The color of empty sky
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2007年01月02日(火) |
Don't Trust Over Thirty |
Don't Trust Anyone Over 30 憎むよりも先に Don't Trust Anyone Over 30 悲しむよりも先に Don't Trust Anyone Over 30 怒りよりも先に Don't Trust Anyone Over 30 嘆くよりも先に
その歌をはじめて聴いたのは小学生の夏だった。 大人の住む世界の歌だと思った、あの頃。
そんな私ももう30歳。 現実を見つめて地べたに這い蹲ることも、あの人を追って軽くこの地を蹴ることも、すべて自分の腹ひとつ。 さぁて、どこへゆくのかしら?
荒波に押されるようにして、ぼんやりとしてる間に年の瀬迫る。 って感じ。
この年になったら出会いもなく新しい友達も増えないよな、なんて言ったりするけれど、よくよく考えたら出会いと別れを繰り返しで、減ってはいるけど増えてもいる。 特に今は、信頼できる、自分をさらけ出して接することの出来る友人が何人かいて、その存在がある種、自分の助けにもなっているような、どこかで守られているような、そんな気持ちがある。 今まで、身近にいる人に対して、こんな事って考えたことなかったかもしれない。
この先生きてたって、楽しい事なんかないだろうってのは知っている。 けれど、それほど辛い事というのもないんじゃないかな、って。 今年1年、どうにか乗り切れたみたい。 来年もまた、ほどほど頑張ろうかしら。
クリスマスの雑踏を一人歩くことの空虚な気持ちなんて、慣れきってしまってしまった。 私のように孤独を抱えて目を伏せて歩く人々なんて、あちこちにいることだし。 それでもふと、幸せそうに笑いあう恋人同士であったり家族連れであったり、そういう人を見るといつも思い出すのだ。
姉の遺体を前に、「楽しいことも何もなく死んでいってしまって」と泣き叫ぶ母の声が耳に蘇る。 姉の生きた日々は楽しい事はあったのだろうか。 姉は何が楽しかったのだろう?
エンピツで日記を書き始めた最初の年、大晦日を姉と共に過ごした。 お刺身を買って遊びに行ったら姉がご飯を炊いてくれて豪華なチラシ寿司になった、なんて日記に書いたのを、ふと思い出した。 スーパーの惣菜コーナーのチラシ寿司の前で泣いてしまった、そんなクリスマス。
なんとか精神的に復調。 忙しくてぴりぴりしていた社内も、仕事の終わりが見えてきて、冗談を言って笑える程度に空気が和らいできた。 先週は辞める事とか逃げる事ばかり考えていたからな・・・
一人で生きることは気楽であるけれど、なかなか一人で生き抜けるほども強くなれない。 愛が欲しいなんて贅沢はもう言わないけれど、信頼できる人たちは大切にしなければとつくづく思う今日この頃。
まきはらのりゆき、とか聴いてみる。 今まで全然興味なかった、名前もヒット曲を知ってても、漢字で名前を書けない程度に。 だけどふとした拍子で出てきたMDのラベルの、懐かしい癖の字を指で撫でたりしていたら、なんだか急に聴いてみたくなってしまって。
気持ちが塞ぐのは雪のせいだけではなく、どうやらあごの調子が悪いからではないかとふと思った。 矯正中で奥歯の噛み合わせがすごく曲がっている気がするし、額関節あたりも痛いし、この頃ふと気がつくと歯をかみ締めているし、喋るために口を開けるのがすごく億劫で・・・ かみしめ症候群だかなんだか、そういうのがあるらしく調べてみたら症状ぴったり。 きっと寝ているときも歯軋りしているのではなかろうか。 ものを食べるのも億劫なのに、甘いものへの欲求だけは耐えることがないというのは何故だろう、嗚呼何故だろう。
それほど忙しくないはずなのだが休日出勤。 ちゃっちゃと終わらせて外に出ると、大粒のぼたん雪がぱたぱた降っている。 朝は雲ひとつない晴れ空だったのに。 今日に限って手編みのニット帽を被ってきていないのに・・・
月に一度の矯正歯科で調整の日。 矯正を開始して2年5ヶ月、大分歯並びは整ってきたがまだしばらく掛かりそうな予感。 暖かい歯科医院の中で診察台に横になると、途端にリラックスして?眠くなる。 治療は結構手荒で口の端や唇が切れることもしばしばなんだけど。
