黒武日記
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 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2005年01月01日(土)

 おあけましておめでとう!とうとう、2005年です。早いものですね・・・。ちょっとぞっとします。マツケンサンバに興奮するも。ゆくとしくるとしを見る頃には・・・。まあ、もう気にもならない駄目人間なんですが!!あははは。
 そうそう、銀蔵は小説を書き上げたらしいじゃないですか〜。スゴイ枚数だよ・・・。ホントスゴイ。もし、読ましてもらえる機会があったととしたら、拙者物凄い銀蔵を尊敬することになるんだろうな・・・。いや、今も尊敬してます。どうも。
 そうそう、皆どうゆうふうに年越ししたのかな?まあ、紅白見てただけなんで・・・ほんとに後は物食ってたくらいしかしてない、まさに今年もどうにもならなそうな予感まんまんな正月です。
正月です。

 良いお年を〜。

はい、夜から朝へ、そして夜ですよ。
初詣に行ってきました!まあ、連れてってもらっただけなんで拙者子供と同じです。高幡不動にいってきましたよ〜。
拙者、お宮参りも七五三もあげく成人も高幡不動に行ってまいりました。
高幡不動は欠かせません。赤ん坊のとき近くに住んでただけですが〜。
それにしてもスゴイ人間の数でした。警官も出動ですよ〜お賽銭がはじけとんでました。破魔矢を買うのも一苦労。
土方銅像も輝いてました。
土方饅頭も最中もうれてました。買ったのは高幡不動饅頭でした。
土方の好物がたくあんであったためかたくあんまで商品化。
土方うどんも商品化。
物凄い漫画絵の井上源三郎が描かれた「源どら」なるものも商品化。
高幡不動のロゴより新撰組のロゴのほうが多い。
土方さまさま。
高幡不動尊は室町時代からあるよ。関東最大のお不動さんだよ。
今良い場所に移されてる近藤土方のために多摩の人たちによって作られた碑はかつては社の裏のトイレの横にあったよ。
なのに今はメインのひとつだよ。
歴史ってわからないね。
お不動さんは神社じゃないよ。
駅の裏にある無視された神社はだれもはいってなかったよ。宮司もいないよ。高幡不動はお坊さんだらけだよ。
いってみるといいよ。
じゃあ〜。




 メリークリスマス!だね。
2004年12月25日(土)

 はいこんにちわわ!昨日はラピュタみちゃったよ。金曜ロードーショー。あれはいい。

 来年の大河「義経」なにか見たこと無い展開になるようですよ。
テレビナビ情報によると。
それより、主演がタッキー、弁慶がマツケン!!なにか去年の発表ではマツケンだったという記憶がないんですよね・・・。もしかして、誰か降板されてマツケンに?だったら恐ろしい・・・。
ともかく最近タッキー&翼が異常に面白く感じている黒武なんですけども、マツケンサンバももはや心のテーマソング。なにか明るい気持ちになった瞬間。漫画効果でいうと、「ぱああああぁ〜」とか音が出る感じの瞬間。心の中ではマツケンサンバが流れます。「オレ〜オレ〜マツケンサンバ〜」って。同じくらいテンションが上がってきたときに流れるものとしてはコーヒーのボスのレインボーマウンテンのCMの曲。「ボボンボボンボンボンボンボ〜」「おりゃ〜!!」みたいな〜。
いやいや、義経と弁慶ですよ!!うわ〜・・・。なにか凄いものが見れそうな予感。もう、タッキーが何してもタッキーなのは仕方ないからいいですよ。つーか義経におもいれはないのでてきとーーにみれます!!

 「新撰組!」で山南さんを好演。すごい印象をあたえた役者さん。堺さん。あの方がテレビナビでエッセイを連載しだしましたよ!!
テレビナビで一年土方役の山本さんがなんか新撰組!関連でいろいろしてたんですけど、テレビナビめ!今度は堺さんか!!
いや、それが物凄いエッセイで第一回「髭」でした。
髭を舞台の仕事ではやすことになったら「やせた?」とやたら聞かれ、髭は精悍に顔がみえるらしいと書くまではいいんですが、顔痩せには髭を。そのうち「つけ髭」をした女子高生が町なかに現れるかもしれない。と続き、そこまで書いたのに「いや僕の髭などもういい。」とか書いてるんですよ。ほんと不思議系です。小倉ゆーこりんと同じ類ですよあの男!!

そのエッセイのなかで呼吸の話にが出てくるんですが、その中で(友人の器楽奏者がヨーロッパの音楽学校で発表したとき、演奏前に深呼吸をしたら「ゼンか、それはゼンのサトリなのか?」とまわりのヨーロッパ人が大騒ぎしたらしい)と書いてあって、「タイムリー!!!私だけに!!」と思いました。オケ新撰組がよぎりました。脳内設定の・・・。
あはは、なんか頭わるいことかいてるよ。
もう、今更だけど・・・。

 




 坂本編
2004年12月22日(水)

