佐々木咲


男と女と職場の独り言

おっさんが女性蔑視することについての話題ってツイッターでもよく論争があるけれど、
うちの職場だけで言うと、中年男性で
「面倒なことは見向きもせず放っておけば女が勝手にやる」
「女に何か頼む時は特に説明せずこれこれが欲しいって言えば、あとは女が全て工面して整えて完成品を用意してくれる」
「女に何か頼む時にお願いしますと言う必要はない。だからありがとうもいらない」
「自分が放置したことのフォローを勝手に女がやってて当然」
と思ってる人はたくさんいる。ふつーにいる。問題ない。

そして、それが苦じゃない女性もたくさんいる。
もちろん不服だし爆発しろって思ってるけど、表面上は愛想良くして文句言わずにフォローをちゃんとする。
中には、そうやって男の世話をすることが好きな女性もいる。
それには私は、いやお前の親でもなければ旦那でも彼氏でもないのに何…?しっかりしろ…って怖くなる。

でもまぁ、私も仕事場ではそんなくそみたいなおっさんにも愛想良くするのがいい大人なのかなーと思うので、そういう人間になりたい。

男だから女に対して偉そうなんだとか、女だから男にバカにされるんだとは思っていない。


横柄な態度って、おっさん→女性に対してだけではないよね。
女性でも、自分より年少だったり気弱な人や立場の弱い人を見下してひどい扱いする人がいる。
そういう女性に勝てない気弱なおっさんや、そういう女性にまで優しくできる人格者のおっさんもいる。

私はそもそも職場では、
「職場で勤務時間中なのに、どうして自分より年齢も社歴も給料も上の人(しかも他部署)がほったらかしてる仕事のフォローをしないといけないの?」って思うから、愛想は皆無。
仕事はやる。自分が困ることは全て排除する。

今日、例の虫程度の脳みそしか持たない営業にスカイプでぴゃっとお知らせの連絡を入れたら、「?意味がわからないです」とだけ返信が来た。
へー。私も今度そのフレーズ、虫さんに使っていいですか?😄って思いながら既読スルーした。
今お前がわからんって言う理由も賢い私には理解できてるけれど、お前の管轄だからちょっと考えればわからんわけないし、マジでわからんなら営業内で聞けば解決するし、まぁ事が起こってみればわかるわ、って感じの事柄なので。
既読スルーしながら、この人は何か起こってもいっこも頭を使わずに「ぼくわからない」ってその場で呟いたらお世話してもらえるような環境で育ったんだなと思った。
40歳半ばでろくな人間じゃないから、嫁さんの兄貴が経営してる会社でしか勤め人ができないんだろうな。

それで考えたんです。
今まで私はこういうおっさんに対して、家で奥さんにこうやって世話焼いてもらってるから職場でもこうなんだろうなーと思ってた。
でもたぶん違うわ。根本は奥さんに原因がないと思う。
生まれ育った家庭の方が根本的な問題なんじゃないかって、直感的に感じる。
そういうお母さんに育てられたんやろうな、って直感的に思ったの。

それで、ちょっと話が逸れまして、
職場や出先でやたらお喋りするじいさんっているじゃないですか。
誰かと仲良くなりたいわけでもなく、中身のある会話がしたいわけでもなく、ただもう話を聞いてくれる相手を捕まえたら喋り倒すじいさん。
店員に絡むタイプのおっさんじいさんも含めて。
そういう人って「家で誰からも相手にされないんだろうね」って印象がたぶん一般的にあると思うのですが、
家で相手にされなくなるって、この『生まれ育った家庭が原因の性格』をこじらせた結果、奥さんや子供(つまり育った環境が異なる人間)に受け入れられなくなって見放されるんじゃないだろうか。

未婚三十路OLの独り言でしかないけれど、そう考えたの。

自分が20代半ばの時、年上の人を見て「30歳過ぎたら絶対に性格は変えられない」と思った。
そして性格的な部分は誰も注意してくれない、矯正してくれない、間違ってても愛想笑いしかしてくれない環境に置かれるようになる。
アラサーになった時、周りのアラフォーの性格が荒ぶり過ぎていてもう手遅れで呪いに掛けられているようにすら思えて、BBAになったら自我を失ってしまうのか…?と怯えたものです。

やっぱり他人に優しくすることって常に忘れないように心掛けていないと怖いな…。
書いてて結論がここに至った。よく気が付いた。毎日思い出したいこれ。

2020年10月27日(火)

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