生存報告―目指せたくまし道。
〜こっそりひっそり編〜


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2010年10月05日(火) 「天使のくれた時間」(2000米)

途中で黒人さんが車で現れた時にあれ?これ見たことある?と思ったんだけど、最後までわからず^^;

ニコラス・ケイジ主演のファンタジー作品。現代は「The Family Man」なのにこの邦題は一体。

主人公は13年前に恋人とニューヨーク〜ロンドン間で遠距離になってから、結局別れちゃって、仕事一筋で成功をおさめウォール街の大手投資会社のCEOになっている。

ていうか別れの時主人公は遠距離でもずっと好きって言うけど彼女がロンドンなんて遠くて無理って言う。がんばれよ〜。

で、ある出来事があって目覚めると、妻と子供2人がいる世界っていうファンタジー。しかも自分は小さなタイヤ工場で働いている。住まいもホテルの最上階じゃなく郊外の一軒家。

最初は元いた世界がいいに決まってるじゃん!何の不自由もなかったのに!こんな貧乏で妻と子供がいる所帯じみた生活なんて要らん!という主人公。









↓↓↓ネタバレあり↓↓↓











だけど、なんとか大手投資会社(現実世界で自分が勤めていた)の会長にプレゼンして働かせてもらうことができることになる。でもそうすると仕事のために特典のホテル暮らしになって、今みたいに娘を送ったりする4人暮らしはできない。

で、最初は反対するけど、妻が言うのね。郊外の一軒家で子供二人との時間がある今の生活を捨てても、あなたと一緒にいたいって。

結局主人公は転職を諦めて、家族との生活に満足するようになる。

なったところで、現実世界に戻る。(せっかく慣れたとこで……)

現実世界の妻は、現実世界の主人公と同じく別れてから仕事一筋で生きてきて、支店をまかされてパリに行くっていう。そこで主人公は、彼女を引き止める。もし、13年前違う選択をしていたら、どうなっていたと思う?って。まあ、そんなこと想像もできないって言われちゃうんだけど。は?何言ってんの?みたいなかんじで断られるw

ニコラス・ケイジおもしろい。あの風貌が苦手だったんだけど、アクションでよく出ててみるようになってから、おもしろいー。娘とのやり取りもかわいい。

お金より愛が大切だ、とかいう単純な話じゃなくて。

最後にそっけない彼女に主人公が話をしようって言うの。で、2人がいろいろ話している途中でエンドロールが流れる。だから完全にめでたしめでたしって終わりじゃない。

そこがよかったなー。だってさ、別に他の人でもいいわけじゃん。新たに家族を築くにあたって。彼女にとって今は興味のない元彼って存在である自分。何もパリに行くって元カノを引き止めるんじゃなくて、他の子でもいいのに。なのに、異世界で彼女と子供の4人の生活をした主人公は、彼女を口説く。他の人だったらあの可愛い娘にも息子にも会えないかもしれないもんね。

なんか、キスして両想いになってわーい、じゃなくて、彼女を得るために一生懸命になる姿がよかったな。仕事以外の人間的な感情に動かされて、不確かだけど信じて頑張るっていう。女の人は特に、元彼とあったかもしれない未来なんて、今が不幸じゃない限り考えもしないのにw

ツッコミどころはあるけど、楽しく観られる映画でしたー。

>>「天使のくれた時間」(2000米)★★★★☆   memo : 「あなたに降る夢」「もしも昨日が選べたら」



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