生存報告―目指せたくまし道。
〜こっそりひっそり編〜


DiaryINDEX


2006年04月04日(火) ま、夢の話なんだけどね。

"本当に?" "うん"

目の前で、彼女が優しく頷いた。

ああ、僕は幸せ者だ!どんなにこの瞬間を待ち焦がれたことか。

それまでの彼女への想いが、どんなに想っても届かずぐずぐずと胸の内でうねっていた感情が、その一言で払拭された。

"ありがとう!絶対に幸せにするよ" 僕の胸は充足感にあふれた。

"私、ちょっとトイレ行ってくるね" 彼女が席を立つと、入れ違いに昔の男が現れた。

不細工な、しかし僕よりずっと強い絆で彼女と結ばれた男。

幼い頃の、少女の頃の、そしてつい最近までの彼女を一番知っている男。

この男に彼女を幸せに出来るわけはない。人に流されるばかりで、主体性のかけらもないこの男に。

同時に、僕は知っていた。彼こそが、彼女が心から求めている相手だということを。

"早く行ってくれ" 僕は彼に懇願する。

僕は背後に彼女の気配を感じた。咄嗟に彼を隠す。

"なんでもないよ、それよりもこれからの話をしよう"

そう言った僕が見たのは、今まで見たことのない喜びにあふれた彼女の――


これからじゃダメなのか。今から頑張るから。僕を見てくれないか。

君が辛いときには夜明けまでずっとそばにいる。

喉が渇いたら、水を持ってくるよ。お腹がすいたら、食べ物だって。

海が見たいと言ったら、車で連れて行ってあげる。

星が見たいと言ったら、一番近い処まで連れて行くよ。

君の喜ぶことだったら、僕はなんだってするから。


――でも僕はあげられない。君に、こんな笑顔を。

どうしたら君が喜ぶか、何をしてあげればいいか、眠れなくなるほど考えたって、どうしたって、僕にはできない。

百万回想ったって、君の気持ちは変わらない。

彼女を見つめる僕の目から、とめどない涙があふれて、あふれて。

++

女性の笑顔ってのは素晴らしいもんですね。敵わん。彼女は綺麗なストレートの長い髪の女性で。男は、三期の林くんに似てたよ(←ひどい)。

あと、必死で交番を探す夢をみた。ロケ現場の小さなほら穴の中に交番があった(あるわけない)。



HOME