泡のように消えていく
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なんで好きなのか考えていたけど 理由なんてなくていいんだと知った
ふたが外れて中身が溢れた こぼれたものはもどせない
当然のように言わないで あたしの中はいつだって こんなにあなたでいっぱいで いつ溢れてもおかしくなかった どこかでそれはわかってた
たとえばあの日の夕焼けや たとえばあの日の帰り道 いつ溢れてもおかしくなかった ほんとはいつも想ってた
ほんとは隣にいたかった
戻ってきてほしいなんて思わない ただ ひとりの夕方に 君を想うだけ
傷んだあたしの髪を笑いながら撫でた手
さりげない仕草で図々しく絡めた指先
かけひきの途中で偶然となり合った頬
嘘みたいな言葉を(あるいは嘘を)いくつもつぶやく唇
すこしのびてやぼったい髪の毛
時々怖いくらいまっすぐみつめる瞳
あたしだけが知ってると思ってた あたしだけしか知らないと思ってた
嘘をついてたのはあなたで それに気付かなかったのはあたし
さみしいよーさみしいよー あいたいよーあいたいよー
あたしの気持ちを無視しないで
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