 
 坂本竜馬をなんとなく調べてみました。改めてへ〜。しかし、今気になっている「カステラ」についての記述がなんと、坂本竜馬の妻おりょうさんの覚書に!!日本初の新婚旅行をしたと名高い二人ですが、のんきにハイキングに山に上ったときの事、「山におにぎりは良くないのでカステラを持たせてくれました」というくだりがあるそうなんです。モーツアルトがカステラを好きかどうか答えは風の中ですが、竜馬とおりょうは新婚旅行先の山登りでカステラを昼食にしたという話は確かなようです!!(しかし、山ににぎりめしがいけないとは、どういう理屈なんでしょうか。遠足のお弁当はおにぎり☆という常套が覆されるかもしれない!!お弁当箱にみっしりのカステラ!!思うだけで物凄い口の中がパサパサします。)
 


 坂本竜馬→サックス。土佐出身の自然児。人を引き込むカリスマと絶妙のタイミング、柔軟な発想(以上歴史読本坂本竜馬宣伝文より。しかし、一番気になるのが「一枚もってると大変便利坂本竜馬を取り巻く関係図」)。新撰組設立前の近藤土方がGST交響楽団(グレート・将軍・徳川の略さらに略してG響)を聞きに行った帰りの事だった。「歳よぉ、おめえいい加減しねえと刺されるぞ。そもそもナンパって最近ひっかかる女なんているんか〜」などと、日ごろの土方の行いついて小言をいう近藤に、せっかく二人でコンサートに来た帰りに、女とちょっと食事をしたりいちゃいちゃしたりここでは言えない事をしたりしたことを話題にしなくてもいいじゃないかと土方がお冠だったころ・・・物凄い人だかりが道端に出来ているのに遭遇。言うまでも無く坂本竜馬その人のストリートライブであった。ジャズ・ブルース・クラシックとジャンルの垣根を越えた幅の広さと確かな実力。音響の良くない雑踏の中にあっても竜馬の音は光っていた。感動する近藤。思わず前にならべてある録音状況があからさまに悪そうなお手製レーベルのついたカセットを購入するのだった。いそいそと家に帰るとさっそく押し入れからカセットデッキをひっぱりだし正座で聞く近藤と約束したわけでもないのにお泊り態勢に入って風呂を使ってあとは寝るのみ(つーかもう布団にはいってる)の土方の間に流れ出す坂本のサウンド・・・。「いいですか〜みなさん!人という字は人と人がぁ〜支えあってるす・が・たをぉしていま〜す!」ものすごいデジャブだった・・・。
 昨夜、某学校の3年B組担任のモノマネと思しき出だしからはじまったテープはあの後も延々と某長髪先生の名台詞を時に生徒の台詞を(声色を変えて)交えつつ流し続けたのだった。さんざん嫌な思いをしたにも関わらす近藤は次の日、坂本を探しにゆく。人のいい近藤は何かの間違いだろうと思ったのだった。
「まっこと悪いことしたぜよ、わしゃ近目じゃき間違いてしもうたがよ。」といって改めて渡されたのはMDだった・・・。どれだけ近眼なんだってはなしだが、突っ込み担当ともいうべき土方がこの日は居なかったので苦笑いしつつ近藤は坂本の演奏の感想を素直かつ実直に述べるのだった。坂本に誘われるまま名曲喫茶「寺田や」に行くことに。音楽談義をしているうちに坂本竜馬という男、只者でないことが明かされるのだった。某音大に入学上京、在学中から注目をあび舞台に出演破竹の勢いであったが、教授の勝海舟と意見が対立、そこで己の音楽のあり方を180度転換一からの出発の必要性を感じることとなるのだった。そんなこんな言いつつ、考え事をしたい理由もあり卒業後郷里に帰り土佐フィルに入団。本人は充電期間中なんて嘯いていたが、勝のとく日本オーケストラ界の改革案はとてつもなく竜馬を魅惑して止まないのだった。竜馬はサックスとサックスケースをトランク代わりにお気に入りのものを詰めて旅立つのだった・・・。日本オケの夜明けを夢見て・・・な〜んて事を物語調に語る坂本の話を近藤は散々に聞かされるのだった。少々あきれたものの竜馬が日本中のオケをもっと世に広く知らしめるためにという志を持ちながらゲリラ的といえども日夜努力している姿に近藤は胸を熱くし、自分も勝海舟という傑物にぜひ一度会ってみたいと思うのだった。

 坂本ネタ・・・奴はちょいと出てくるくらいじゃないとややこしすぎます。つーか「竜馬がゆく」もろくに読んだことない幕末ファンとは名ばかりな駄目人間です。
というか竜馬の奴、勤皇党で尊王攘夷を叫んでいたかと思うと、勝の口車にのって神戸で海軍学校やってたり塾の塾頭やってたり、薩摩屋敷に住んでたと思ったら亀中社中とかいう土佐脱藩浪人と海援隊の元になった会社たてたり、そんでもって薩摩と長州あいてに西洋武器を密輸してたかと思うと、万国公法ぜよ!とか叫びながら薩長同盟をお膳立てしてたり、もう何が目的なのか・・・。やりたいことやっただけくさい・・・。

