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悲しみの役割
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2002年11月04日(月) 裏切りと苦しみと

颯はもう別れを決めていた。
理由は私の言った一言・・・と言っていたけど違うと思った。
きっと奥さんと話して、それで別れを決めたんだと思った。
別れるきっかけが欲しかったんだと。

颯は泣きながら言った。

「子供が泣くんだ。パパどこにもいかないでって
もっと一緒に遊んでって・・・
俺は今まで自分の事だけしか考えてなかったんだって
すごく家族に申し訳なくなって
もうダメだよ、実衣とは続けられない」

なんで?どうして?
急に・・・自分で奥さんにバラしてそれで私を捨てるの?
何なの?それは?
頭の中がパニックになってる・・・
どうしたらいいかわかんなくなってる。

続けて颯は言った

「嫁さん『こんな体じゃなかったら、すぐに離婚して
子供達とやっていくのに』って言ったんだ」

何?何言ってるの?意味わかんない・・・
頭の中が?だらけになってる。






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頭の中が真っ白になった。


2002年11月03日(日) 突然の別れ

次の日、彼と携帯メールで話ししていた。
詳しい内容は別れた時に消してしまって覚えていない。

けど、今まで迎えに行くよ、大丈夫だよと言っていた彼とは
少し変わってしまっていた。






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冗談で言ったつもりだった。
不安だったから彼の気持ちを確かめたかったのもあるけど・・・
この言葉で彼は本当に変わってしまった。

『ごめん・・・俺もうダメだ。今まで頑張ってきたよね?
もういいよね。愛してる気持ちに変わりはないけど
今の一言で、もう耐えられなくなった』

その日の夜中私達は会って話しをする事になった。


実衣 |MAIL

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