2002年03月01日(金) |
蛙ぴょこぴょこ、みぴょこぴょこ |
その日、朝から雨が降っていた。 ぼよっちは今現在、会社へはバスで通っている。 1時間に2本しかないバスだから乗り遅れるわけには行かない。 だから朝はやらないんだけれど、帰りは一つ前のバス停で降りて歩く。 台風が来てない時以外はまず歩いている。 どうせ歩いても5分〜10分の程度である。
さて。そのバス停には沼がある。 一応「**池」という名前がついていて池らしいが、 どう見ても「沼」である。ここにはアヒルもいて、 とりあえず魚もいるらしい。 でも、水草が覆い繁っていて手入れをしていないから、 やっぱりどう見ても「沼」なんだよな・・・。 最近は日も延びては来たものの、バスを降りる頃はもう暗い。
何げに歩いているとなにやら黒いものが歩道にへばり付いている。 良く見ると大きな「カエル」だった。 しかも死んでいるらしい。
もう少しで踏みそうだった。
「うぎゃぁ〜っ!!!!」 と叫んでしまった・・・恥ずかぴ〜(T-T*) と、ここで高校生2年生の頃の「カエルの解剖」を思い出した。 ちょっとここで紹介しようと思う。大いに笑っていや、呆れてくれたまへ。(涙)
先輩から「2年生になるとカエルの解剖があるよ」と聞いていただけに、 2年生になるのが嫌だった。 ぼよっち、
ケダモノと 爬虫類と 昆虫と 魚は
大の苦手なのである。
「誰かにやっても〜らお♪ どうせ蛙は班で一匹なんだしぃ♪」
・・・とんでもない話だったのである。 いや、班で一匹には変わりなかったのだが、 何がとんでもない話だったかというと、
「ぼよっちの班の子達は皆、蛙が嫌いだった」 ・・・のである。
ちなみにぼよっちの学校は幼稚園から専門学校までの エスカレーター式の学校で、中学からは女の子ばっかりなのだった。 仰向けに大の字になって根っ転んでいる蛙を前に、
「誰がお腹を切る?」
と班の皆。
「あたしヤダ☆」
と言うと、皆がそれぞれ言った
「あたしもヤダ」。
じゃんけんで決めようか、いや、くじで決めようか・・・ と言っている間に授業終了の鐘が。 そう、「丸々1時間、誰が「カエルのお腹を切るか」で終わってしまったのだった。 理科の先生からは「あれ? あんたたちの蛙は?」と聞かれ、 「え? ここにいるは・・・ず・・・」
げ、蛙がない( ̄□ ̄;)!
・・・そう、トレイの中には何も無かった。 そして、何気に下を見ると、何と ぼよっちの足に・・・・へばりついていた のである。
ぎょえ〜〜〜〜〜〜〜!!! ・・・絶叫したのはいうまでも無い。
もう泡を吹いて気絶寸前。 いや、気絶しているバヤイではない!
なんとかして蛙をひっぺがすべく、自分で取れば良いものを なんと先生に 「取ってケロ」 と頼む。 いや、冗談を言ってる場合じゃないんだけれど、 マジで言ってたのだから今思えば笑える。 先生にひっぺがして貰うと「この蛙、生きてるぅ!」 と班の皆が言う。 そりゃそうだ、逃げ出したくらいなんだもんね。 先生からは
「死んでたら解剖の授業にならないだろうがっ! っつーか、お前等いったい1時間の間何をしてたんだ?」
とちょっちオカンムリ。
「誰がお腹切るか決めてた」
というぼよっちたちの素直な答えに、爆発寸前(?)の 先生はトーンダウン。それどころかのけぞって呆れてしまった。 そんな事は当日までの間に決める時間が充分にあったのに 誰もが「誰かがやってくれるんじゃないの?」と思っていたので 決めていなかったのである。
次の授業までには10分しかない。
・・・という訳で、解剖は全て先生がやってくれました。 ぼよっちたちは「きもちわる〜い」とそっぽ向いてたので、 一体誰の為の解剖の授業なんだか(^^;)
当然、カエルの解剖は
「何故したのか」 「何がどうなっていたのか」
今もって判らない。
イカの解剖をした時は足の部分で「塩辛」もどきつくって 振り回して遊んでたのに、良く判らん生徒だったろうと 自分でも思う・・・。
でもその時の理科の成績は確か「5の上」だったよ。
うちの学校、10段階評価だったんだけどね。
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