佐々木咲 |
子宮内膜症 |
4年前に子宮内膜症と診断されて。 通院して服薬して、ほぼ痛みもなく日常生活になんの支障もなく妊娠希望もしていないのでその生活を続けていて。 先日、かかりつけ医に「左側の嚢胞が薬では小さくならないままだから、手術で取ることも考えていいかもね」って言われた。(大きくもなっていないので薬が効いていないわけではない) 私も、これ取り除いたらいったん解決するやんと思ってたので、その話に乗って大きい病院の紹介状を貰った。 「取っても再発するから服薬は続けなければならない」というのは前提にある。 取ったから治った薬もやめられる、というわけじゃない。理解してる。 でもわずかながら癌化のリスクがあるようなものが体内にあるわけだし、薬で消えないのがわかってるなら手術で取るしかなくない…?やるなら若いうちがよくない…?という動機があって、めっちゃ手術する気になってた。 症状としては、数ヵ月に一度ぐらい痛いかなと感じる程度でほぼ痛みもなく、不正出血も最近なくなったしあったとしてもそこまで悩んでいない。逆に何がきっかけで最初に婦人科受診したん?ってぐらい何も困ってないし実際その理由もよく覚えていないわ…。 で、大きい病院に行ってきた。 内診して手術するかどうか決めるのかな、という心構えで行った。 なんと咲百合さん(看護師)が夜勤明けで病院まで付き添いに来てくれた。マジでなんていい人なの??? 診察までに1時間待たされたので時間持て余したし、診察終わってすぐ話聞いてもらえたので本当に助かったし…。 診察と内診して。 「後日MRIと血液検査をして、ただの嚢胞だとわかったら別に手術せずにこのままでいいんじゃないか」って言われた。 えーー🤔 「妊娠する確率を上げる為に取るのは有り」 まったく希望していないので、そこを基準に話されてもどうしようもないんだな…。 「卵巣はそう何度も手術できない。もし今手術して、再発して数年後また手術が必要になったらその時は卵巣ごと取ることになるかもしれない」 あーそれはそのタイミングで妊娠希望してたら困りますね…たぶんしてないけど…。 逆に言うと、今じゃなくて数年後に悪化?して手術が必要になってから卵巣ごと取っても私の場合は困らないかも。卵巣の使い道で言えばな。 「服薬を続けても嚢胞が小さくならない…って生活がストレスフルなのであれば取ってもいいかもね」 私の動機それしかないわ…。 なんだか。そんなお気持ちの為に、わざわざせんでもいい外科手術に命と金と時間を掛けたいとは思わない。冷静に考えて。 血液検査は先日かかりつけ医でして、マーカーが特に問題なかったのわかってるから、大きい病院で再度やったとしても突然悪い結果は出ないでしょう。出たらどうかと思うわ。 MRIは、嚢胞の表面の様子がわかる?らしいから4年振りだしやっても意味はあるだろう。でも定期的にエコーや検診しててずっと異常ないし、自覚症状もないので、たぶん問題ないでしょう。 だから結局手術しなくていいかな。かかりつけ医にそそのかされて、めっちゃやる気になってたけど。 なんだ…。 って話をたぶん来月かかりつけ医に持ち帰ることになる。別の病院も行ってみる?とか言われそう。それもありだよね。 でもドクターショッピングみたいになるし、時間を費やす気がないのでたぶんやらない。 これで検査結果が悪かったらあれだけど。 自分の話はいったん終わりで。 これは咲百合さんから聞いてすごく納得した話なんですが、「婦人科にかかる患者さんはメンタル平常じゃない人が多い」説。以下ちょっと偏見ある。 私が予約した医者が、ほぼ朝一の時点で診察30分遅れになっていて、それから結局1時間遅れになった。 診察にそんな時間かかるか?何か揉めてるのか? 咲百合さんのたぶん医学的見地ではなく人生経験から推察してることが、「子宮はストレスの影響を受けやすい。神経質だったり責任感の強い人は子宮の病気になりやすい。その性格ゆえ、医者の言うことを素直に受け取らなかったり、悪い方に考えて精神に影響が出る。そういう患者が多いから診察に時間がかかる。」 めっちゃ納得した!!具体的な個人のエピソードも聞かせて貰った。 私にも、思い当たる人間が複数いる。まず職場のリーダー(ヒスBBA)は、私より後からこの病気がわかったから向こうがいろいろ話してきて情報共有してるんだけど、服薬始めた当初「薬が全然効かない!何やっても痛い!」「薬を高いやつに変えたのに効かない!出血が止まらない!」って半年間ぐらい言ってた。 いや痛みってストレスや生活習慣に原因があるかもしれないし、そんなにすぐ薬が効いてないせいって自分で決めつけるのも変だし、不正出血は副作用だからしょうがないし。 って私ごときが言っても響かないタイプの人。 話を聞くと絶対私より程度が悪いし、その状態で痛みもあるんならなぜすぐ手術しない?って思ったぐらいなんだけれど、結局私と同じ薬を続けているみたい。本人が手術・入院を避けている。面倒だし仕事休まないといけないしみたいな理由で。いやそれは優先順位どうなん。もしくは、誇張して話してるだけで実際は大した程度ではないのか。 そんな性格の患者が多かったら、時間が押すだろうね。 確かに、病院で病気だと診断されて子宮や乳房(は婦人科管轄じゃないらしいけど)を取らないといけない可能性が出たら、パニックになるのはわかる。 私の場合でも、私が医者相手に、でも痛みがないわけじゃないし!薬が効いてないんですよ!じゃあ手術でしょ!って押し切ったら、手術やってくれるんだろうしな。 他の内臓でも同じことが言えるのかもしれないけれど、女性器を損なう(言い方悪かったらすみません)って多くの女性にとってちょっと特別なのかも。 もちろん婦人病になる原因がすべてストレスや性格ではないでしょう。自分の場合は遺伝や体質に原因ありそうなので。 でも婦人病が増えたのは、女性の社会進出や出産の遅れが原因にあるらしい。社会進出ってつまりストレスが増えたことかいな。出産の遅れは、もし皆が二十代半ばから3人ぐらい妊娠出産していればみたいな仮定だろうから今ちょっと無理があるだろと…。 若い頃は「生理毎月来る必要ない」って思ってた人多そう。遊びにも仕事にも悪影響しかないもん。さらに若くでさっさと妊娠しないゆえに病気になるなんて勘弁して欲しい。 一方で不妊治療が非常にポピュラーな昨今だし。卵子凍結とやらも。世の中が昔よりはるかに複雑になったんだろうな。 私の「妊娠希望してないからどうしようか迷う」というのも、見る人によっては病気だからって諦めてる!未婚だから強がってる!かわいそう!って思われるんだろうな。 不調で病院行ったら病名付いた人と、妊娠を目的として医療行為を受けに行く人は全然境遇が違うと思う。 みんな生きたいように生きよう。 |
2024年06月26日(水) |
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