 坂本竜馬は土方歳三と同じ歳なんですよ〜。共に兄弟たくさんのなかの末っ子生まれですぐ上にお姉さんが居ます。竜馬がお姉さん子ってのは、有名ですよね〜。しっかし彼一番上の歳の離れたお兄さんのほかは三人とも姉さんだったようです。ただ、母親が竜馬が12くらいの時に亡くなってる事情もあって乙女姉さんは竜馬が不憫だったんでしょうか、つきっきりで鍛えたそうです。「竜馬がゆく」での乙女ねえさんと竜馬は大変おもしろいですよ。あと、姪の春猪ちゃんもかわいい。姪といっても竜馬とは8歳差、妹みたいなんだな〜。だけど悲しいのが坂本家は藩の尊攘派弾圧が苛烈になったり竜馬の存在がでかくなったりとあって家族が処刑されるという悲劇にまで発展するんですが、土方家はそう考えると賊軍の汚名を着せられてもましでした〜。とりあえず殺されたりしてないし。
 土方家は上に三人の兄ちゃん上に二人の姉ちゃんとどめの末っ子でした。この家族結核がついてまわる家で、家族全員死因が結核だとか。土方結核説もあるくらい。この病気のために歳三さんが母上のお腹の中にいるときに父上はなくなってます。まさに忘れ形見。続いて、4歳のとき姉の周が16で亡くなって、6才のとき母親が亡くなります。もう、たて続けの不幸です。
歳三11歳のときの奉公ですが、あれはちょうどすぐ上の姉ノブが佐藤家に嫁に行った年らしい。奉公人は居たけど女の肉親が家にいなくなるってのも奉公にだされる原因だったのかなあ〜なんて思います。一番上の為次郎とは23歳、次男喜六とは17歳差だから当然のように甥姪がいて立場微妙だったと思われる。まあ、仲良くやってたらしく甥姪を風呂に入れるのが歳三さんの仕事だったりもしたらしい。それにしても可愛がられてたんだなあ〜とつくづく思う。18歳で女性問題を起こしてからは流石に実家にいずらくなったものの、今も歩いていける距離に姉の嫁ぎ先で寝起きしてるんだからお坊ちゃんだよ。ノブさんの夫彦五郎さんが一番歳三に影響をあたえたんじゃないかって言われてるらしいですが、そうだろうよと私も思います。
大河ではなんかいつも酔っ払ってるみたいな人ですけど、写真をみてもなかなかにキリリとしてる人です(その写真、ひきしまったちょいといい男でやさしそうにも見える)。明治には郡長もやってたらしいし、つーかそもそも宿場の名主みたいなもんだったらしいし時代の波に乗りまくって農民だけど剣術道場たてて近藤家に教授してもらってんだからただもんじゃない。そもそも剣術はじめた理由が宿場で火事があったときお祖母さんを火事場泥棒の浪人に殺されたらしいんですね。で、こりゃヤバイわってんで電光石火の行動力で道場まで建てた。こういう行動力は歳三とにてる。彦五郎さんは歳三の従姉妹にあたるんですよ〜。当然子供の頃から交流があったと思われ、無茶な夢も聞いてくれたんじゃないでしょうか。尊敬できる兄貴ってかんじだったんじゃないでしょうかね。
なによりも、土方家佐藤家の人達が明治になってからも物凄く歳三のことを懐かしく慕わしく思ってたようなんですね。近所の人達が京都でのおっそろしい評判を聞いてもにわかには信じなかったって話だし、郷里の人にはあんまり悪がきだったって評判は実際はあまりなかったってんだから、普通の元気な子供だったんじゃないでしょうかね〜ただ頑固で夢見がちだったかもしれませんが。近藤さんの方がむしろ15歳で強盗を追っ払ったとか、ガキ大将だったけど年下はけしていじめなかったとか証言があるようですよ。
 拙者、土方さんは嫉妬深くても白黒つけるし、ネチネチしてるくせに根本的に明るいところがあるのがよいなあ〜と思うんですが。そういったいいところってのは郷里の人達につくってもらったもんなんじゃないかな〜って思いますよ。新撰組みたいな生きるか死ぬかの世界海千山千があつまって来たと思うんですが、そういうのに比べると結局飢えを知らない土方ってのはお坊ちゃんでそういうことを乗り越えてくってのもどんなもんだったろうかと思うよ。
 大河関連で近藤は皆を愛せる、土方はたった一人を愛した。みたいなことが語れててさ〜、土方怖いよね・・・そういうとこさ。ベルバラとかの方がわかりやすいよ・・・。なんだかんだいって最後オスカルはアンドレのところにくるからさ〜。ありゃオスカルが女だったからな・・・当然の帰結だったわけですが〜。(つーかなんでベルバラをひっぱってくるのかね私)土方のめっちゃ根底のところでは切り替えが出来ないところも男らしいのかな〜とも思うんですが、なにか不毛で切ない・・・。まあ、愛されてないわけじゃないからいいんですけど。
 流山脱出後近藤の助命に失敗した土方はそのまま幕軍と北上、宇都宮で戦した(大河での土方のラストシーンはここですね。)んですが、そこで足の指(左右は不明)を撃たれて、その後温泉地で五ヶ月も療養してるんですよ。ここで、近藤の処刑を知ったと思われるんですが、五ヶ月という療養期間の長さが土方の迷いだったのかなんなのか気になるところですね〜。


 いや、すんません。ながなが歳三ガタリでした。





 オーケストラで新撰組!
2004年12月17日(金)

