夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
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洞窟のような建築物があります。 洞窟なのか、建築なのか、分かりません。
中に入ると、鍾乳洞と美術館が合体したような感じです。 鍾乳洞なのか、美術館なのか、分かりません。
壁は結露していませんが、岩でできているので、がたがたしています。 計算されたようなふぞろいで、天然のものか人工のものか分かりません。
岩の間には、暖色系の照明が暗く調光されています。 黒い絨毯が敷かれてあって、湿度は快適に保たれています。 そういう暗い「部屋」がたくさんあります。
土色のオブジェがあるのですが、拷問の道具みたいな形をしています。 絵画は、見る角度によって絵の視点も変化します。 作品の間隔は狭く、乱立しています。
小さい虫がスウォームしています。 不吉な音楽が響いています。
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*** 分厚いカタログは、上質の紙でできていた。 ひらくと、ところどころに楽譜が書いてあった。 どんなメロディーなのか分からなかった。
カタログには劇場の写真が載っていた。 不動明王みたいなのがぎっしり詰まっている劇場。 ダンテの神曲みたいな彫刻で満たされてる劇場。
じっと見ているとゆっくりと動き出した。 写真の枠の中で。 ***
いつも探し求めている。 そんなに愛しているわけじゃないのに。
活字とチョコレートから脱却できない私は ニコチンとアルコールを好んでいる人に何もいえない。
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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