夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
2005年03月08日(火) |
ぼくの作ったマザーグース(寺山修司) |
この世で一ばん小さな棺桶は 筆箱です そして 死体は一本の赤鉛筆です なかを一本の血管が通っています
赤鉛筆で書いた詩は 血で書いた詩で 消しゴムは 消えていった魂たちのお墓です
さて あなたは 詩の中で何人死なせたかな?
*** 知らない芸術家に会うことになった。 まとまっていない髪、穏やかな笑み。 初めて見た人だった。
碧の壷を見せられた。樹の形をしている。葉の模様が細かく描かれていた。 次に鮮やかな朱色の作品が出てきた。なんの形か分からなかったけれど、攻撃的なまでに赤い色だった。
ありがたそうに見せてくれた。 ***
問診表に書くべき日付が分からなくて携帯を見た。 2月14日。 覚えやすいのに、すっかり抜け落ちている。
このあと自動車学校に行く予定があったので、どうしようかと思った。 もし何かあったら免許なんて関係ないのに。
治らない病気になってしまった日。
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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