 こんにちわわ。今日は池袋まで第九を聞いてきました。なにか疲れてたのでテンションを上げるために色々考えてたのですが、考えたすえに出てきたのが(それも第九の前に演奏された曲中で・・・いや聞いてましたけど・・・聞いてたんだけどね?)「モーツアルトってカステラが好き」説。
いったいどこから出てきたのかさっぱり分かりませんが。
休み中、その事について聞いてみるも誰も聞いたことがない(当たり前だ)
やはり妄想だったのか?王子ズボンをはきながら素手でカステラをだるそうに食べるモーツアルト・・・。モーツアルトに失礼すぎる。
なのにこの後、調子こいてさらに仕出しの弁当(そんなものあるのか、そもそもイメージで幕の内メニューってどうなんだ)の揚げ物をポリエチレンの袋で猫に取っておくチェルニー。出前といえば宅配ピザ!クーポンをしっかりもっていて、油モノは胃にもたれる年頃の連中(周りに失礼)を差し置いてチーズが生地にまで入っているピザを頼みたいと意気込むリストなど散々な事をいいまくりました。ごめんなさい・・・。

 このあと第九を聞きました。好きな部分はともかく長いのでときどき妄想が・・・・。「新撰組がもしフィルハーモニーだったら・・・。」
もう、なにがなんだか、ですがここ連日の黒武の日記の異常さからいえば当然だったようなきがしないでもないですね。あ〜あ。
でも、山銀角と話してるせいで余計もりあがった・・・。
しかし、痛いのが拙者は楽器やら交響楽団の事情やら全然しらないんですよね〜。だから言いたい放題でした・・・。ごめん・・・。
なにかあそこまで盛り上がったんで、箇条書きやらストーリーやらネタだししていきたいです。

 じゃ、いきます。とつとつですが・・・。


 ジャジャーン!!チャラララ〜!
「新撰組!〜俺達の奏べフレッシュハーモニー〜」(スイマセン・・・ネーミングセンスありません。ハイ!)
 あ〜プロフィールでも書きます。

近藤 勝太(勇) →コンダクター。自宅は父母ともが先生をする音楽教室をしているなかで成長。自然音楽の道を幼いころから志すも、高校まで普通科に通学。音大指揮科卒業後は市民交響楽団に入るも一度も本番で振らせてもらえない控えにされる。仕事は雑用か練習のための指揮。地味に見えてやや目立ちたがりのため、やりがいを見出せず自らが楽団をたてることを夢見る。

土方 歳三→バイオリン(コンマス)。近藤の親友。土方の義兄彦五郎が所属するご近所吹奏楽団の指導にくる周斎(近藤の父)を通じて勝太と出会う。十代の頃相当荒れて不良になるもやたらのんびりした家族(つーか親戚も兄弟も大量にいるので突っ張るのも馬鹿馬鹿しいほどにぎやかな生活)とギターに助けられて更生。俺にはもうこれしかねえとか勝手に思い込んでギター片手にストリートミュージシャンを決め込んだりするうちにバンド結成。ややナルシストな部分が助長された結果ビジュアル系バンドになってしまう。女子高生にキャーキャーいわれて吉祥寺のライブハウスに出演するも、「俺はこんなことがやりたかったのか?」と疑問を感じ始めた頃、姉に命令され差し入れを公民館に持っていったが運のつき、たまたま来ていた音大生勝太に一目ぼれっゲフンゲフンっ!たまたま周斎のかわりに指導に来ていた勝太と意気投合。クラシックに目覚める。コンサート風景から単純に指揮に憧れるも、これまた単純に(指揮はかっちゃんがやるから駄目で〜)と自分のなかでのみ役割分担をした結果指揮をあきらめる。バイオリンを小学生のとき習うも一ヶ月ともたなかったことを棚に上げて、押入れからバイオリンを発掘。しずかちゃんマスオさんも真っ青な音色をだしつつ多摩川で練習を重ね、執念で音大入学。卒業後、どこのフィルにも入らずっていうか入っても生意気なんで喧嘩して出てきたりと駄目人間ぶりを発揮)自宅で(29になっても実家住まい)バイオリンの先生なぞをしつつ(生徒はおもに子供とおじさんおばさんなので、ロマンスが無いと嘆く毎日)、義理兄のご近所吹奏楽団に所属。変なところで辣腕な才能を発揮してコンサートという名の素人ばかりの発表会の会場をあの手この手で一杯にする。実家はドラッグストアを経営、数点ある店舗でアルバイト店員もしたりしなかったり、薬剤師の兄にこき使われるも頭が上がらない。けど、いつか「音楽の友」の表紙をと夢見てる。

沖田 総司→バイオリン(第一)。いわゆる絶対音階もってるかもしれないかもしれないな人。なんでそんな人間が上の二人とからむんだよって話ですが、その点はスルー。子供の頃から近藤音楽教室に通い、高校は音楽の甲子園普門館にも出場、当然のように音大進学。ただいま音大生(19歳ですから!)、教授にも目をかけられてるかもしれない才能を発揮。無邪気な性質そのもので得意はモーツァルト。毒舌はもっと得意。近藤音楽教室つながりで日野のご近所吹奏楽の人たちとも懇意にしてます。音大の交流で知り合った藤堂平助とはマブダチ☆

