夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2005年05月20日(金) 活字の虫

本の中には、黒くて小さい活字の虫が棲んでいる。
本が閉じられている間だけ、好きなところへ移動して、好きな文章を構成している。
本来の並びよりもよっぽど楽しい配列にして、幾通りもの文を作って過ごしている。
ノンブルの虫は、仲間はずれになっているので、ちょっとしか動かない。

本が開かれると、活字の虫は紙の上を滑って持ち場へ戻る。
ときどき場所を間違えた虫たちがすうっと移動する。
たいていの場合は、読み手が間違って同じ行を2回も読んでしまったと勘違いをするらしい。


2005年05月19日(木) 開いたままの本

夢を諦めるには勇気が要る。
新しい世界への入り口を鎖してしまうような気がして、
躊躇いがうまれる。
ただそこにある本を閉じるというだけの行為。


2005年05月18日(水) セリヌンティウス

朝、ファンデに気合を入れ、
夜、×さんの職場へ走る。

気分はメロス。
だが今日に限って×さんは残業してなかった。
処刑だ…。

ネイルグッズを買って帰る。
別の日に賭けよう。


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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