*不敗*
*もくじ**きのう**あした*


2005年01月09日(日) 命の奇跡

知人が去年の夏に 月足らずで双子ちゃんを生んだ


1キロにも満たない弟くんと かろうじて1キロのお兄ちゃん


哀しいことに弟くんは わずか生後数日でこの世を去った



残った お兄ちゃんは一生懸命生きた 生きようとした


医療チームも ママもパパも まわりもみんな お兄ちゃんの成長を願い

一喜一憂する毎日が続いた



体重もやけど

月が足らずに生まれてきたあかちゃんは 内臓ができあがっていない


ギリギリの段階で生まれたので  

あとは 彼の生命力と 命の神秘と 医療チームの技術と

みんなの愛と祈りの奇跡に賭けるのみ



何度か ママからの哀しい声を聞いた


それでも 彼は懸命に生きた






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そのあいだも 彼は精いっぱい生き続ける


なにひとつ気の利いた やさしい 言葉もかけられないまま

それでも 祈りは一緒なんだ・・・と 心のなかでつぶやきながら・・・




今日 久しぶりに パパに逢ったら

嬉しそうに

「抱けるようになったんやで」

「母乳も自分の口で飲めるようになってん」

満面の笑みでそう報告を聞いた



「今月末には退院できそう・・・」



ママは毎日 母乳を飲ませに 病院に通い

弟にまだ 対面していない お兄ちゃんは

写真でしかまだ見ることのできない 小さな弟を抱っこすることを楽しみにしている


「○○くんも お兄ちゃんやねんから パパに甘えとったら はずかしいな」

パパの膝の上で あかちゃんがえりしている ○○くんにそういうたら


生意気そうに


「オレ お兄ちゃんやぞ!( ̄^ ̄) えへん!」 そうあたしに えらそうに言った (うふふ)


○○くんも いつのまにか <オレ>ってゆうんやなあ・・・( ̄m ̄〃)ぷぷっ!


そのことを からこうたら 「オレは筋肉だあ」 と わけのわからんことを叫んでたけど(あほや)(笑)


やっと・・・

もうすぐ・・・


ほんまの


「おめでとう」 が 彼の家族にやってくる・・・・



生まれた時に あたしは なにも言えなかった  言うてへん

「おめでとう」  やっと言えそうや・・・ o(*^▽^*)o~♪




世界のなかで

世界のどこかで 失われていく命


たった1キロの命でも 一生懸命 生きている


どんな命も 命の重さにかわりない・・・・・・・・・


たった1キロの命でも

その生を祈り 喜ぶ人がいっぱいおるねん


うん


自分の命も
誰かの命も


大切にせんとね・・・



(●・・●)れお


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