帰り道、ビル風に巻かれる大雪を体中に受けながらとぼとぼと歩いていて、ふとカイロプラクティックの店が目に付いたので、入ってみた。 お試し20分コース1500円の文字に誘われたのは言うまでもなく。 この頃は首のこりが酷く、寝ても疲れが取れない日々で、整体にいきたいなぁと思いながらも機会を逃していた。 先生は同世代くらいの、ちょっとモサいがちょっと美形のメガネ男子。 それだけで、うはうは。 あまりにもこりが酷くまた施術時間も短かったので、効果はまだそれほど感じられないけれど、何度か通ってみようかと思う。
その後本屋に寄って帰宅、ムーンライダーズの30周年特集ムックと蒼天航路文庫版17巻を購入。 夕食は野菜たっぷりチリソースパスタ。 これから明日までぎっしり、在宅バイトやっつける予定だけど、フィギュアスケート面白くてごにょごにょ(言い訳)
11月にももうさよならを。 今の会社で働き始めて早四ヶ月、三十路まで後一ヶ月。
ふっくらとした雪が舞うのがすりガラスの窓の向こうにも見えて、帰るのがちょっと辛くなった。 雪の中を歩くことが億劫なのではない、雪が街の赤い灯に照り返されて、夜といえども真っ暗闇のなくなる季節が来たのだなぁと考えて歩くことが、なんだか辛くて。 そんな気持ちのまま、まっさらの雪の積もる公園をブーツでずかずか漕ぎながら、雪の来るほうを見上げてみたりした。
薄給で無気力で孤独な私の日々の関心事は、食べること。
1ヶ月前までは、忙しかったりストレス過多だったりで、朝に最近流行のほんのり甘いトーストをかじり、昼ごはんはお菓子、晩御飯はコンビニ弁当、などという恐ろしい食生活だった。 この頃はお金と引き換えに自由な時間を取り戻したので、朝は麦ご飯とちょっとしたおかず、昼は手作り弁当、夜はスーパーで安かった食材などでささっと料理を作る、という日々。 始めの頃は、甘いものやジャンクフードや菓子パンが食べたくて仕方がなかったが、この頃は買い物に行っても誘惑に負けることがなくなってきた。
先日体重計に乗ったら4キロも増えていて!しかし3日で3キロ落ちたんだけど、あれは何だったのだろう。 年内にあと3キロは落としたいなぁ。 ハードな運動をするのは面倒なので、食事とストレッチで冷え性・低体温の改善を図り基礎代謝向上を目論み中。
胃が痛くて腹部は腫れて酷いのに飲んだくれて。 なんだか帰るのが面倒になって、駅のベンチに座り込んで根が生える。
週末の札幌駅は、いつもよりも大荷物の人が多い気がする。 トランク、ボストンバッグ、お土産の袋。 7番ホームから出る旭川行きの特急スーパーホワイトアローに飛び乗ってやろうかと、ドアの前まで行ったけれど、手に握った200円区間の切符をまじまじと眺めて素に戻り。 ・・・明日も仕事だし、どうせ。 改札を入ったところにストーブが出してあり、まわりをぐるりと囲むようにベンチが置かれている。 家に帰る電車が出るまではあと30分もあるので、そこに移動して文庫本を取り出して読みながら、周りを観察。
みんな、行くところや帰るところがあっていいなぁ。 私はどこにも行けないし帰れないよ。 そう一人つぶやく。
この頃、三連休というのはたまにあったけれど、飛び石で休むということはなかった気がする。 そんな木曜日、勤労感謝の日。
特にすることもなく、パジャマのまま起き出してコーヒー片手に本を読んでいたら、メールが。 「タイヤ替えた?」 大急ぎで服を着替えて物置からスタッドレスタイヤを出し終わった頃、友人が工具を抱えてやってきた。 タイヤの交換、自分でやれば1時間以上掛かるけど、車好きの友人の手に掛かれば20分ほどで終了。 通りがかっただけだから、と、お茶でもと誘いかけたのを遮って、颯爽と自転車で立ち去って行ってしまった。 まぁこれを口実に誘い出して、また美味しいものでも食べに行こう。 この人と食事に行くと何を食べても美味しいし、一緒にお酒を飲むと大変気分がよく量が過ぎても悪酔いしない。 いつまでもこうやって「友達」でいられたらいいのになぁ、と、後姿を眺めながらふと思った。 いつか均衡が崩れてしまう日が来るだろうか。
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