極タマ語
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我が家のPC付属のDVD再生ソフトでは、最近発売されたDVDが再生出来ないらしい。 購入したまま積んであった某ソフトと某ソフトを再生してみたところ、1本はマトリックスばりの超超超スロー再生。 1秒間を10秒ほどかけて再生するその有様には呆然とするしかない。 人の声が低音で木霊する。
もう1本は1秒間を5秒ほど掛けて再生する。 登場人物が走る様子を見る時、その美しいフォルムと躍動する筋肉の流れに惚れ惚れする。
さんざ積んで放置しておいた癖に、観たい衝動に駆られ観たくてしょうがない。DVDデッキをリビングにお持ちの友に突然電話を掛け、本日会う約束を取り付ける。手土産はポンジュース1本。
晩御飯前には退散する予定が大きくズレ込み、何故か御家族と共に御馳走に預かっていた。しかし目線は画面に釘付け。たまに半笑いする友と私。 演劇のDVDだった為、興味が無さそうなお父様、お母様、大変申し訳ございませんでした。 ご飯、ご馳走様でした。大変美味しゅうございました。
鑑賞DVDは三谷幸喜の【Vamp Show】 2001年に上演されたホラーコメディ(説明文そのまま) この作品には、昨年急逝した 伊藤俊人さんも出演している。 このDVDを購入したのは他の出演者目当てだったというのに、オマケ収録のキャスト紹介で動く伊藤さんを観た時、涙が出た。 こんな時に本当に好きだった人は誰なのかが分かる気がした。 本編が始まれば、その時々一番魅力的なキャストに目が行っているのだが。
もう1本は【PING PONG】 結局観る事が出来なかったけれど家庭団欒の時間を小娘の我侭でお邪魔したお詫びに、貸し出ししてきた。最も、お父上は【たそがれ清兵衛】をリクエストしていたのだけれど。
帰宅して【元カレ】を観ながら録画ボタンと遊ぶ。我ながら空しい。良さそうな台詞が来る空気が読める脚本と演出に乾杯。しかし、こんな事でもしていないと活力が沸いてこない。
先日面接を受けた企業の、賃金と通勤手当を計算し直す。面接中に時給を下げられたのがどうしても腑に落ちない。足が出る通勤手当もどうしても腑に落ちない。 いっそ合格を頂かない方が気分が良い。
そして今日も夜行性から逃れようともしない。
2003年07月17日(木) |
今日も座っている。 (よくわからないメモ書き) |
久し振りなので上手い事、声色を調整できんかった。高いのなんのって。オウムが喋ってるみたいだった。「ピヨチャンカワイーピヨチャンカワイー。」「オハヨーオハヨー」などを想像すると近いかもしれない。 顔とか服装とか髪型に気を使うより、声とか身体とか姿勢に気を使った方が魅力的だと思うんだが、どうか。 個人的に姿勢が美しいヒトだと男女関係無く二割り増しで美人に見えるのだ。所作が美しいとそれだけ見惚れてしまう。私は自他共に認める猫背&妙な姿勢の持ち主なので残念な事に見惚れて頂いた事は無いだろう。腹筋も弱いので人様に晒せる体形では無い。夏どころか一年中、体形には自信が無い。 奇術でもかけられそうなアヤシイ自意識過剰な手の動きなら出来ますが。(気持ち悪いですか、そうですか。)
電話美人 笑顔美人 所作美人
持って生まれた造形の美しさとは又異なる美しさ。意識する事で、鍛錬する事で美しくなれた人達。滲み出る美しさに何時の間にか魅了されたり、時には体感したその瞬間に人を虜に出来る優れた能力だと思う。美しさを感じさせる身体は、言葉そのままその人の誇るべき身体能力なのだと思う。 対面の場や面接でのスピーチテクニックを磨くのと同時にそういった身体能力も鍛えておくのも必要だと痛感した。 といった所で、今日から椅子の上で体育座りをしながらのタイピングは辞めてみようと思う。
2003年07月15日(火) |
ホラーの季節(まだ下書き) |
七月も中旬だというのに何だか毎日涼しい。梅雨明けは何時かな。今夏は猛暑になるとの事で、8〜9月を楽しみに待て!と。関東では電力不足だという事で、このまま涼しい方が電力消費問題に関しては良いのかもしれない。あまり関係が無いかな。
本日、某所への外出ついでに渋谷の蔦屋を覗いてみた。煩悩と欲望の塊と化した身には極楽の様です。渋谷店ではビデオ5本レンタルで1本サービス(新入荷は除く)して下さるそうな、素晴らしい。ドラマを一シリーズ借りればバッチリ(死語)歯止めが効かなくなったらやりましょう。あとはレンタルカードが全店舗で使えれば言う事無いんだが。(蔦屋カードにそんな特典が有ればなあ)
季節柄かホラー・伝奇モノのコーナーが有る。【リング】【らせん】以降は常設棚かもしれないけれど。で、探してみたわけですね、先日の再放送希望リストのビデオを。有る所には有る物なんだなあとしみじみ。定期券さえ有れば通い詰めるだが、いやはや。惜しい。
TBSにて【ハンドク!!!】深夜再放送中。 私のテンションに対してタイムリーで嬉しい。非常に嬉しい。蔦屋での出費が減るよ、嬉しい。(そればかり)後は、後藤 大王 ひろひと【コワイ童話シリーズ】と金スマの【復讐する女MEGUMI】の再放送を・・・・。
