例の茄子からは音沙汰がありまてん。
良かった、良かった(⌒▽⌒)
病棟も落ち着いて来ましたし、小さい事件は
あるけど、しっちゃかめっちゃかな状態では
ありまてん。
ホント、なんだったんだよって感じです。

少しずつ補助さんも介護福祉士の資格を取って
病院を辞め、新たに施設に就職したりと人が
どんどん減ってきていまつ。
急性期、ケアミックスとの違いはあるけれど
急性期病院ですら茄子や補助が足りないと聞きまつ。
それだけ医療・介護の現場は酷な環境なんだと思う。
ぱんちゃんなんかクラークだから患者さんの側には
本来は行かないし、人手が足りないからマスクを
掛けてあげに行ってたけど、患者さんのオムツ替えや
体位の交換なんかはやらないし、ましてや洗髪や陰洗、
資格があれば爪切り、清拭（身体を拭く）、
入浴やシャワー、手浴などしません。
直接じゃなくてもベッドのシーツ交換もしませんし、
透析や検査の送り出しとお迎えにも行かない。
だから患者さんとの接触はホボ皆無。
まぁ、マスクを掛けていた頃は声掛けとかしてたし、
話せないけど頭がしっかりしている患者さんとかは
アイコンタクトで返事を返してくれたり、認知で
宇宙人になっても色々話をしてくれたり、声出しが
凄くて絶叫してても

「◯◯さん、お声が聞こえたから会いたくなって
会いに来ちゃった（笑）」

そういうと叫ぶのを辞めて微笑んでくれます。

「ああ、判るんだね」

エイドアシスタントさんからそう言われたことも。
仏頂づらしてた患者さん。。。さっきまで笑って
たのにって思っても匂いでお通じがあったなって
判るから、

「◯◯さん、お通じあったのかな？
お尻気持ち悪いよね、今、替えてもらうから
ちょっとだけ待っててね」

そういうと、頷いてくれたり。
直ぐに補助さんが来てくれると患者さんも
「ああ、本当に伝えてくれたんだ、直ぐに替えて
くれたんだ」
って思って信頼してくれて、次に会ったときには
笑ってくれる。
宇宙人になった女性の方は、マスクを着ける際に
茄子や補助さんには会話が成立しないけれど、
ぱんちゃんが声かけすると返事する。。。なんて
事も。

「今日、◯◯ちゃん（娘さん）が来てくれたのよ、
だからマスクしましょうね。」

って声を掛けると

「◯◯ちゃ〜ん！　あのね、良い子良い子して
育てたの」

って。
「うんうん、判るよ〜。良い子に育ったじゃない？
◯◯さんの子育ては正解だったわね（笑）」
って言うと、

「ありがとー」

って。
そういう話を本来は患者さんのご家族には立場的に
してはならないんだけれど、コッソリとお伝えする
事もあります。
会話が成立しない、声を出さない状態の患者さん
だったりすると特に。
娘さん、嬉しくて泣いちゃったけど（＾∇＾）
どんな状態でも、お母さんなんですね、そして
どんな状態でもお父さんなんですね。
患者さんに優しくありたいって思うのは皆同じ
なんだけど、手が足りなくてついつい患者さんに
キツイ言葉を掛けちゃう人もいまつ。
そうなると噛みつかれたり引っ掻かれたりする茄子、
補助さんが出て来まつ。
実際、私にはバイバイしたり「助けて」「帰りたい」
と言いますが、暴力はないです。
でも茄子や補助さんには噛み付いたり、グーでパンチ
したり、引っ掻いたり暴言吐いたりしてます。
この忙しさは仕方がないんですけど、私の勤める
病院ではともかく身体を清潔に保ってくれていて、
お風呂もシャワーも清拭もベッドでの洗髪や陰洗、
手浴は頻繁にしています。
一斉にオムツ交換の時間以外はまず糞尿の匂いが
病棟に漂っていません。
施設に行くと劣悪な環境なんかは特にオムツ交換は
交換時間以外は絶対にしないなんて感じで、廊下
どころか病棟や施設のお部屋近くから既に糞尿の
匂いが酷いなんて所も多い。
特に施設は医療機関では無いので、入所者さんの
身体の清潔を保つ事の意味は二の次なんて所も
あると聞きます。
そんな中、本当に頻繁に40人の患者さんの清潔を
保っている我が病院スタッフ達は凄いと思う。
もちろん、それが普通なんだけどね。
そしてもちろん、他の病院もそうしているはずです。

病院に勤めていると、色々と考えさせられますね。

「生きる」とは。。。
「患者の家族の一生懸命が病院側からは煩いと捉え
られてしまう」
「感謝してくれる家族とやって当然だと考える家族」
「遠くない将来、自分の親の時はどうするか、また、
自分はどうするのか」

本当に色々考えるようになります。
でも、基本は、患者さんと共に毎日平穏に楽しく
過ごせたら。。。と思います。
だって人生は一度きり、そしてまさに今を生きて
いるんだもんね。



頼むから変な人を雇わないでくれ…だわよ。