丘達

おのぼりさんですので、
表参道ヒルズに早速行った。
が、屋内を歩いている途中にはげしいめまい。
あまりの物欲にあふれた空間に許容範囲を超えたんだろうか。

安藤忠雄設計はすばらしい、あの空間をあの広さにしてしまうとは。六本木に比べてずいぶん歩きやすいしわかりやすい。
でもね、やっぱり昔の方が良いと思ってしまうのさ。
お店ごとに工夫された内装も素敵ですよ。でもそこになにか純粋な物がないような気がしてしまうのです。
同潤会アパートには生活の中にも一輪の花、みたいなかわいらしい工夫が見られて、そこには純粋さがあったように思う。
オープンしていきなり批判かよ…。

gentenのお店は素敵だったし、名前忘れたけどアパレル店舗ですごくかわいいお店もあった。別に手の届かない値段の物ばかりじゃないし、むこうのヒルズよりは気取ってない感じだったな。

そんななか満員電車にのって帰っていると、隣から押されたので、横にずれたら、隣のおじさんが

「たいがいにせいよ、ワレ」

と言ってきた。
別に故意に押したわけじゃないのに、なんでキレられなくちゃいかんのだと思い、たまたま持っていた法律の本を読んで密かに無視。
ジジイは静かになりましたが、今度は前にいるオヤジがやたらに押してくる。腹が立って泣けてきました。

腹が立って泣けてくると言うのは色々原因がありますが、
私が美人だったらこんなオッサンに罵倒される事も、嫌がらせをされる事もないんじゃないだろうか、というビューティーコロシアムに出てもおかしくないような発想になってしまう自分…。
コンプレックスというのは、誰しも多少はもっているものでしょうが、周りを見るとみんなそんな事は気にしてないように思う。
私もそういう風に見えていればいいのだが。
悩みに飲み込まれて人を傷つけたりするようになっては行けないと思う。
2006年02月15日(水)

あまいもの

あーもうバレンタインが近いですなあ。
去年は彼氏にあげたりしてみたはいいものの、彼氏以外にもあげようとがんばりすぎ疲れきってしまったなあ。結局本命(でもなかったんだけど)も義理も同じという結果。
今年はと言うと。当然のごとく予定もないので、自分にチョコをあげよう…それじゃ嫌だから友達と交換しよう…と考えております。だってチョコはあげるより食べる方が良い。おいしいし。

それはそうと、バレンタインで心躍る乙女のような心境には小6以来なってないように思います。
中学生から物事を斜に構えてみる人生を送ってきた私は、中学入学と同時に女子とチョコレート交換。たまにあげたりもらったりです。

小6乙女体験の話ですが、友達に非常に好きな男の子がいまして、その人のために、イチゴにチョコレートをコーティングするチョコを作ったのですよ。私はその手伝いをしました。
で、なかなかおいしく完成。
当日はなぜか放課後ではなく、夜に彼を呼び出して、手渡し。
街灯に照らされた小6少年は、自転車に乗りながら「ありがとう」とはにかむのでした。
私は後ろで見ていたのですが、彼の笑顔に心が痛んだ。
私もあげたかった。
正直に人を好きと言える人を目の前にすると、どうやら素直になれない。「私もあげたい」というには勇気もなく、大人でもなく、子供でもなかったのでしょう。
全く乙女体験ではないですか?ビターですね。
まあ、「一緒に来てたし…」という理由でお返しを頂いてしまいましたけどね。
そのときは大事に食べました。冷蔵庫に保存してちょっとずつ…ええ、昔から変態ですよ。陰ながら想うのがいいんです。
いまだに彼と地元で会ったり、母から話を聞いたりするだけでときめくことも、なきにしもあらず。
2006年02月07日(火)

日々ノオト / kica

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