山南 敬助→ホルン(アルトホルンとかユーホニュームなど金管がいいなあ〜どうなんだろ。他に当てはまるもの募集!)。藤堂平助と同大学卒業。ストレートで音大入学。初めは指揮科受験するが、在学中に路線変更ホルン奏者へ。この経験がのちのちも彼を只者でない奏者とするが〜あからさまに土方との不和につながるなこりゃ!「○○君、そこは半音違うようだけど調律にでも出しますか?」とか親切のつもりで言ってしまううっかりやさん。平助つながりで日野の素人発表会で指揮をする近藤の姿に出会う。奏者たちとも一体となる近藤の指揮に感動、この人の下で吹けたら・・・とか思う某市フィル所属ホルン(本番でも吹いてます・・・)。新撰組〜フレッシュハーモニー〜発足後、記念公演「池田屋公演」を故意に欠席、それが原因で日本音楽界を去ることに。この欠席には謎が多い。

長いよ・・・。じゃ、ほか(酷っ!)は楽器だけね。(土方だけ異常に長い・・・これが愛の差か〜。)
永倉新八→チューバかトランペット。チューバなら重くてでかくて、そのくせステージの端っこで目立たないことを気に病みつつ練習は真面目。楽器はアレだけど、上手さでいったら一流。でも、楽器がね〜。目立たないが、奏者人口が少ないので息が長い。

原田左之助→コントラバス。基準はデカイのがいいから。小さなつづらと大きなつづらなら断然大きい派。見た目は苦みばしったいい男なのでだまって演奏してるとファンが殺到しそうだが、話すと台無し。

藤堂平助→第二バイオリン。他にいい楽器ありますか?池田屋公演にて降ってきたライトにあたり危篤状態に!「傷は浅いぞ!死ぬな平助ー!!」近藤の叫びもむなしく・・・いやいや平気でした奇跡的に回復。ただもうライトの真下は嫌かも。

井上源三郎→ティンパニー。絶妙のタイミングを心得ている打楽器奏者。
力強くかつまろやかな音色そのままに、え〜とシンバルとかトライアングルとかやってる役ってなんてーんだ・・・まあ、あれをやってる周平を気長に育てる心優しき保護者役。「なんでもっと練習しない!!」(大河ネタ)と沖田に周平はボコボコにされるが源さんがとりおさえます。

斉藤一→オーボエ・・・(前列にすわってるのに音が小さい)はあんまりなのでフルート。金管かとおもいきや木管楽器分類というわけ分からないどっちつかずぶりが、動物でも鳥でもないと仲間に入れてもらえないこうもりの様なのでフルート・・・。ごめん斎藤。いっぱいいて一見目立たないが腕は一流ソロもいける。何処に居る?!と探すもなかなか見つからない、「斎藤の奴どこにいやがる!」居ました・・・最前列に。

山崎丞→クラリネット。たくさんいるので注目を浴びないが、誰が何を(主に楽器を)ふっ飛ばしても次の楽章までには手元に楽器がもどっているのはかれのおかげだ・・・。(ってどんな演奏会よ)

島田魁→ビオラとかセロ(ごめんチェロってはじめでなかったよ・・・これじゃゴーシュだよ。ビオラもヴィオラってでなかったし。古いよ私。)かなあ〜中間管理職で目立たないけど大切ってところかな。デカイのに小さい楽器をもたせてもいいな〜。なんかいいのありませんか?

伊藤甲子太郎→ピアノ。ショパンコンクールに(書いてて自分でもうさんくささ爆発を感じます。)優勝したとかしないとかっていうか出場したのかしないのか、その辺微妙だがかなり親派も持つ実力者。

芹沢鴨→指揮。子分を連れてる、新見はバイオリンね。(私の鴨への関心の薄さが見て取れる説明だなあ。)

 今日話したことにまだ追いつきません。上手くかけない自分が悲しい。

 池田屋公演。まぼろしの公演と後々に語り継がれることになる迷公演。
発足まもなく不祥事ばかりを引き起こす芹沢鴨以下が脱退してから初の大きな公演であった。というのも、天才音楽家吉田虎次郎(松蔭)が某一流音大教授から下野、発足した松下村フィルとの合同演奏会という名目だったのである。互いに市井で音楽のすばらしさを広めようとするもの同志ということ、地元を拠点に新設楽団をつくったという共通点から取り決められた公演であったが。しかし、練習を重ねていくうちに両団体ともあくが強すぎたため、他団体となじむことが出来ないことが判明してゆくのだった。
新撰組側は音大出はいるものの所詮寄せ集め、大半は吹奏楽部レベルが精一杯。しかし団結力でカバーという特待をとらない甲子園出場校のような、合言葉は根性な気風があったのに対し、松蔭側は天才音楽家吉田虎次郎に磨かれまだまだ躍進の可能にみちた若き奏者たちが大半で「根性」とか汗臭言葉よりむしろインテリで神経質でノーブルな気質をしていた。そのくせ、大人であれば心得ている常識をすっとばした横並び気質が新撰組には気に食わなかった。そういった食い違いが爆発したのが正に池田屋公演だったのである。

 あ〜めんどくせえ!

