感想兼日記
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2004年07月09日(金) 張栩本因坊、初防衛

 張栩本因坊、防衛! 
 おめでとうございます!! 

 本因坊挑戦手合、第六局。半目の勝利。
 ヨセっておそろしい……と思いながら、レドモンド九段と稲葉アマ六段の解説を聞いていた。……おそろしいよ……。
 その前に形勢はほぼ決まりだったようだが、右辺のコウがらみのヨセに動揺した依田名人の様子に、どぎまぎした。

 日本の囲碁界の頂点に立つお二人と思うので、これからも熱戦を見せてくれることと期待しています。お疲れさまでした! 


 それにつけても、レドモンド九段の日本語は美しいなあ。

23:41


2004年07月08日(木) 本因坊戦 第六局

 本因坊挑戦手合七番勝負、第六局、今日一日目。
 青森県三沢市「古牧温泉渋沢公園渋沢邸」で。

 NHK・BS解説、マイケル・レドモンド九段。聞き手、稲葉禄子アマ六段。
 レドモンド九段の解説、過不足なくて分かりやすい。聞き手稲葉さんは何度も言うけれど、明瞭さ、安定感、分かりやすさとも最高であります。稲葉さんが出てみえるとうれしいー。

 一日目終わって、張栩本因坊よさそうな展開かなあ。いや分からないけれど、分からないながらの予想。

 対局場の渋沢邸、ってあの渋沢栄一氏の? と思ったらそうだった。
 徳川慶喜ゆかりの人物、とどこかで読んだことがあった。その後NHKの「その時歴史が動いた」で人物像や時代背景を知って、なんとなく親しみを感じている。
 数年前の大河「徳川慶喜」(だったっけ?)放映時に、慶喜関連の本を何冊か購入、その中に渋沢氏と慶喜氏が碁を打っている写真があった。
 記事中に、隠居(蟄居?)の慶喜氏の囲碁指南が女流の棋士、とあった。で、その指南役の棋士が連れてくる幼い女の子も相当な打ち手らしく、慶喜氏の打った手を盤側で見ていてフンと笑う、慶喜氏はそれに「まいった」と後で渋沢氏に苦笑混じりに話していた、と読んで、ほほえましいなあと思った記憶がある。

 あした二日目も楽しみ。張栩本因坊、防衛なるか。


 対局場は最高気温25℃と稲葉さんがおっしゃっていた。うらやましい〜。
 関東甲信越は32〜36℃と猛烈な暑さ。外に出ればコゲそうだし、室内はサウナのようだし。しなびる……。

23:02


2004年07月05日(月) Lの姿勢

 あれだ、思い出した。
 Lの座ってる格好、なんだか見た事あるような気がしてしょうがなかった。
 ヨーロッパの寺院の柱や壁や、橋の欄干にある彫刻で、L座りをしてるカラス天狗みたいな像、あったよな。ぴったり同じ姿勢だったと思う。
 うーんと、ゴシック建築かなあ……。西洋でいう‘悪魔’か、‘悪魔の遣い’だったんじゃなかったっけ。
 デスノ1巻冒頭で、ゴシック調な画面だなあと感じていたので、その路線だと想像するんだけれど、いかんせん知識がとぼしくて明言できない。

 Lは月(ライト=キラ)にとっての悪魔、という比喩かなあ。それとも西洋閻魔様とか。閻魔様はリュークか。……違うなー。


 涼しい東風を持って来た台風8号は、去ってしまった模様。7号の進路は西寄りだから、また蒸し暑い日々が続きそうだ。天然サウナ……。

17:59


2004年07月03日(土) 「DEATH NOTE」2巻

「DEATH NOTE」2巻買ってきたー! 面白かったーー! 

 でもはじめに一言文句を言わせてもらうなら、この物語人死に多すぎる。どうしてもそこで一歩ひいてしまうのだが、差し引いても面白かった。

 以下少しネタバレ。
 Lが「キラは幼稚で負けず嫌いだ」と評し、さらに「そう…私も幼稚で負けず嫌い…」「だからわかる…」と続けるセリフが好き。
 スラムダンク以降‘負けず嫌い’気質を前面に主張する主人公が(わたしの知り得る範囲内では)増えていたように思う。当初印象が強くても、重なれば食傷気味になってしまうキャッチフレーズなのに、Lの言葉には、そう来たか! と膝を打つ勢いで乗り出しちゃったよ。

