妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2003年05月01日(木) |
『三国志11 鬼宿の星』(小)『魔殺ノート退魔針 魔針胎動篇4』『TRIGUNMAXIMUM8』(漫) |
【北方謙三 角川ハルキ文庫】
劉備が・・・。
どこの誰が書いたものを読んでも、劉備の孔明への遺言が悲しくてなりません。
「私はおまえを、臣だと思ったことはない。友であった。いい友を持てて、幸福であった」 孔明に向かって友だなどと言う劉備は他にいないんじゃないでしょうか。 読み返すたびに涙が・・・。 章タイトルも「滅びの春」。このまま滅んで終わろう。三国志・・・。先に進むのが辛いから。
凄く悲しくて感想を書く気力が持てません・・・。 爰京に針をうってもらいましょうか。 ここで爰京が出てくるとはね。曹操に針を打ち、劉備にも打つ。ちょっと羨ましい。
孔明と劉備が再会してから劉備が死ぬまでの二人のやりとりがもうなんとも切ない。 もうこの後は劉備はいないんだな・・・。
「私の命は、殿でありました」 と言う孔明。 蜀軍を作ろうとしたのではなく、劉備軍を作りたかったんだと悟る趙雲。 それぞれの殿への愛の深さを知りました。
馬超はなんだかさっさと去っていったし。せめて劉備が生きている間はいてくれよ!と思わずにはおれませんでした。 勝手な奴め。一人だけ行動が三国志から浮いているぞ。馬超。
陸遜を恨む気にはなりません。 「私と一緒に、死んでくれ、凌統」 とまで思い詰められては恨めませんよ。本当にすごいこと言うよ。
ここから五丈原まで何を楽しみに読めばいいのか・・・。
++++++++ 【漫画:斎藤岬 原作:菊地秀行 幻冬社コミックス】
裏表紙で助手以上に色気振りまく大魔先生。けれど中には一コマもいない。 来栖君登場です。来栖君と真紀ちゃんのやりとりすきです。
次の巻は先生にがんばっていただきたいところ。
++++++++ 【内藤泰弘 少年画報社コミックス】
今度こそ、ウルフウッドが死んだと思ったよ・・・!!! タフでよかった。 ウルフウッドの少年時代が可愛いなーと思いつつ、誰も関西弁じゃないのになんで一人関西弁なのかが少々気になる所。 好きだからいいんですけど。土佐弁でも博多弁でもなんでも。
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