→階段落ち。指揮に熱中のあまりステージからまっさかさまに客席に落ちる近藤。
→喀血。げふう!げふう!最近風邪気味だな〜なんて思ってたら結核だった沖田。口から血を流しつつ演奏。前にすわる松蔭側高杉晋作の後頭部に血をふっかけるだけでも高杉の怒り心頭だったにもかかわらず、とうとう中盤で彼の愛器ストラディバリウス(もうなにがなんだか)に喀血をぶっ掛けてしまうのだった・・・。つーか高杉に結核もうつした・・・。切れる高杉に場内騒然。
→藤堂の額の傷。第二バイオリンで一生懸命に演奏する平助に悲劇が!公演の終盤になって頭上のライトがぐらぐら来ているのに気がつくも、演奏を止めてどくことも、ちょっとづつイスごとヅレようにも前も後ろも右も左もギュウギュウのバイオリンではどうする事もできず、冷や汗をかきながら演奏を続ける。しかし、やっぱり落ちるものは落ちるのだった・・・。重さ20キロのライトを思い切り額でキャッチしてしまう平助・・・あたりは血の海に。その後平助は一時的に記憶喪失に!痛々しい額の傷とともにのナッシング・バット・平助とばかりに落ちてきたライトは公演後も彼を苦しめるのだった・・・。「傷は浅いぞ平助ー!!」泣き叫ぶ近藤、集まる新撰組のメンバー。演奏は一時中断に。(でも、その後も続行しました。)


 素敵な迷公演の情報お待ちしてます。


 ネタ的にかかせない展開としては、近藤さんにやたらと怪我やらなんやらで指揮棒が振れない危機を経験していただきたい。もう、これで主人公の腕が故障しなかったらウソだって位の野球漫画のノリを採用。

交通事故→除夜の鐘を突きに行って初詣の帰り道、家族水入らずと思いきや何故か居る土方に「俺はいつか楽団を作りたいんだ・・・」とか語っちゃって「なーんてな!」とかいって照れ隠しとばかりに変に身をひねって、うっかり車道へ、無常にも豪速でやってきた自動車にはねられてしまうのだった・・・。「かっちゃーーーーーん!!」(お前は「タッチ!」の朝倉南かよ)(幸い近藤さんは右腕骨折右肩脱臼ですみました・・・よかった「タッチ!」の和也にはならなかった。)

今更現れる後遺症→もう、本人も交通事故のことなんてわすれた頃に腕の異常を感じ始める近藤。痺れがやがて痛みに・・・。「とし・・・俺はもう振れないかも知れない。」近藤の衝撃の告白に土方は!?

まだ口があるワイ!→右手の握力がなくなってしまう近藤。心配する面々に「まだ左手がある!」俺は体が動かなくなってもいい。振れるときまで振りつづけたい・・・。左手も動かなくなったらどうする気なんだ。

腱鞘炎→猛特訓が続く新撰組。「うっ!」呻く近藤に駆け寄る土方。「あんたいい年なんだから無理すんなよ。」口では憎まれ口ばかりですが心配なんですよ?土方さんは。そもそもお肌の曲がり角なんぞ心配して年齢を感じてるのはあんたです。「流石に一晩オセロを続けるのには無理があったか・・・」コンピュータ相手に一晩中オセロをして腱鞘炎をおこす近藤に土方は激怒!またしわが増える。

 なにかいい故障方法をご存知の方!お待ちしてます!


 山南脱走・・・。
池田屋公演にも出演しなかった山南。実は食あたりで他意はなかったとはいえ、散々ないろんな意味でありえない結果に終わった池田屋公演に出なかったことは後々まで尾を引くことになるのだった・・・。罵声はとぶは血しぶきはあがるは楽器が飛び交う異常な修羅場をくぐったもの達は結束を固めてしまった・・・組のなかで浮いている自分に気がつく山南。譜面から消えていく自分のパート・・・。しかも昨今の風潮とはいえドンドン色物になっていく新撰組に我慢の限界が・・・。
ある日無断でコンサートを欠席する山南。しかし控え室には置手紙が・・・「前略 和民にいます。 敬具」無断欠席などあってはならないこと、ホルンとはいえ人数は限られてる上彼はパートリーダーである。けしてあってはならない事だった・・・「団を脱すること許さず」とりあえず無断でなければ法度にはふれないにも関わらず置手紙という中途半端な脱走。これは山南の賭けだったのだろうか・・・。あのころの(いつのだよ)新撰組に戻すことが出来たらという願いだったのだろうか。
山南を探しに出た沖田・・・。和民にホントにいるのだろうか・・・。
店内にはいると沖田が気がつく前に山南から声をかけたのだった。「沖田君ここだよ。」山南は彼女連れだった・・・。彼女の名は明里、あとから聞いた話ではクラシックはからっきしだが山南さんのうんちくを聞くのが何よりも好き。好きな番組は水曜放映「トリビア」であった。「へ〜」ボタンをホントに持ってるという人に初めてであって沖田は感動するも、自分の使命を思い出すのだった・・・。山南は沖田と一晩のみ明かす。この人には止めてほしくない。沖田がそう思うも、鉄の掟は掟。山南も覚悟をしてのことだった・・・。でも、甘かった・・・。悪夢はこれからだったのだ。

恐怖の掟!裏切り者には・・・。

士道不覚悟!→楽器を目の前で破壊される。楽器と奏者はもはや憑依合体一心同体、目の前でぶち壊される楽器に心まで砕かれて音楽界を去るはめになる恐ろしい処刑。バイオリンであれば振り回された挙句どこかに叩きつけて割られ(ベキン!)フルートは膝でくの字に曲げられ(グニャリ!)、コントラバス・セロは背負い投げよろしく地面にたたきつけられる(ベンガルガルルルゴキン!)。山南さんの場合はホルンを真っ直ぐにされた挙句、への字に折り曲げられ、「スイスでヨロレリヒーとかいってろ。」といわれるのだった・・・。あの長い木製と思しきヨーデルに欠かせない楽器もホルンだから、それでも吹いてろというあらゆる方面に失礼な発言だった・・・。複雑にぐるぐると円を描くホルンの金管を素手で真っ直ぐに伸ばす土方の形相はまさに鬼であった・・・。あんな酷いことをするなんて土方は鬼だ・・・誰もがそう思うのだった。でも土方も心では泣いていたのだ、山南自身はともかく彼のホルンの音が大好きだったから・・・。