それはさておき。 邪な見方無しでも十分面白いじゃないか。【TRICK】の番組宣伝を見て全話録画を決行した自分を思い出す。あの判断は正しかった・・・・などと思い出に浸っている場合ではなく。 馬鹿馬鹿しいノリとシリアスな展開とを具合良く混在させる。白々しく無いように、テンションの上げ下げは適度に。言葉で説明するのは簡単、けれど製作するのは難しいと思われる課題を難なくこなしていた。改めて思う。真面目に馬鹿をやるのはこんなにも楽しい。シュールな笑いが嫌いな方は御免なさい。 ハイスピードな台詞の応酬の中、画面の隅に居る登場人物にまで気が抜けない。登場人物は勿論の事、台詞回しまで濃い。一話目からしっかりとキャラクターが確立されている方々とあやふやな方々。普段なら落差が気になるのにドラマの中に上手く溶け込んでいる。文句を言う隙間を与えない。これが堤マジック? 前出の【トリック】でも主演の仲間嬢の棒読みっぷりが可愛くて仕方なかった。美少女と棒読み、それを取り囲む自己主張の強い共演者達。明らかに異質な空気が漂う一時間に魅了された。(でも2と映画は観ていない、ゴメンよ。阿部ちゃん)
【ハンドク!!!】放送当時は敢えて観なかった記憶が有る。理由は覚えていない。噂ではアンチが多かったらしいので、今ヒッソリとビデオで楽しめるのは観るのは幸せかもしれない。本筋とは違う所で自己主張し続けるサブキャラを楽しむ為にもビデオは必要かと。何処でどんなサービスをしてくれるのか楽しみでしょうがない。凝り性だなあ、堤監督。脚本の大石静先生もタマに出現する妙な台詞が面白くて復唱してしまう。一回目だと「赤チン貸してくれよ」とか「あじゃぱー」とか。(役者のアドリブだったりして。)一番に注射の練習台にされた高野がボヤく「ボクは確かに色白で血管が浮き出やすいから注射しやすいけど・・・・」まるで佐々木氏の為にあつらえたかの様な台詞(笑) 今作品も大石脚本・植田プロデューサー作品。愛されてるなあ、佐々木蔵之介。植Pか?植Pに愛されてるのか?
四天王と高野とバカイチ、キャスティング上等!!!
2003年07月09日(水) |
親子鑑賞会(メモ) 長すぎーるので要推敲 |
先日のお買い物メモから一つ脱落。 【一郎ちゃんが行く。VHS】 ビデオデッキの不調も気にせず無理矢理視聴。晩御飯を終え、母親が寛ぎだした頃を狙ってビデオを再生。中盤には母親も興味を持ち、二人揃って見ることに。
大満足!とまでは言い難いので、満足。中古品で安く入手出来たのも加算。佐々木蔵之介氏目当ての購入だが、主演の枡毅氏にも魅了。枡毅氏は最近だと【ショムニ】の社長役やサンウェーブのCM等の厳格な風貌とコミカルな役柄しか知らず。この作品も登場時は朗々と響き渡る美声での威風堂々たる登場。しかし、自宅に戻った場面で燕尾服着用のまま 「母ちゃん、お茶漬け作ってーなー。ぶぶ漬け作ってーな。」 に大笑い。江戸っ子ならチャキチャキだ。大阪弁の場合は・・・・浪速っ子?渋くキメる演技と崩したコミカルな役しか見た事が無かったので、まくし立てる演技が新鮮。関西弁大好きなのでこの路線ももっと見てみたい。・・・(下書き)
蔵之介氏の役所は、天皇の隠し子とされる高瀬宮。人々の噂では何度も名前が挙がるのに姿は見えず。いつ登場するのかと待ち構えてしまう。パンフレットの写真がアンニュイかつ耽美で「こらー、美しいわー(関西弁)」と漏らしていただけに期待大。 感想は・・・・顔筋が発達してる方だと。小学生番長:豪天寺ヨシオとか気のいい関西ニイチャンとか嫌味なボンボンと同じ人には見えない、聴こえない。声は清々しく澄んだ瞳と常に微笑を湛えたその姿。役者ってオモシロイなあ。 女性に膝枕して貰って甘える場面では本当にお子様に見えた。 すみません、ちょっと可愛いと思いました。女性の胸に顔を埋めたり、両手で顔を隠していじけて泣いたり、膝枕して貰いながら彼女の親指をチュパチュパ吸ったりと、観てるのはかなり恥ずかしいですが。いや、そういうシーンが有る事は知ってたんだが、いやはや。宮の孤独を告白する悲しいシーンでもあったのに思考回路が一瞬飛びました。
まあ。それはさておき。
大きい動きこそないものの、台詞の応酬が面白く言葉が舞台上で踊っていた。 枡氏と佐々木氏が二人で掛け合いをするシーンなど早すぎて何が何だか。置いて行かれる一歩手前でツッコミが入るのは面白い。しかしカツゼツの良い事、良い事。でも生で観ないとあの迫力は8掛けかな。
わかぎゑふ氏、舞台上では初めて。少年役だったけれど、声が山田花子姐さんに似ていたなあ。少年らしくて可愛かった。
とにかく豪華キャストで。ビデオでもその共演を楽しめるのが嬉しい。 関西劇団っていいなあ。
蔵之介氏が可愛かったという私に対してあからさまに眉を潜める母。 そろそろ放置して下さい。
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