夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
ある日
ずっしり重たい小包が届く A本家原産のお米
研ぐたびにA本さんを思い出す 一日一度の儀礼
青空が美しくて 空気がおいしくて 右手が寂しくて
そんな感覚を味わっている君の のろけ話が永く続くことを祈る
*** 池袋で待ち合わせをしていた。 友達は来なかった。長らく会っていない人だった。
ひとりで17分発の電車に乗った。 ギコギコと電車は動きだして、高崎へ向かった。
窓の外を見ると台風になぎ倒された町が見えた。 いつの間にか、電車は地上から70メートルぐらいの高架上を走っている。
風にあおられて、車体がぐらぐらしているような気がした。 竦みそうになりながら、携帯のカメラで眺めを撮った。
友達から電話があって、池袋に着いたというけど、 引き返す方法が分からなかったので、そのまま乗っていた。
電車は、急勾配を鈍いスピードで昇ってゆく。 ***
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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