*不敗*
*もくじ*|*きのう*|*あした*
あたしって めーっちゃ ビビリで怖がりやねん
「ふしぶしは痛くないですか?」
「全然痛くないですっっっっぅ!!」(必死のアピール)
「これから痛くなるかもしれませんねえ」
「げ・・でも 痛そうになる気がしません!(すごい無理矢理) それに 熱も微熱みたいです・・インフルエンザって高熱なんですよね・・?」
「いや 今年のインフルエンザは 7度台が多いんですよ〜」
(ひぇ〜〜 そうなのか?そうなのか? 高熱ちゃうん・・? うぞーーーーーん)
「・・・・ぅぅぅぅ」
「別にインフルエンザの検査は強制じゃありませんからね・・したくなかったらしなくていいんですよ^^」
「はあ・・・でも 明日仕事休めないんです」
「笑 インフルエンザだったら 絶対仕事いけませんよ ぷぷぷ」
「ぎゃははは ですよね・・」 (あたしも 自分のいうてることが 支離滅裂なことに気づいた)
「ぷっ」
「お好きにしたらいいですよ」
「ハイ・・・」
・・・・考えちゅ 考えちゅ・・・・
「思い切って検査しときます!( ̄^ ̄) えへん!」
「ハイ わかりました 笑 思い切りましたか・・ぷっ」
「ハハハ 思い切りました」
・・・看護婦さん(今は看護士いわなあかんの・・?)にむかって なにやら指示・・・
「あ!・・・・」
「どうしましたか?」
「あのー 検査って痛いですか?怖いですか?」
「少し痛いかもしれませんね」
「え? そうなんですか???? ナ・・ナ・・・ナニスルンデスカ?(ドキドキドキ)」
「粘膜を少し調べますからね」
「ネンマク・・・? (ナンジャソリャ) ド・・ド・・ドウヤッテ・・?」
・・と 長いこより みたいなんを センセは 掴んだ
こより?????
こよりなにすんねーーーーん!
「鼻から粘膜とりますから 少し我慢してくださいね」
(げ・・・鼻の穴に こんな長いこより つっこむん?????うぞやろ・・・?まじ?)
(鼻毛カッターしてきてへんぞーーーーーーーーー!)
「あ・・あ・・・ああああ・・・・・・・」
「力抜いて楽にしてくださいねー」
「あ・・あ・・・ああああ・・・・」(イヤが王にも <かおなし>の物真似がはいってしまう)
あたしは 怖さのあまり
センセのヒザの上に手を乗せていた
こよりが 鼻の穴にはいったとたん
「きゃああああああ」 と絶叫しながら
センセのヒザを おもくそ掴み それでも 「すみません」と あやまりながら
やっぱし その掴んだひざを おもくそ 向こうに押した
センセも看護士さんも うるさい患者やなあ・・とおもってたんやろなあ・・・
大爆笑しながら
ふたりとも あやまっている
ぷぷぷ
センセまでが 「ごめんごめん」を連発・・・ わははは
看護士さんって 患者さんにはなんで 赤ちゃん言葉つかうねーん
「ごめんなさいねー もういたくないでしゅよー」
あたしは 赤ちゃんちゃうわ!
ええおばはんじゃ
・・と思うものの (気持ちは すっかり赤子同然・・)
「あーん めちゃいたいやん」 半分怒りながらそう独り言みたいにいうたら
また 二人に笑われた
「あのー?」
「?」
「鼻血 でますか?」
「笑 たまーに出る人もいますね・・」
「あのー?」
「?」
「えへへ・・あたし 出てませんか?」
「あははは はい 出てませんよ」
「あはは よかった・・・えへへ」
「あはははははは」
センセと看護士さんは 笑った・・・・・
(●・・●)れお
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