夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2005年05月08日(日) ハハノヒ

母が携帯のカメラで自分自身を撮っていた。
祖母に送るのだという。
「何度撮っても、おばあちゃんの顔だわ」。
代わりに撮影を頼まれたので、しわが写らないように撮ってあげた。
「あなたも撮ってあげる。まあ…、中学校…、小学校の時と変わらないわ!」
いつか。いつかじゃなくて、私も母になる。


2005年05月05日(木) の群

***
猫の群と蝶の群が襲ってきた。
猫は速いし、蝶は鱗粉が落ちてくる。
住宅街の道いっぱいに広がって追いかけてきたので、自転車で逃げる。
気がつくといつの間にか振り切っていて、静かな沼のほとりに出ていた。
自転車にまたがったまま休む。
なんとなく水面に浮いている木の上を見たら、腕くらいの太さもある蛾がとまっていた。
もしかしてたくさんいるのかな、と思ったらこわくなった。
***

N大に通っている人とすれ違った。これから名古屋に帰ると言っていた。
まだ学生なのかな、と思ったら院生だった。楽しそうだ。


2005年05月03日(火) トビラ

真っ白い扉。
反対側の世界がうっすらと透けて見える。
ノブはない。どんなに押しても開かない。

扉の隙間に指をかけて軽く押すと、不思議な反動で自分の方へ開いた。
開いた扉は信じられないほど軽かった。


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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