5/1(月) 生きる価値なし男ちゃん。
数週間前の土曜、彼女と軽く飲んでうちへ帰ってきたときのこと。
オレは酒を飲むと高確率で、腹が緩んで下痢をするんですな。
その日もそれっぽい予兆はあったんだけど、彼女が先にトイレに入ったんで、
ま、後でいっか、とリビングのソファーに腰を下ろしたわけよ。
すると突然! ものすごい便意が襲ってきやがった!
ここ最近では類を見ない伝説の大波、ビッグ・ウェンズデーの到来ですよ!
オレ 「ヤバい! トイレ、まだ !?」
彼女 「あー、もうちょい待って」
オレ 「・・・頼む!早くしてくれ!」
彼女 「だから待ってってば」
今まさに切羽詰まってるオレの身を知るよしもなく、
彼女の素のトーンに憤りさえ感じるオレ。
そうこうしてる間にいよいよマグマは噴火の兆しを見せ、
肛門を中心に全身の筋肉を硬直させて対抗するオレでしたが、
やはり原始のパワーにはかなわず、
マグマは徐々に噴火口から漏れ始め・・・。
彼女 「大丈夫?もうちょっと待ってて」
オレ 「ぁ・・・・ぇ・・・・・」
人間、極限の状態では声を出せんですよ。
その間、人にとっては数分だったろうけど、
オレは次の瞬間には噴火するであろうそれを必死に食い止め、
また次の瞬間には噴火しそうになっているそれをまた精一杯ふんばり、
そんな瞬間瞬間の闘いを無限と繰り返してるような感覚で。
もういてもたってもいられなくなってヨロヨロとトイレに近づくオレ。
さすがに現状を察したか、彼女も不安げな顔でトイレから出てきた。
彼女をはね除け、トイレに駆け込んだその瞬間!
彼女が悪戯心からトイレのドアを掴み、ドアを閉めさせないという暴挙に出やがった!
頼む!今はじゃれあってる場合じゃないんだ!
その手を離してく・・・・・あ。

・・・・・すべて・・・・・終わった・・・・・。

生まれて初めて、ウンコを全部漏らしたですよ・・・。
パンツはもちろん、ズボン、靴下、スリッパ、床、全部ウンコまみれですよ・・・。
そこから二日ほど、ウンコの臭いが鼻から離れませんでした。生きるって辛いね・・・。


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written by オレ 

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