夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2004年09月09日(木) 研ぐ儀礼

ある日

ずっしり重たい小包が届く
A本家原産のお米

研ぐたびにA本さんを思い出す
一日一度の儀礼


2004年09月03日(金) 青い春を描く人

青空が美しくて
空気がおいしくて
右手が寂しくて

そんな感覚を味わっている君の
のろけ話が永く続くことを祈る


2004年09月01日(水) 電車

***
池袋で待ち合わせをしていた。
友達は来なかった。長らく会っていない人だった。

ひとりで17分発の電車に乗った。
ギコギコと電車は動きだして、高崎へ向かった。

窓の外を見ると台風になぎ倒された町が見えた。
いつの間にか、電車は地上から70メートルぐらいの高架上を走っている。

風にあおられて、車体がぐらぐらしているような気がした。
竦みそうになりながら、携帯のカメラで眺めを撮った。

友達から電話があって、池袋に着いたというけど、
引き返す方法が分からなかったので、そのまま乗っていた。

電車は、急勾配を鈍いスピードで昇ってゆく。
***


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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