ジョージ北峰の日記
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2016年11月27日(日) アメリカ大統領選と地球主義

某宇宙人からのメッセージ;

 人類は、どうしてこんなに争いが好きなのだろう。平和の為と称して、仲間同士でたえず争っている。
 無限に広がる暗黒の宇宙に浮ぶ、青く美しく輝く唯一の有限世界、豊かな環境に恵まれたたった一つの惑星、地球に住んでいるというのに。

 幸福や平和を本当に望むなら何故地球をもっと大切にしないのか。
 有史以前の遠い昔、恐竜が闊歩し、巨魚が我が物顔で睥睨していた平原や海。
 その頃、地球は植物の種類も少なくソテツや針葉樹など、栄養価の低い裸子植物ばかりだった。それでも恐竜達はずっと地球で共存共栄していた。 そして長く繁栄した。その上、彼らは滅亡後も、地球上に莫大な生態系創造の礎を築いた。現代の地上の豊かな地下資源や進化した植物や動物の出現は彼等らの存在なくして語ることは出来ないだろう。
 
 これは神話ではなく客観的真実だ。

  現代の人類は、霊長類のリーダーと自惚れているが、地球にどんな貢献をしてきたというのか?
  後世の地球に何か新しい遺産を創ろうと考えてきたのか?
  現世のリーダー人類は、今も多くの貴重な動植物を絶滅させ、資源を浪費し、親の遺産を食いつぶすだけの放蕩息子のように見えるが大丈夫なのか?

  今、人類は古生物達が地球の創造に果たしてきた大切な役割に思いをはせ、自分らも地球に何らかの足跡(貢献)を残そうとは考えないのか。

  創世期から、宇宙の中心は人類にあり、人類だけが地球史の中で重要な役割を演じてきたと考えているようにしか見えない。
  長い地球史の中で人類史の占める割合は、実はほんのわずかな時間にすぎないというのに。
  生命の起源である地球の生成と進化について、やっと解明の緒についたばかりだというのに。

  アメリカの大統領選は、これまで人類が解決出来ずに残してきた矛盾を一挙に噴出させたように見える。

   人間による人間のための政治の実現に向けて、社会正義、つまり「人権と自由と民主主義」を掲げグローバル化を推し進めてきたはずの世界のリーダーアメリカ。
   そのアメリカが現実に直面する困難な問題に挫折しようとしているのか。

   古い国家の枠組みを超え、本当の意味でのグローバル化を押し進める国があるとすれば、それはアメリカだと自認してきたはず。

 スキャンダル暴露合戦は論外だったが、しかし今回のアメリカ大統領選は、地球が抱える本質的な問題には目を背け、議論は、偏狭な自国の利害関係ばかりに終始していたように思う。

 これまで、アメリカは大きな矛盾を孕み(はらみ)ながらも、「人権と自由と民主主義」を標榜、宗教も民族も超えた人類最初のグローバル国家の建設を目指してきたのではなかったのか?
 例え歴史が違っても、宗教が違っても、民族が違っても、人類はいずれ高邁(こうまい)な正義に向かって歩むと信じた人たちが、地球統一の実現に向けてアメリカという国を築いてきたのではなかったのか? 
 それがアメリカの主導してきた国際連合ではなかったのか?

 今回のアメリカ大統領選は、そんなアメリカ本来の夢を何処かに置き忘れてきたかのように見える。
時計の針が止まっただけならまだ良いが、逆転し始めたのではないかとさえ疑いたくなる。
  今回の議論は冷戦時代か、またはそれ以前の国家主義の時代に後戻りするのではという疑念さえ抱かせる。

 これまで、世界各地で勃発してきた戦争や紛争は、人類が遭遇してきた宗教や民族対立、国家間に横たわる利害対立を乗り越える時には避けて通れない試練だと信じてきた。
 アメリカはこれらの矛盾を解決する為に、戦ってきたのではなかったのか。


 アメリカのこれまでやってきた戦争や紛争も、異論があったにっせよ、多くの人々に支持された、いやされざるを得なかった理由は、こんな崇高な理念が根底にあると信じられていたからに違いない。

 今回の大統領選は、これまでアメリカが掲げてきた高邁な理念をアメリカ自身が放擲(ほうてき)するのではないか、という危惧さえいだかせたのだ。
 
 世界中の人々が、アメリカ大統領選に落胆したのはそこなのだ。
これまでアメリカの正義を信じ、命をかけて戦ってきた多くのアメリカ人に新大統領はどう説明するのか!

 現代の科学技術のいちじるしい進歩を考えれば、遠からず、新しい世界秩序に向けて、世界統一国家の実現は避けて通れない状況にあるだろう。

 人が好むと好まざるとにかかわらず、状況はグローバル化に向かって走り始めているのだ。

  今こそ失敗は許されない。何故なら、人類が保有している現代の科学技術は強大で、人が人の手で地球を抹殺してしまう可能性さえ秘めているからだ。

 今、世界各地で起こっている紛争は、新しい世界の始まりに向けての、胎動と信じたい。
  
殊に、アメリカの良識ある人を信じたいのだ。

この状況をよりよい方向へリードすることはアメリカの良識ある人にとっても困難な仕事かも知れない。
 しかし何処の国がアメリカにとって代われるというのだ。

今回のアメリカ大統領選は、アメリカ一国の存亡だけではなく、(大袈裟かもしれないが)地球の命運をかけた選挙戦でもあったのだ。

 一方、意識的であれ、無意識であれ、地球の進化を押し進めようとする新しい動きも確実に育ちつつある。

  今、地球と地球上の全生命の生存を守ろうとする新たに進化した人類が世界各地に確実に増加しつつあり、彼らが新しい運動を世界中に展開しようとしている。

  この時期に、人類の進化が最も速く進んでいる筈のアメリカが内向きになって如何するのだ。

 こんな時代だからこそ救世主の働きをアメリカに期待しているのだ。


ジョージ北峰 |MAIL