消え残る想い


最近、書いてるけど投稿してない文章がたくさんある。
しかも買おうかなって書いてたものをもう買ったりしてるから…記録したいことだけ後日投稿する。ネギちゃんってこういう書き方なのかないつも。


取り急ぎ今大切なことだけ。ネタバレあります。芝居の核心には触れてません。
このページの要約:みんな観て。


まず初舞台生の口上が尊過ぎて泣いてしまった😭
この命たちが本当に尊い。思いが。時間が。空間が。過去のこの季節にもここにあった同じ類の希望が。こんなにも尊いものなんだって。どうして人(経営陣)は忘れてしまうの。怖い。
同じ理由でロケットも泣いてる。良いロケットだよね。


お芝居、超能力で歴史ミステリーなのを降霊術でちょっと騒がしくしてるようなお話。私は凄く好きなタイプなのだけれど、歴史興味ないからあんまりって人もいそう。
mstk先生の作品は歌が良い。ゆーて私がすぐ思いつくのはBJとメランコリックジゴロだけなのだけれど、歌が作中でなくても通用するような歌詞なんだよね。
台詞でもある「人間の存在はちっぽけなもの。この場所は変わらない。あるのは永遠だけ」みたいな価値観や、最後の歌詞の「互いを自分のように見つめ」「自分を愛するように君を愛し続ける」っていう他者への愛、今聞いたらみんな泣くやろ。

当て書きが「他人と違う特殊な人間だがそれを受け入れて変わり者として生きているれいこ」と「他人と違い特殊であることを恐れて生きているうみちゃん」が、お互いを知りあって心通じ合っていくって最高に天才。
たぶん過去一、れいこが堂々としていて主人公感ある。今まではうみちゃんが引っ張ったり(今ロマ応天の門デスホリフリューゲル)引きずらせたり(川霧ギャツビー)してれいこを変える話が多かったから、最後にして開き直ったれいこが怯えるうみちゃんを全力でフォローする関係性があの、良き。
れいこが引っ張る側の作品は他には〜Neptuneしかないのでは。

みちるが最近、学年の割にシャカリキな役でどうなんと思ってたら、ここにきてシャカリキを極めたような役ですごい。
そう来るのか…やっぱ社長令嬢とかセレブゴルファーとか間違ってたよな…。1週間経ってから見たら、ペース配分してて序盤はちょっと落ち着いてた。そうだよな…。
あのテンションで噛まずに組長級の学年の専科生と渡り合ってるのは純粋にすごい。

セバスチャンという役が、とても龍が如くのハンジュンギなの…私は周りにこれ通じる人いないけれど、絶対ツイッターでこれ言ってる人いると思ってる。
銀髪逆立ててて一人だけ世界観おかしいんだけれどなぜあのビジュアルなのだろう。やすくんの塩顔も、権力者に雇われた裏社会の人間というのもハンジュンギ。6の方ね。
代役でてらくんになって、塩顔じゃなくなるからハンジュンギじゃないかも…と思いきやガタイが良すぎて完全武闘派なので7のハンジュンギに近づいたかも。

りんきらについて、母が「ギーズ公はカトリックだから」って言い出してそういえば!!
でもこれ観てる人の中で、14年宙組バウホール公演SANCTUARYの記憶ある人はりんきらのファンと私たちだけやろ…。(14年かなと思いつつ調べたら合ってた)

はるみくんの、マジでこんな人おりそう感は今回もすごい。
ひすみさんの役名、ひすみりんやんな?って思っちゃう。東京千秋楽まで笑い取れそう。
たかしょうさんは、私花組さんの最後の記憶が金色の砂漠🌹なのでほぼ知らないのだけれどちゃんと上手い人だ。座談会で「もともと身分が低かったのが議員になってのし上がった」という設定だと知って、めっちゃしっくりきた。
あましさんはフィジカルがすごくて腹筋試される場面があるくらいなのだけれど、私は活舌がもっのすごい良いなって今回初めて気付いた。訓練したんだろうな。きっと歌も就任までに仕上げてくるんだろうなって楽しみにしてる…。

コロスの振付が結構斬新なのと、音楽が台詞に合わせてて演出になっている点も好き。映像を使ったのも先生初の試みらしいし。
ショーの方も、振付が斬新なことに助けられてると思う。そういうの大事。これからも外部の人に仕事してもらえますように…。


ショーの、緞帳が上がる前に映像での演出がある。金かかってそうなやつ。
初見はじっくり観たから若干酔って、フィルハーマジックみたいやけど幕が上がったらどうなってるんやろ〜と思ったら普通にトップスターが板付きで逆にびっくりした。そこひねらんの。
映像は110周年を意識したもので、全組をアピールしつつ最後に月のモチーフが出てくる。母が、この映像は全組バージョンあって他組の公演でも使うんじゃないか?って言ってた。どうかな。宙組も110周年セレブレーション作品だったから、作ってあったかもしれない。だとしてもお蔵だけど。

内容は、あの、壮さんと早霧さんの退団公演と6割ぐらい同じです。
中詰めがラテンだったら焼き直しかよってキレられてたやつ。そこは違うから大丈夫。
紫の蝶のドレス着てコーヒールンバ歌ったらどうしようかと思ったけれど、それもなかった。
ちなっちゃんの場面が若者ノリなの、なぜ…?まっつやだいもんの場面はがっつり大人っぽかったのに…。

序盤は助手に書かせた?ってぐらい凡庸(暴言?)で中詰めから挽回してくる。
マスカレードはほぼずっと仮面、中詰めはスパニッシュで全員帽子被りっぱなし、パレードはシルクハットなのでちょっと2階からご贔屓を探すのは軽めの地獄です。これは苦情来ても仕方ないぜ…?
まぁ初舞台&セレブレーションだから、衣装も華やかさ重視で初めて観る人を楽しませるの優先だね🌸

焼き直しとか言いましたが、「こういうのでええねん感」はめっちゃある…!!!
ベッタベタな構成で、わかりやすくて、華やかで、お衣装もそっちに振り切ってて間違わない。
あと退団者へのはなむけが全力なの。フィナーレの構成や立ち位置もそうだし、パレードが長い(よね?)のも愛だなって。
パレードの歌が、うみちゃんがさようならでお辞儀して、れいこがありがとうでお辞儀なのも、考えられすぎていてすごいなittk…。
なんなら中詰めから退団者コーナーあるし。普段銀橋を渡らないタイプのスターが渡るやつ好きだし。

私はこの公演でガチ目の贔屓が2人も辞めるので、ショーで本当に泣いてる。意識しなくても泣く。
フィナーレからデュエットの演出が、すごく良いのでみんな観て。

全員で歌う「あの絆で固く結ばれた日がもう一度訪れるように」みたいな歌詞、これで今泣かない人いないでしょ。

今が120周年、130周年に繋がる日でありますようにとみんな願っている。願いは止められない。人がどうあろうと、この土地で生きる限り。

2024年04月07日(日)

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