一行詩



目次前の週後の週




2003年05月20日(火)
選集 5/12〜5/19


■隙間のないシャツ ++ 枕元京平


   もうそんなには 言って砂になったリコーダーでも







■第一関節 ++ つばき    (MVP)


   木管楽器、明日が待ちきれずに初めて泣いた。







■ふわふわ ++ よごろうざ


   やおら手を伸べて指先に触れる柔らかな絶望を引きずり出す







■この通り ++ ushimaro


   三歩三十三十歩、隣の芝生は青いかな。







■眩暈とオトモダチだモノ ++ 透流


   デリ。 君がそんなに揺さぶるからいけないんだよ








■一点ラクチャック ++ ピッピ


   ネコ浮く、噛み千切れない、アスファルトっぽいところ







■シルクハットを携えて ++ 時刻人


   信号待ち、隣を見たら、超現実派が夢へ還る途中で御座いました。







■固執 ++ ふあこ


   だって僕土器は使わないタチなんだ!







■羞恥 ++ Zen


   飛んでいないところを見られた紙飛行機はやがて燃えてしまった。








 今週はちょっと投稿数が少なかったのかな?でもそういうもんだろうと思うし。毎週投稿してくれる人もいるので、数に関してはさっぱり気にせず。毎週投稿あっても、毎日あっても、同じのがひとつもないという事実があるので、毎日楽しみだったりする。うーむ。香ばしいことである。

 ということで今週のMVPはつばき嬢です。彼女はぎゅっと絞られたような余韻になる。一行だけで。なかなか素敵です。

 もっと時間に余裕があったらURLとか掲載できるのだけど。いかんせん、いつもヒィヒィ言いながら更新してるのでなかなかできず。申し訳ない。がんがります。僕が当然楽しむべき場所なのだけど(偉そう)楽しんでいってくれている人も多いようでそれがうれしかったりする。ええこった。それで良いものに出会えたのなら、儲けものじゃんか。とか。






[ マイエンピツドウゾ ]



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