*不敗*
*もくじ**きのう**あした*


2003年07月04日(金) 安楽死

会社の わんくん(仮名・年齢15さい)は 年寄り犬だ
目も白くにごってしまって もう見えていないらしい

前立腺の病気も 併発しているらしい
(肝臓も悪そうだと 病院で診断されたらしい>検査をしないと なんともいえないらしいけど)

階段ののぼり・おりも 自力ではできず
最近は 歩くのさえ おぼつかないほど・・だそうだ

年齢がそうさせるのか
いくつかの病気のせいか・・わからへん
(両方かも)

わたしは 老衰で死んでいく犬を飼った経験も見たこともない
病気で苦しむ犬は飼っていて 死んだ・・・

・・・
社長が わんくんを病院に連れて行ってたみたいだ
病院からかえってきた わんくんを見て なんだか泣きそうになった

もう何ヶ月も わんくんの姿を見てなかったので
ずいぶんと 衰弱してる様子に胸が痛かった

昼食を食べてるときに
社長が話し掛けてきた

「安楽死をたのもおもてんけどな」

・・・

数日前にも チラリとそんなことを 話し掛けられた

犬に対する 飼いかたや考え方が おそらく社長とわたしは違うというのは
以前から 感じていたし
つきつめて話せば たぶん おたがいが不愉快?になるかもしれない気もしていたので わたしは シビアな問題については ほとんど自分の考えは
真面目に話したことはない

・・・

「いくつかの病気を併発してるみたいやけど 治療の余地はあるし
 治療すれば 治るみこみもある
 年齢は確かに高いけど(小型犬のほうが 若干 大型犬より同じ年齢でも
 若く 寿命も長い)人間でいえば 80さいくらいです
 治るみこみのある犬を 安楽死させることを 立場上 賛成はできません」

病院でそう言われたというのだ

社長は 頭のいい人なので
医者の言ってる意味は理解できると言う

でも・・と言う

「治療してなおしても たぶん また次の病気がでてきたり
 足腰が弱ってるのも 病気だけやないとおもう 年のせいもあるやろ
 そんなんで治療しても また苦しいだけちゃうんやろか?
 それならいっそ 安楽死したったほうがええことないか?」

わたしは とても まずいご飯を食べながら
もしかしたら
とんでもないことを ゆうてしまいそうな自分を
おさえながらに その話は もうしたくないおもいでいっぱいだった

だまって聞いていた
ほとんど なにもしゃべらず もくもくとお弁当を食べながら
早く食べ終わって その場を立ちたかった

「なあ ○○さんなら どうする?どうおもう?あんたも犬こうとうやろ」

・・・・一言だけ ぼそっと言った・・・・

「命あるかぎりは 最後までまっとうさせてやりたいな・・」

社長は 苦い顔をしながら
まだいろいろと 話し掛けてきた

たぶん
真面目にその問題の意見を言い合えば言い合うほど
平行線だろう

治療費の問題
誰が世話をするか・・という問題

そういうことも いろいろいっていたな〜

わたしも 獣医の治療費には いつも泣いている
理想と現実は ちがうことの しんどさも わかってるつもりだし
じっさい 苦しむ犬を見ていることの じぶんの痛さは もっと感じてるつもりだ

そういう現実問題を突きつけられたら
ひとことで
「かわいそう」だけでは むずかしい部分があるのも わかるし

わたしが同じ立場になったとき
わたしはどうおもうのか どうするのか・・・
わからない

(変なことを言えば 社長はお金もちやのにな・・・なんてことも
 おもってしまう)

いぬに高額なお金をかけることを
じぶんのなかの価値観として 「もったいない」と思う価値観を
否定はしないけど
それが「できるおうち」 であることは
わたしからすれば 本当に うらやましい

わたしは それさえ できないのだから・・

獣医さんには
「もういちど 考えみてください」と言われて かえってきたらしい

数ヶ月前に「前立腺」が悪いと診断されたときに
どうして 治療してあげなかったんだろう・・

わたしはそのときも なんともいえない 怒りと哀しみを感じたけど
なにもいわなかった

ひとには それぞれの事情があるのだから・・と・・

わたしじしん 満足な治療をしてあげられないのだから
ひとのことを どうこういえるわけがない

(うちの ワンコも皮膚病をもっていて耳が悪いので
 定期的に 病院にいかなくちゃいけないけど
 治療費のこともあって 十分な医者通いはできない状態だ)

答えなんかでるわけないんだ

簡単に答えなんか でてたまるか!


*今日の花言葉*
もくれん(紫)・・・自然愛


*r





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