妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2002年04月18日(木) |
『頭蓋骨骨盤篇』(小) |
【所ジョージ 小学館文庫】
なぜ、私は所さんの小説を読んでいるのだろう。 いつも思う。 所さん、この本で印税稼いでいるなんて、ちょっと詐欺ですよ。 と、思いつつ所さんの本を読んでしまうんですねぇ。 絶対、他人にはお薦めしないですよ。所さんの本。 私のお薦めする本に間違いはないって、信用ががた落ちしちゃいますもの。
この本、読んでいる人のほうが少ないと思うので、説明しますけど、珍しく。 タイトルに「トコロさんの新昔ばなし」ってついているとおり、「鉢かつぎ姫」だの「いなばのしろうさぎ」だの「白雪姫」だの「人魚姫」だのに自己流アレンジを加えたものなんですよ。 似た本に、『むかしむかしあるトコちゃん』って本も出してますねぇ。所さんは。
で、本人が「無価値ばなし」と評するままの無いようです。ん?内容です。 だから感想書くのは無理ね。
安部譲二さんの解説はうなずいちゃう。 歌うたいが、小説書いたり、絵描きが小説書いたり、あまつさえそれが素晴らしい作品であったりしちゃあいけないよ。 みなさん、その世界から出て活躍したらいけません。 それ以外出来ない人の職奪ったらダメですよ。 と、小説を書く私はいつも思います。 私は職でやってるわけではないですけど。
しかし、このタイトルに意味はないのだろうなぁ・・・・・・
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