっぱなしだし、派手なことも控えてるし、引篭もって一年で数十体もアーマーを作っちゃうような状態にあり、たぶん、人生で二回目くらいに自分を見つめなおす時期に入っている。一回目はたぶん、1の時。 予告で散々流れる、マリブの豪邸爆破がけっこう序盤のシーンで、トニーは拠点は失い、アーマーもほぼ使えない状態、いつものラボももちろん使えない、そんな状態で放り出される。 そんな状態のトニーに子どもをあてがうなんて、あざとい!と思わないでもないが、トニーが予想通りというか予想以上に大人気なかったのでよしである。 子どもに慰められ、子どもにマジ切れし、子どもに助けられる。そんなトニー・スターク、どうかと思われそうだが、可愛かったからよしである。
あと、全体的にトニーがおバカっぽくなってたというかどんくさくなってたけど、もういいや、可愛いから許す。今回だけな! (次回あんのかよ)
脱線した。
遠隔操作アーマーを使ったアクションは楽しかったな。 ただ、火力落ちてるけど。 トニーはジャーヴィスやダミーのような人工知能搭載の機械は人間みたいに扱うけど、アーマーに関しては消耗品感覚で使ってる、というイメージが前からあったので、ああいう使い方には抵抗ないんですが、ラストに爆破するなら爆破するで、アーマーのこと子どものように言うセリフはなかった方がよかったのになぁと感じました。今まで一回も言ってないのに。言ってなかったと思うんだけど。
この映画はアイアンマンとはすなわちトニー・スタークのことだと思っている人間には楽しいけど、アイアンマンとはアーマーによるアクションだと思っている人には、なんだよ!感があるかもしれない。
あと凄い細かいこと色々。 ・マンダリンの正体の残念さ! ・どシリアスな雰囲気出してたのに思いっきり軽かったという予告詐欺 ・アイアン・パトリオットのスーツ脱いだローズの私服ポロシャツかよ。 ・結局ペッパーが一番強い。 ・自宅の住所言ったらダメに決まっている。 ・トニーファンの彼にお前はオレか感。 ・スタン・リーおじいちゃんは今回も元気。 ・ジャーヴィスの権限増してたけど融通利かなくもなっていた。 ・インセン! ・アームちゃんたちに半泣き。むしろ本格的に泣き。 ・アーマーって電気なの?リアクターじゃないの?(細かくない疑問)
同監督の『キス・キス・バンバン』における、ハリー(ちょいバカなこそ泥)が賢くなって運動神経よくなるとトニー、みたいな印象。 監督は回想形式好きなんですかね〜。あと、だうにを短髪にしてパーカーかぶらせたいんでしょうか。そしてボロボロにしたいんでしょうか。 いいと思いますけど、トニーもうちょっと要領いいというか用意周到だと思うよ。
あと、スタッフロール後のいつもの例のアレの話しと割とネタバレ。
ちょっぴり風の噂に聞いていたけどすっかり忘れていたので、トニーの話し相手にうぎゃーっ!!となりました。 正直一回目に観た時はそれ観た瞬間に、内容が全部すっ飛びました。 そして全然聞いてねぇっ!!話し全然聞いてねぇ!というところにときめきを禁じえません。まあ、そりゃ自分の経歴に比べればトニーの経験談なんて大したことないかもしれないよな。うん。 もう二回目以降の鑑賞は、ずっとあぁ、聞き手はあの人なんだなぁと思いながら観てるので折々萌しんどい。 大量のアーマーの中に、ハルクっぽい動きするアーマーがいてそれも萌。事前情報ではハルクバスター?とか言われてたけど、間逆だよなー。あの動きはハルクモデルという感じ。
事前にコミックの「エクストリミス」読んでたので、遠隔操作アーマーの予告観てたら、あぁ、トニー、エクストリミス化しちゃうんだ〜と思ってたら、トニーじゃなかった。ポッツさんだった、という。 エクストリミスなしで、アーマー遠隔操作しちゃった。 これは1の頃からうすぼんやりと思っていて、言うと元も子もないかもしれないと黙っていたけど、トニーの胸の破片現代医療なら取り出せるんじゃないか、って。 そしたら、ついにトニーは摘出手術を受けてくれたので、そういうあたりもさらばアイアンマンなんだな〜。 あのどでかい胸の穴、どうやって埋めるんだろうな。いや、野暮は言うまい。
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