生存報告―目指せたくまし道。
〜こっそりひっそり編〜


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2010年10月13日(水) チリ事故&キャンドル・ジュン

チリの落盤事故がなぜこんなに注目されるのか分からないんだけど。今日なんて笑っていいともの生放送を中断して救出の瞬間の映像が入った。えー!なんで?なんでそんなに注目なの?途中でさらに落盤しちゃうとかなくてよかったけど、そこまで刻一刻と追う事件でもない。

今ニュースにするなら犯人捕まってない高校生殺害事件とか尖閣諸島とか北朝鮮とかアフガニスタンの動向とかいろいろあるし。ハンガリーの汚泥流出事故のほうがその後の処理めっちゃ大変だし。

テレビ局ってほんとにリアルタイムで動く事件好きだよね。それで視聴率取れるからって上からの命令でそうしてるんだろうけど、犯罪を犯した芸能人が出てくる時に待ち伏せするとか、私はそういうの追いかけて表情をズームで寄ってまで見たくないタイプ。涙をこぼす時に雫を狙ってカメラで寄るもの嫌い。

「会見で泣いてるとことか覗き込むように撮ってる映像を見てるといじめっ子気分になって嫌」と書いてる人もいたけど、ほんとに、そういうの良くできるなぁと思う。まあ仕事だからだけど。そういうの見たいでしょ?って押し付けも嫌。

高校受験で合格発表掲示板見に行った時報道らしきカメラに寄られて嫌だったなー。無表情で手続きに向かったらびっくりした顔で"受かってたんですか?おめでとうございます"って言ってくれたけど(←喜ぶ顔を撮りたかったはず)、向こうも仕事だし、カメラに寄られ慣れないとなのか。

よく聞く「真実を伝える!」とかなのか知らないけど報道なんて大体ねじ曲がって伝わるものだしいろんな事情で報道出来ないことがいっぱいなんだから、真実を伝えたいならもっと他の手段があるだろうに、全然説得力無い。

報道が大きな力を持ってるから、ていうなら少しわかるかな?好きだから、とかその中でも自分の良心に従って行動したい、とか。週刊誌とかもそうだけど、品位を保って欲しいっていうのはやっぱ綺麗事なのかな?赤裸々に書いてあったり、事実を脚色しているゴシップ誌も売れるんだろうし。まあ買わなきゃいい話か。

広末が再婚、って相手の人が新聞に出てるけど、ああいう写真だって勝手に使ってるんでしょ?それってどうなの?新聞社だったりテレビ局が撮った映像は好きに使っていいって、著作権保護しすぎじゃない?今回みたいに撮った時とは関係ない状況でも使われちゃう。まあ、規制したらそれはそれで困るけどさ。>>肖像権についてはコチラ 明文規定はないらしい(゚-゚)

「スッキリ!」って番組でそのキャンドル・ジュンて人から"自分は見た目で判断されたりするからメディアに向けて発言したり出来ない"とメールが返ってきたらしく(じゃああんなにタトゥー入れなきゃいいのにってツッコミはあるけど)、でもそういっても撮られた写真は新聞には載るしテレビでも使われちゃうんだよね。まあこの場合は芸能人と結婚したって事実がそうなることが予測できるしそうした生活になるって自分の行動の責任でしょってことなんだろうけど。

大きなメディアがそういうことしてるのに、個人ブログでは顔乗せが是か非かとかいうことが問題にされる。本人が公然と出てればいいってなるけど、じゃあ犯罪者が護送?される時の映像は?悪い人だからいいのかって話になる(これに関してはいいと思うけど)。やはり公共の報道かどうかってこと?でも自宅前でわざわざ待ち伏せしてインタビューとかあるし。

私あのドキュメンタリーっぽく撮影しててディレクターとかが話し言葉で話してるのとかすごく苦手。「あ、いたいた!」とか入ってるの。丁寧語じゃなく臨場感を出してるんだろうけど、ああいうのすごく嫌。なんでだろう?プロがちゃんと制作してない段階のものを公に報道出来ちゃうかんじが嫌なのかな。それとも私が普段から距離感あるのにタメ口きかれるの苦手だから?

とにかく、メディアで働く人には、メディアの力や関わった人に与える影響をちゃんと考えて行動して欲しいな、と思う。

そういえばGLAYのTAKUROがインタビューに答えてたんだけど、彼は言ってることがミュージシャンにしてはまともですごく好感が持てる。「俺はミュージシャンだから〜」とか「俺には歌しかないから〜」とかじゃなくて、普通に仕事してる人と近い感じというか。周りに対する責任とか、いろんなことをやってみようっていう姿勢とか。そういうのをかっこつけずに言ってるかんじが。

逆に考えるとメディアをうまく利用すればいいってのもあるんだけど、なかなか難しい話よね。
自分で強さや知識を身につけるのが、やっぱり大事なのかな。

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