夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2004年11月18日(木) 黒い美術館

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洞窟のような建築物があります。
洞窟なのか、建築なのか、分かりません。

中に入ると、鍾乳洞と美術館が合体したような感じです。
鍾乳洞なのか、美術館なのか、分かりません。

壁は結露していませんが、岩でできているので、がたがたしています。
計算されたようなふぞろいで、天然のものか人工のものか分かりません。

岩の間には、暖色系の照明が暗く調光されています。
黒い絨毯が敷かれてあって、湿度は快適に保たれています。
そういう暗い「部屋」がたくさんあります。

土色のオブジェがあるのですが、拷問の道具みたいな形をしています。
絵画は、見る角度によって絵の視点も変化します。
作品の間隔は狭く、乱立しています。

小さい虫がスウォームしています。
不吉な音楽が響いています。

***


2004年11月17日(水) カタログ

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分厚いカタログは、上質の紙でできていた。
ひらくと、ところどころに楽譜が書いてあった。
どんなメロディーなのか分からなかった。

カタログには劇場の写真が載っていた。
不動明王みたいなのがぎっしり詰まっている劇場。
ダンテの神曲みたいな彫刻で満たされてる劇場。

じっと見ているとゆっくりと動き出した。
写真の枠の中で。
***


2004年11月14日(日) 中毒

いつも探し求めている。
そんなに愛しているわけじゃないのに。

活字とチョコレートから脱却できない私は
ニコチンとアルコールを好んでいる人に何もいえない。


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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