 幼稚だ、か〜〜。そして〆が「正義は必ず勝つという事を」だよ〜〜。
 字面で見るとたいそうなセリフだけれど、小畑先生はそう言うLをペコちゃん顔で表しておられる。……少年誌の環境で(わたし含め大人が)これを読むってのはちょっとシニカルで楽しいのかも……。読者の対象年齢、高めに設定してるんだよね……。
 原作の大場氏は20代前半位の方ではないかと思ってるんだけれどなー。

 小畑先生の筆はますます冴えてる。
 ソファに座るLの足指が、ソファの端をつかんでる様子が鳥っぽくていいなあ。Lはカラスみたい。ヤタガラスってとこか。
 表紙見返しの、小畑先生のコメントになんだか共感。

 単行本装丁に凝ってるのも好感。マニアックだー。狙われてる気がする。わたしごとき中途半端なマニアもみごとに釣られているよー…。
 3巻が待ち遠しいです。


 本日の他の購入品。
「Dr. フロイトのカルテ」檜原まり子著 講談社X文庫ホワイトハート
「夢に囁く天使の声」たけうちりうと著 小学館パレット文庫
「NHK囲碁講座」7月号
「詰碁基本問題集 めざせ初段」
 上記二冊は今市子氏のイラスト目的。
 パレットの方はカバーイラストの全プレがあるせいか、入荷数が少なかったか、書店はしご二店目で最後の1冊だった。あぶないあぶない。
 囲碁講座も最後の1冊だったよ。あぶないあぶない。
 詰碁集は初心者用のが欲しかったのだけれど、無かった。三頁読むと眠くなる。うう。千里の道も一歩から。不眠症に効くんじゃないかなこれ。だめかな……。

20:01


2004年07月02日(金) ヒカルの碁関連

 ヒカルの碁 SPECIAL CHARACTER DVD "MEMORIES"、買いに行くひまがなくてアマゾンで通販。届くのは来週になりそうだ。どんな内容なのかなあ。わくわく。

 先だって、姪らに見せようとヒカルの碁イラスト集「彩」を再購入したら、四刷だか五刷だかになっていた。重版されてるんだ! うれしいな〜。(自分のは初版)
 わたしが少しずつ集めていたトレーディングカードも興味があるようだったので、好きなキャラクターからジャンケンして分けた。
 ダントツ人気は佐為。姪っ子ら、佐為のカードを分ける時は気合入ってたー。さすが佐為。次点では筒井さんや加賀くんやあかりちゃん。やっぱり歳が近いところに人気があるみたいだ。

 そういう点では「DEATH NOTE」主人公、月やLが大学生ってのは少年誌としてはかなり異色なのだろうな。
 2巻も発売になってる様子、早く買いに行きたい。


 きのうから東風が涼しい。日射しは焼けつくようだけれど、空気がさわやかで生き返る。

18:35


2004年06月30日(水) 半目勝負 と兄弟棋士

 きのうの碁聖戦・五番勝負第一局は、午後6時45分、237手で挑戦者の山田規三生八段が依田紀基碁聖に半目勝ち、とのこと。
 ここでも半目。えらい大きな半目だ……! 

 山田八段、序盤劣勢をはね返しての逆転だったらしい。
 そういえば、先日の本戦トーナメント決勝戦も、張栩本因坊を半目で退けての挑戦権獲得だったよな。つよい。


 以前読んだ本にも記されていたが、スポーツ界に限らず、囲碁界も長子より次子、三子の方が強い場合が多い。規三生八段の次兄は七段、長兄六段。小林覚九段も確か三男でらした。
 女流の向井三姉妹も、次女三女のお二人が先に入段を果たしておられるし。
 わたしは長子なので、兄ちゃん達の活躍も見聞きしたいのだ。……というわけで、やっぱり伊角さんにはぜひともタイトルをとってもらいたく思ってるんだった。(途中混線)

18:11


2004年06月29日(火) 碁聖戦 第一局

 6月が終わりそうだ。いろいろとあせりが。
 それにしても今から真夏日続きで、今年の光熱費はどうなるんだろう……。わたしの体力もどうなんだろう……。


 本日、碁聖戦第一局。
 依田碁聖に挑戦するのは山田規三生・八段。
 高知新聞社ネット速報見る限り、18:57 現在まだ終わってない模様。
 本因坊挑戦手合の間に、碁聖戦もか! 依田名人・碁聖も過密スケジュールをこなしておられるなあ。どうか依田碁聖、山田挑戦者とも万全な体調を維持なされますように。

 きのうの週刊碁を読んでいたら、王座本戦で立誠十段が、羽根棋聖に半目の惜敗。うわ、くやしい。

19:11


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