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2005年01月16日(日) |
風景2<獣医にて〜> |
獣医さんで診療がおわり 会計を待っていた
小学生くらいの男の子が ドアをあけて
「おばあちゃん はよはよ〜」優しくドアをあけたまま おばあちゃんと犬がはいるのを促す
おばあちゃんは 大きな荷物をひきずるように 1匹の犬を連れて(抱えて)はいってきた
あたしの座ってる長いすの 反対のはしのほうに座った
男の子はそれを見届けて
おばあちゃんとあたしの間に座った
あたしに 屈託のない笑顔を見せながら
人見知りもせんと 話し掛けてきた
「あるかれへんねん (ニコニコ)」
あたしは 男の子がドアをあけているあいだ 男の子ばかり見ていたので (男好きやというても ロリとちゃうでー 笑) おばあちゃんのことも 犬のことも 気にとめてなかった
? そんなかんじで 男の子と犬とおばあちゃんを交互にみた
おばあちゃんは 誰にいうともなく・・・
(でもあたしにいうたんやろな)
「もう高齢でね・・・歩けませんねん (微笑み)」
<あ・・・そうなんや>
おばあちゃんは ひとりごとみたいな感じで
犬と男の子の両方に話し掛ける
「おしっこしたらあかんで」
「ここにきたら 緊張するんか すぐおしっこちびるねんから (笑)」
「オムツしてきたらよかったな」
そう言いながら
「足の上に乗ったら重たいがな(笑)」
よいしょ こらしょ と言いながら
犬を 荷物を動かすように 動かして 紙おむつを引いた
「これでええ」 「ささ ねとき」
犬は されるまんま 紙おむつをお尻の下にひき ゴロンと「ふせ」のポーズになった
顔だけ見ても 高齢かどうかなんか わからへんかった
おばあちゃんが 紙おむつをひこうと 犬を自由自在に(やや重たそうに)動かしているとき
(人間が座るみたいな 前屈?の姿勢になったときに 下半身が不自由な様子がわかった)
うちの犬も 高齢だ
うちの犬は 「真っ黒」なので 白髪がいっぱいでてきた
顔も半分以上 白髪になってしもて
毛の様子をみても 高齢なんやということは わかる
でも 顔は いまでもあどけなくて (飼い主バカ? 笑)
目だけは 子供の頃とまったく かわらへんまま 優しい目をしている (飼い主バカです)
散歩をしていても 時々 足がもつれることがあって
勝手に ずっこけてしまうことがある
若い時なら 「マヌケやなあ」と 笑えたのが 今では 年のせいなんかな?って
なんだか哀しい気持ちになってしまう
年をとっていくのは 仕方のないこと あたりまえのこと
その先にあるものは・・・・・
わかっているけど
そのことを考えると どうしようもない気持ちに襲われてしまう
わかってることなんやけど・・・
紙おむつの上で 優しいおばあちゃんと 優しい男の子に守られて 気持ちよさそうに 待ってるワンコと うちのワンコがオーバーラップしてしまいそうになりながら
ちょっと キュンとした気持ちになり
男の子の腕に巻かれてあった (なんちゃらレンジャー?みたいな 大きな腕時計みたいなおもちゃ?)をボーと見ていた・・・
(●・・●)れお
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