3/3(木) メイドカフェで萌えてきました。
生まれて初めてメイドカフェとやらに行ってきたですよ。
メイドカフェっつーとメイドさんのコスプレをした女子が店員として働いてると。
その程度のことは知ってても、その実態なんてオレは無知に等しくてね。
正直、プチ風俗なのか純粋な飲食業なのかもわかってなかった始末。
でもみんなその程度でしょ、メイドカフェに対する認識なんて。
そんなわけで前から気になる存在ではあったんだけど、
なかなか入店する勇気も機会もなく、今に至った次第。

が、先日とあるメイドカフェの前を通りがかったところ、
店頭に置かれてたメニューが目に入りまして。
「コーヒー 450円」
えっ、こんなに安いの !?
最低でも1000円は取られるもんなんじゃないの !?
全然普通の喫茶店プライスじゃん! 行けるじゃん! 大島やったじゃん!←森三中
そのことを女友達に話したところ、是が非でも行きたいと熱望されまして。
オレとしても、男同士でいかにもな雰囲気で行くより、女連れの方が好都合。
そこからは二人してネットを駆使して予習をしまくり、
やれこの店はこんなサービスがあるだの、やれこの店はこんなイベントがあるだの。
こんなに自ら進んで勉強したのって受験以来じゃねぇか?
仕事もしないで何やってんだ、オレ・・・。

そんなこんなで、本日の入店へと相成ったわけでありますが、
そもそもメイドさんとは家にいるもの。
てことは、メイドカフェはメイドさんの待つ我が家という設定。
すなわち、入店=帰宅を意味するわけですな、ややこしいけど。
そんなだから入るなりお出迎えですよ。
「おかえりなさいませ、ご主人様」
ギャー! メイドの定番セリフキタ―――(゚∀゚)―――― !!!
もうこの時点でいわゆる萌えですわな、萌え。
またこのメイドさんがかわいいんだわ、 マジで。
メイド服がかわいいのはもちろん、もろにアイドル顔でプロポーションも抜群。
おまけにオレの好きな黒タイツ着用。That's パーフェクト。
そんな娘が「ご主人様」ときたもんですよ、あーた。
これを萌えずして何に萌えるっての。
見れば友達も女ながらに相当萌えている様子(二人してバカ)。

一切合切をいちいち説明すると長くなるんで要約すると、
注文を聞くときはご丁寧にひざまずいてくれたり、
頼んだアイスカフェオレに目の前でシロップを入れてくれたり、
帰る(家を出る)際にはエレベーターまで見送ってくれた上に、
「いってらっしゃいませ」と見送りの声をかけてくれたり、
メイド的サービス満載で相当萌えたんだけど、
特筆すべき点は以下の二点。

まずは萌えのボルテージが頂点に達した瞬間ですが、
二人ともあるサービスを狙ってオムライスを注文したのね。
そのサービスとはメイドが目の前でオムライスにケチャップで絵を描いてくれるというもの(笑)。
まずは友達が「なんでもいいです、おまかせで」と頼むと、
メイドさんは「えーっと、描いたことないんで下手ですがー」なんて謙遜もしつつ、
「じゃあ今日はひなまつりなので」と、お内裏様とお雛様のキュートな絵を披露。萌え〜。(→画像
次にオレの番が来たんだけど、オレは少しいたずら心が顔を出しちゃって、
「じゃあコロ助をお願いします」とあえてメイドさんの描けなそうな絵をオーダー。
「えー、コロ助ですかー? わー、どうしよう、ヤバいですよー」なんて言いつつ、
結果は完璧とも思えるコロ助を披露。さすが、お見事!(→画像
二人ともニヤつきながら、愛のこもった(←妄想)オムライスをパクついたのでした。
メイドカフェに行ったらまずはオムライスを注文すべき。これ、マスト。

ここまで読んで「バカじゃねぇの」と引いてる貴女に朗報。
上記のような萌えポイントばかりがメイドカフェじゃないんです。
いや、むしろ、こっちの方がメイドカフェの醍醐味かも。
というのが、店にはメイドさんごとにコミュニケーションノートが置かれてて、
ノートにはメイドさんの日記や客の書き込み、
それに対するメイドさんのレスポンスなんかが書かれてて、
昔のラブホテルに置かれてた交換ノートの様相を醸し出してるんですが、
ここに記されてる客(=ご主人様=オタク)の書き込みが熱すぎ!ヤバすぎ!
「ヤッホ〜!また来ちゃったよ〜!」なんて80年代的ノリもあれば、
魂のこもったメイドさんの似顔絵が描かれてたりもして、
「僕なんかどうせ笑われてるんでしょうが」なんて自虐的なヤツもいれば、
確実に精神の崩壊した文章を書いてるヤツもいたりして。
しかもそのどれもが汚い字&気持ち悪いペンネームで、
オタクウォッチャーにはたまらん好内容。爆笑必至。
食後は笑いを必死にかみ殺しながらそのノートを熟読し(二人とも終始無言)、
萌えのベクトル、笑いのベクトル、双方向よりおなかいっぱいになった我々でした。

でもオレらを接待してくれたメイドさんが本当に普通の人でさ、
コミュニケーションノートに旅行の写真なんかを貼り付けてるんだけど、
そのファッションから雰囲気からいたって普通のかわいい女子大生でオタクっぽさは皆無。
話す雰囲気からも「あ、この娘はこっちの人じゃないんだろうな」って匂いが漂ってて。
てことは、絶対に面白いからって理由でここでバイトしてると思うのよ。
学校の友達に「聞いて〜、昨日来た客が最高でさー」なんて話してたりして。
でも職場ではその立ち振る舞いから言葉遣いからメイドになりきってて、
ノートではどんなに気持ち悪い書き込みにも親切丁寧な優しいレスポンス。
そこにはオタクをからかったり笑ったりする要素は微塵もなくて、
「ちょっとドジだけど一生懸命なあなたのメイドです☆」的姿勢を貫いてるわけよ。
この完璧なまでに演じきる姿勢はプロなんだなと心から感心。
メイドカフェでバイトするにあたってもっとも問われるのは演技力なんでしょうな。
あと、オムライス用のイラストを描く画力と。

店を出た後、上がりきったテンションが収まらず、
「今度はおごるからもう一件行こ!」と、
別のメイドカフェにハシゴしたのはここだけの話・・・。


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written by オレ 

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