でした。 早いものです。 死に目には会えませんでした。 ちょっと無理しても数日前に会っておけば良かったかもしれません。 通夜は〆切り中だったのですが初七日には行けました。
父方の祖父の方はお通夜も初七日も四十九日にも行けないという孫不孝ぶりでした。 やっぱり〆切り中だったので。 当時は月に2本連載してたのでかなりきゅうきゅうだったんですね。 なんせ普通の仕事と違うので時期が悪ければ1日、2日の仕事休みが丸1ヶ月分の休み(原稿落ち)になってしまうわけですから。 1本遅れれば後からやる1本に響くし、悪くすれば2本落ちることになるかもしれない。 原稿落ちは人に迷惑をかけることだから絶対にできない。 もしかしたら私1人いないくらいどってことないのかもしれないけど それでもできない。 でも仕事で大切な人を見送ることもができないというのは哀しいことですね。
ちょっとそれが嫌になって少し仕事減らそうと連載は月1本にしたんでした。 1本だったら急なお祝いにも不幸にも合わせて動くことができる。 最近は何か、余裕あるのに働かないような罪悪感が湧いたりしますが、 いざという時は突然にやってくるから…
他の、沢山の仕事を長年抱えてる漫画家さんたちはきっとそれと同じくらい沢山のことを犠牲にしてると思います。 自分で選んだ道を突き通すのが幸せだといえばそうなんでしょうけども…
…あ、何か暗くなってしまいましたが、 三回忌は明るく終わりました。 お寺までの道中も美しい桜並木を幾度も通ったし、お寺の桜も満開でとても綺麗でした。 久しぶりに家族全員揃っていろいろ話せたし。 帰りに食べたイタリアンはとても美味しかったのです。 しみじみ生きてるって素晴らしいな〜と幸せ実感したりして。 あちらの世界の皆さんにも桜が見えてるといいな。
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