その後山南さんは日本の音楽界から消えた。でも数ヵ月後にエアメールで手紙が届きます。近藤に。スイスにホントに行った山南は、ホントにあっちのホルン奏者になったのだった・・・。添えられた写真には明里と一緒にアノ笑顔を浮かべる山南が。僕の求めるものはここにあったとかなんとか山南さんには幸せになってもらいたい。

 すいません。最後オーケストラネタじゃなくてただの新撰組ものでした。
いや、すいません。
ネタお持ちしてます。









 

 






 なんだこりゃー!!!!!
2004年12月14日(火)

 こんにちわわ!!大河最終回より新撰組に帰ってきていて、「風光る」をよんでしまいそうなほど盛り上がってる黒武です!
いや〜、風光るは本誌の方で初回から何回かは読んだんですよ。
友達が新撰組漫画がやりだした!と情報をくれてね?
土方はいけてる!かつほとんどのキャラクターデザインが納得でした。あと、は面白い。長倉と原田が逆じゃないのか?とおもったのは私だけだったんだろうか?それとも、取り違えたのか?
なにやら新撰組サイトで風光るのその後を読むと伊藤甲子太郎が御耽美サムライ(どんなよ)で土方の見た目にラブ!なそうじゃないですか〜。ちょっかい出されるそのたびに真っ赤になって土方が怒るらしい・・・。どうなんだそりゃ。しかも、11歳のとき奉公先で番台に襲われそうになって以来アンチ衆道・・・設定。どうなんですか〜!!とおもいつつ・・・。世に出回ってる新撰組時代小説とか呼ばれてるものもどうなんですか?な設定満載なのでいえない・・・。漫画なんだからいいじゃん・・・あからさまにフィクションだって思えるじゃん。みたいな・・・。

 すごいよな・・・。ギャグ小説なんですが「わが名はイサミ」は立ち読みで飛ばし読みなんですが。
「土方は、近藤のバカさ加減にも呆れず
あれほど親身に世話をやいてやり
しかも、生涯所帯をもたなかったという。
よほど近藤を愛していたのだろう
その辺は作者にもわからないホモだちの世界である」
書きすぎですから〜!!!残念!!
この本近藤がいかにバカかを書くのに心血を注いでるんですが、バカの要素のなかに土方の思惑(主にラブラブ!!こんどーさーん!!な恋心の事)に全くといっていいほど気がつかず無自覚にホモだちというなんともな人になっててアイタタ〜。
なのに、
「「近藤さぁん」と土方が女みたいな色白な顔で近藤を上目遣いに睨んだ
近藤も土方のこの目に弱いのだ」
とかどうなんですか・・・。土方怖ええよ!!近藤もぜったい鼻の下伸びてるーーー!!!!つーか「も」って時点で他の奴も落としてるー!!
いやあ〜怖い怖いですよ〜。こんな大河じゃなくてよかった。
いや、ありえないのは分かってます。分かってます。
ちなみに「わが名はイサミ」書いたのは男性です。筒井康隆さん。あ〜って思う人も多いだろうな。まあ、この人の書いたものなんでこのくらいの笑いはありなんですかね。

 すいません・・・上のを書いた後日に読んでびびりました・・・。近藤さんしっかり土方に襲われてました・・・。土方は何でこうもヤバイ事件簿が多すぎるのか・・。ともかく、押しの一手で土方を受け入れちゃう近藤さん・・・ボケすぎですから!つーか、土方がオカマっぽい・・・オカマだけど攻めです。近藤さんに媚うっても攻めです。いや、おかしい!あははあは。なにかもう、これはギャグなんで・・・水に流します。


 「新撰組の哲学」これもスゴイ・・・。設定は新撰組マニアの爺さんが、夢に出てきた新撰組の話を若い青年に語るとかいう、萌えばなに花を咲かせるオタクそのものとしかいいようのない語りから入ります。短編集なんで毎回爺がこんな夢みたんだけお〜って語りだす。このなかで土方の迷句のなかでも代表作(っていっても土方自身は斜線をこの上に引いてるってんだから恥ずかしい)「しればまよい しらねば まよわぬ こいのみち」を妄想した夢を語るんですが。それが、伊藤甲子太郎が新撰組にはいってきたときの土方の心情だっていうんですね〜。インテリの伊藤に丸め込まれて夢中な近藤にキリキリ舞な土方だっていう・・・。伊藤惨殺も嫉妬が絡んでるという・・・。「近藤という人はほれっぽい人で土方も苦労したでしょう。」って爺おめえさんの妄想だろそれ!!この話ナチュラルに自分を「奥方」の立場に考える土方が怖い。

