10/16(木) 「携帯で写真を撮ること」のかっこわるさ。
これにはみなさん異論反論があるとは思うんだけど、
オレは携帯に付いてるカメラを全然認めてないのね。
そりゃね、その利便性や機能性は認めざるを得ませんよ。
最近ではやれ100万画素だの200万画素だの、
完全にそこいらのデジカメのスペックを凌駕してるもんなあ。
が、そこにスタイルはあるのか?とオレは断固問いたいわけだ。

そもそもさ、携帯で写真を撮ってる様ってかっこわるくない?
上手く言えないけど、なんつーか、「絵にならない」というか。
携帯を被写体に向けてさ、カシャッなんてやってんの。
どうも不自然っつーか、無理してるように見えるっつーか。
オレは以前からことあるごとに「俯瞰的に自分を見るべき」と言ってきたけど、
携帯のカメラを愛用してる人って、そういう俯瞰で自分を見れない、
いわば、第三者の目を気にしない輩が多いように思えるのは気のせいか?

でもそれはオレが携帯のカメラというものにいまだ免疫がないだけで、
たとえ今は無様に見えても、今後はこのスタイルがスタンダードになると言われれば、
オレとしては何の反論も出来ないし、そうなのかなあと言うしかない。
単にオレが「今どき」についていけてないオヤジなのかもしれない。

が、今回言いたいのはそんな撮影時のかっこわるさじゃなくて、
携帯で写真を撮るという、その行為自体がかっこわるいとは思わないか?ってこと。
要は、機能に踊らされてるだけじゃねぇのか?と。
だってさ、そもそもそれってただの携帯電話なわけですよ。
で、それにカメラ機能が付いたと。わっ、便利。じゃあ使おうと。
この単純さってどうなのよ? バカ丸出しじゃねぇ?
よくいるのがさ、もともと写真なんて撮らなかったくせに、
カメラ付き携帯を買った途端、急に写真を撮りまくるヤツね。
もう目も当てられない。踊らされっぱなし。自らバカを証明してるようなもんだわな。
あと、別にさ、写真はそれでしか撮れないわけじゃなくて、デジカメというものがあるわけよ。
そのふたつをひとつにしたから便利というこの発想が貧困すぎねぇか?と。
ただふたつを足しただけで、そこに何の新しさもない。
ほら、オヤジが愛用してるような、タバコが入る胸ポケットの付いたTシャツってあるでしょ。
他には、携帯を収納できる小さいポケットの付いた鞄とかね。
そういう「ダサい一工夫」と似たようなものを携帯のカメラには感じるわけよ。
で、そんなのに必要以上に食いついちゃう人たちを見てると、
例えばマイナスイオン発生装置付きのエアコンを買ったとすると、
マイナスイオンが何だかわからないくせに、なんだか得したような気になっちゃう、
そんな悲しい小市民性がにじみでてるような気がして嫌なのよな。

いや、さっきから何度も言ってるように、便利なのは認めてんのよ。
でも便利とか以前に「携帯で写真を撮ること」のかっこ悪さは無視か?って話。
携帯で写真を撮るってだけで、その人の文化レベルの低さを露呈してる気がする今日このごろ。


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宮永さん、スターリンDVD焼きますよ。


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written by オレ 

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