妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2002年04月16日(火) |
『少年探偵17 魔法人形』(小) |
なにごともなく。本当に何事もなく、誕生日の一日は過ぎて行きました…。 いいんです。欲しい物をくれる人は身近にいないですから。 ケーキくらい食べたかった。
この日記、人に読ませるような書き方していないし、読んでいる人も大していないと思っていたのですが、読んでいる人が極少数ながらいるようなのでちゃんとやります。 あまり変わらないとは思いますけど。
【江戸川乱歩 ポプラ社】
明智小五郎・怪人二十面相と聞くと、気が遠くなるくらいときめきます。 そりゃあもう、小学生の時分にはポプラ社から発刊されたこのシリーズを寝る間も惜しんで読みましたもの。 なんで今頃それを読んでいるのかと言うと、たまたま母が弟のために古本屋で買ってきたのを横取りしたのです。
いいですねぇ。 公園で人形を操る腹話術の老人。かどわかされる可愛い女の子。 人形の館に、少女の扮装をして忍び込む少年。 美しい生きた人形。
そして明智探偵登場。
少年探偵団なんてどうでもいいです。 明智探偵と怪人二十面相の攻防が楽しいのです。これは小学生の頃から変わりませんね。かわいくない子どもです。 でも、危機に陥る小林少年にはなぜかときめきます。 明智先生、助けてーと。一緒に思います。 でも、大抵小林少年は自力で脱出しちゃうんですが。 助け出されるのはいつも、少年探偵団の子ども達。役立たず…ボソ
あ、明智先生はけして少年趣味の人ではありませんよ。 世間で誤解されてそうで。ちゃんと幼な妻がいるんですもの。彼には。 でも、二十面相は絶対に明智先生のこと好きね。
少年探偵団シリーズは毎回毎回ワンパターン。 でもいいの。それが楽しいの。 水戸黄門と同じなの。 水戸黄門に最初から印籠だせよ、と言ってはならないように、明智先生に最初から出てこいよと言ってはいけない。
新しく壮丁が変わったこの機会にもう一度読み直したいものです。 その前にまず、山積みの乱歩作品を読まないと・…。
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