 男道あるいてる喧嘩道歩いてる土方の場合近藤が介護老人みたいになり、
椎名りんごかはたまたCOCCOか?な土方じゃないと近藤が素敵くない・・・ってのが諸刃の剣で新撰組っていたい・・・。バランスが肝要。
いや、大河はその点中間点でしたよ〜。いや、よかった。
昨日家にある子母澤寛の「新撰組物語」読んだら素敵なシーンがあって、
流山の戦いで逃げてるのに、みんなぼろぼろだからって野原でお昼ねするんですよ。見張りを一人立てるためにじゃんけんをするのですが近藤さんが負けて(じゃんけん弱〜!!その次に弱いのが島田魁ってのもな〜)不思議とのどか〜な中で青空を見上げる・・・。みたいな。近藤さんが負傷兵を自分の馬に乗せてあげたり土方みたいです。なのにな〜。この本新撰組にはまったら必ず読め!ってぐらいバイブル的な存在にも関わらず近藤は土方に去られて「俺はおれ自身になれた!」とかいって自由さー!!ってなるんだから悲しすぎる。土方すごいお荷物じゃん。「あいつは体の疲れは知ってても心の疲れを知らん」って随分ないいようじゃないですか!さ、さむー!!!寒いよ!確かに土方さんすげえ元気なんですが・・・。でも、いいところもあるのよ?多摩に帰ってきてるのに常さんとお玉ちゃんところに帰らない近藤に帰ってやれっていうのよ〜。貧乏道場を支えてくれたたった一人の女房じゃないかって。というか、さっさと常さんに会いに行って蕎麦をご馳走になりそば食いながら泣いちゃったりした土方さん。合うと後ろ髪が引かれるから合いたくないって言う近藤に「それはおぬしの気持ちだ、お常さんが泣くのが本当だ。沖田にあうのと同じ気持ちで会ってくれ頼む」な〜んて言っちゃう土方さん。「近藤はただ静かに死んでく事をねがっているんだなあ」って思う土方さん。かわいそうだよ・・・。でも、この本最後近藤は近藤自身にかえって辞世の句を有馬藤太(有馬さんの本人の回顧文も載っててこの本ホントお得ですよ。有馬さん立派だよ〜)が読んで「おいは武士でいるのが嫌になりもした!!」とか言わせちゃうの!!武士道万歳〜!で終わり勝ちな新撰組ものを「裸の近藤」にさせて賛歌したってのはスゴイかもな〜。
裸の土方を賛歌したものは多いけど、近藤さんを賛歌!ってなかなかないからな〜。その点はすごいかも。ただ〜書かれたのが明治ですから、武士ってものの身分的価値を否定って結末はありがちなのだろうか・・・新しいって感覚で。身分制打破ってのは新撰組には毎回でてきますが〜体制の中での打破ですからね〜。いや、私語れません難しいことは〜。
あ〜。二人が物凄いきっぱり道を別れてるのがつらい・・・。
「ここで生き残ったら地下にいる近藤に合わせる顔がないんですよ」って語った土方はどこにー!!え?この後変化するの?近藤さんはせいいっぱいやったって思ってる前提があっての台詞ですよね、この台詞!ちなみに」地下ってのは単にあの世って意味です。江戸末期の人間が言うことですからキリスト教的な地下に地獄発想ではなくて、黄泉の国は地下という日本的発想からだと拙者思うんですけど〜・・・あれ・?まあ、ともかく土方さんは精一杯やらないと近藤さんに合わせる顔ないとおもってるんですよ。
だから喧嘩別れでも決定的な別れとかさせないでほしい。
つーかそんな気持ちだあんなに一緒にいて、俺の気持ちは土方が知ってるとか遺書に書けるんでしょうか?うわ〜!!

 浅田次郎の新撰組は、そうですね!って思う。上手いよな。ほんと。
沖田が怖いのが正しい感じ。映画は大河山南がやったんで余計怖いのがどうか〜ですが。見てないけど、紹介の番組だけで恐怖でした。

 あ〜新撰組もすごいんですが、歴史ものを書く作家のなかで物凄い追跡調査をして新発見までしてる人とか・・・ほんとスゴイと思う。スゴイ情熱・・・。藤田五郎が斉藤一であると発見した赤間倭子さん・・・。
斉藤のどこにそこまで追いかけたいところがあったのか・・・たしかに、やたら一貫した生き様はかっこよすぎでしたが、そりゃ調べて分かったことじゃん・・・調べれば調べるほど引かれる・・・ってやつだったんでしょうか・・・。すごいよなあ。なのに、書いてる小説の土方が妙にキラキラしてて笑える・・・。足の怪我で温泉治療中の土方に付き添う斉藤っていったい・・・。
「土方の肌は山の緑を反映して透けるように白い
きめの細かい女の肌のようだ
一緒に使っていて斎藤にはそれが眩しかった」
眩しく感じてる斉藤っていったい・・・。いや、大河の山本さんの色の白さに眩しさ感じてた私もいったい・・・ですけど。体不自由な状態で温泉に入ってるときに普段無口な奴がこんな事おもってたらやだよ。斉藤の不思議なキャラクターは斉藤フリークが書いてもかわらないんでしょうか・・・。
大河の一ちゃんはよかった。オダギリジョーが目をうるうるさせるたびに、そんな犬みたいな目しなくとも・・・と思ったもんだ。
キャストも面白かったよ「新撰組!」

 今更だな・・・終わってから気になるのも〜。
まあ、紙媒体がやたらあるんでその気になれば山ほど楽しめるんでしょうが〜。気力がね〜。














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