夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
母が携帯のカメラで自分自身を撮っていた。 祖母に送るのだという。 「何度撮っても、おばあちゃんの顔だわ」。 代わりに撮影を頼まれたので、しわが写らないように撮ってあげた。 「あなたも撮ってあげる。まあ…、中学校…、小学校の時と変わらないわ!」 いつか。いつかじゃなくて、私も母になる。
*** 猫の群と蝶の群が襲ってきた。 猫は速いし、蝶は鱗粉が落ちてくる。 住宅街の道いっぱいに広がって追いかけてきたので、自転車で逃げる。 気がつくといつの間にか振り切っていて、静かな沼のほとりに出ていた。 自転車にまたがったまま休む。 なんとなく水面に浮いている木の上を見たら、腕くらいの太さもある蛾がとまっていた。 もしかしてたくさんいるのかな、と思ったらこわくなった。 ***
N大に通っている人とすれ違った。これから名古屋に帰ると言っていた。 まだ学生なのかな、と思ったら院生だった。楽しそうだ。
真っ白い扉。 反対側の世界がうっすらと透けて見える。 ノブはない。どんなに押しても開かない。
扉の隙間に指をかけて軽く押すと、不思議な反動で自分の方へ開いた。 開いた扉は信じられないほど軽かった。
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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