*不敗*
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2005年02月17日(木) |
おたまじゃくしはカエルの子♪ |
尻愛は 3人家族
夫婦と娘ひとり(小学1年)
「あんなあ・・・娘がネコを飼いたい言い出してん」
「ほー」
「まいったわ」
「うん・・・やめときや・・・」
「うん・・? なんで?」
「あんたんとこ 生き物に愛情ない人間ばっかしやん
あんたんとこに飼われたら 生き物が迷惑や」
「わははは やっぱし?」
「うん マジ かわいそう!」
「やんな」
「うん ネコなんかもってのほかやで」
「うん あたしネコアレルギーやねん」
「へえ そうなん?」
<自分がいかにネコアレルギーかということと ネコアレルギーの症状と 過去の話を延々聞かされた>
「そやから ママがいるからネコは飼えない・・・って娘があたしのせいみたいにいうねん あの子は ネコが飼いたいけど あたしがアレルギーやから無理ってことは 理解はしてんねん・・でも飼いたいから あたしのせい・・であかんっていうねん」
「ふむ・・・じゃネコはいちお あきらめとんやな?」
「うんうん まあね・・で・・ネコがあかんなら ハムスターが欲しいいうねん」
「やめとき」
「ん?」
「ハムスターの寿命は短いで・・2年や 哀しいで・・」
「うん」
「・・・ってゆか 2年も世話ようせんやろしな・・あんたんとこ みんな生き物に愛情ないから」
「笑 そうかな」
「そうやわ・・・ほんまにあんたんとこ みんな薄情で冷たい人間ばっかしや ダンナを筆頭にな
ぬいぐるみでええやん しゃべる人形あったやん あれでええやん」
<去年かおととし 少しブームになった しゃべる人形 というのがある いくつかの言葉を人形は記憶されていて 自分勝手に しゃべってくるねん
それも そこの家にはあってんけど 案の定 数日で ほったらかしになった
たかが人形やねんけど
「哀しいよおー 抱っこしてくれないと哀しくて泣いちゃうよ」 とか
「元気だそうね〜」 「キャハキャハ 今日は優しいね うれしいよお」
そんな言葉を人形が 勝手にしゃべると 人形ってわかってても
なんとなーく 情がわいてくるやん?
それでも そこの家族は <うるさいなあ>と言い出し
最後は おばあちゃんちにお払い箱になった>
「あの人形でさえ かわいがれへんのに ほんまの生き物なんか あんたんとこ無理!」
「あの人形ほんまにうるさいねんもん・・・イライラしとうとき ごちゃごちゃ話かけられたら たたいたろか思うでほんまに・・」
「あはは 生き物はもっとうるさいで こっちの都合のええように静かにしてくれへんで 人形みたいに ほったらかしといて ちゃんちゃん♪ですまへんで」
「うーん」
「金魚もどないしてん」
「グサッ・・・・死んでしもたな」
「そやろ・・・ 金魚欲しい言い出して こうてきて2日で おばあちゃんとこもっていったくせに! ほんで それきり見向きもせんかったやん おばあちゃんに世話させたやん」
「ちゃうねん 金魚はしゃべれへんからイヤいうねん」
「犬もネコもハムスターもしゃべれんがな 笑」
「ハム太郎がしゃべるやろ?
「ぎゃはははははは あほか・・・笑 しゃべるわけないっちゅーねん わははははははははははははは」
「そんなん ハム太郎は漫画やからしゃべるけど ハムスターはしゃべれへん ってちゃんと教えて納得させたらええやん それこそ こうてきて しゃべらんかったら また金魚とおなじ運命やんか
インコやったら しゃべるぞ」
「うん・・そやから九官鳥とかどうかな・・おもててん 笑」
「あほーあほー あほ家族ーー って覚えるわ ははは」
「わはははは そうかな」
「っちゅーか マジなはなし あんたんとこはほんまに 生き物飼う資格ないで 生き物がかわいそうや おたまじゃくしにしとき」
「おたまじゃくし?・・・カエルになるやん」
「ええやん・・・カエルも案外かわいいで」
「いや! あたし カエルめちゃ嫌いやねん」
「おたまじゃくし 育ててカエルになったら 田んぼにはなしたったらええやん
わざわざ お金出して 生き物かうことない
そのへんにおる 虫みたいなんでええやん
あ! 鈴虫どない?」
「うん・・おととしこうて すぐ死んだ 笑」
「ほんま あかんな」
「うん・・・わりとな」
たのむから なんも飼うな・・・
そうホンキでおもっている
「子供って いっときの感情で 動物ほしがるやん? それやで」
「うん わかっとんねん」
「だいいち あんたんとこ 誰も世話できるひとおらんやん」
「うん・・ダンナは娘がネコみたいなもんやしな」
「やろ? ダンナも猿みたいやし 動物みたいな家族でええやん」
「そやな」
「そやで」
ほんまに 納得したやろか・・・ ふぅ〜
(●・・●)れお
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