去年の年末の話をいまさらなのですが。ＴＭＲの野郎ライブの前にインディーズミュージシャンのインストアライブを見に行きました。マイナーですが、船越由佳さん。アップルストア渋谷でわずか３０分のライブ。無料ライブでお得でした。ただ到着が遅れてしまって少ししか見れなかったです。

仙台でのライブ以来で、７年ぶりに見ました。昔は正統派ポップスのミュージシャンだったのにプログレミュージシャンに変わっていました。あの頃が懐かしいです。正統派ポップスもいいですが、和製プログレもぜひとも開拓していって欲しいですね。船越由佳さんの曲は公式でyoutubeにアップされています。


前はライブが終わったあとにＣＤの即売があったけれど、今は違うんだよね。「itunesで２２ヶ国でダウンロード」ってことで楽曲をライブ後に買うってことが出来ませんでした。そこがダウンロード専門のミュージシャンの弱みなのかもしれません。


あとベースやプロデュースを田口俊さんがやっておられていて、今回のライブでもベースを弾いていました。田口俊さんを初めて見させていただきました。
田口俊さんはもともと作詞家として有名で南野陽子さんの「吐息でネット」の作詞だったり、中山美穂さんの「５０／５０」の作詞だったり、浅倉大介ソロ曲の名曲「1000年の誓い」や「Cosmic Runaway」の作詞者でもあります。

日本の楽器フェアや楽器フェスティバルに当たるアナハイムのイベント「NAMMショウ」が開催中とのことです。すでにユーチューブにも公式でNAMMショウチャンネルが作られています。


ヤマハでは初音ミクユーザー狙いなのか、新しいＵＳＢキーボードのＫＸシリーズが出たとのことで日本ではリリース候補に無いKX8（８８鍵盤モデル）も展示されていたそうな。ＳＮＳのmusictrackにてアイデックスの氏家さんより情報を得ました。
KX25は２５鍵盤で、KX49は４９鍵盤だけれど、KX8は８８鍵盤という。KX88は８４年に昔KX5と同時期に出ていたってわけで。ややこしいったらありゃしない。


あと、ローランドでついに新シンセサイザーがお目見え。Fantom-Gとな。これでようやくヤマハのMOTIF XS(2007年)、コルグのM3(2007年)で、Fantom-X(2004年)とワークステーション系シンセの中では遅れていたものが並んだ状態。
まず、カラー液晶は群を抜いてもっとも美しいものです。あと、マウスがつなげられるということ。これがかなり新しいです。僕は作曲にマウスは使わないのですが、波形編集などではマウスがないとかなり不便なのでシンセ単体での波形編集は１位の座になりそう。まだ応答速度とかさまざまな面があるので一概に評価できないけれど。あとスキップバックサンプリングとかＤビームが搭載されているのはFantomならでは。今年のローランドサウンドスパーク2008にもぜひとも見に行きます。

１５周年アニバーサリーの限定ＤＶＤボックス（再販ではない）の値段が出ました。
24800円だとか。

なーに！やっちまったな！

学生が手に届く価格帯でお願いしたいと思っていたのにこれは高い。2002〜2007年のツアーパンフレット（8ツアー）を縮小サイズ化したスペシャルブックレット付だとかいうけれど、流用はよくないですよ。


一応ＤＶＤが４枚なので大体６０００円×４枚でそのくらいになるかもしれないけれど、ＤＶＤは小売店で買えば２０％引き（またはポイント）になりそうだし少なくともソニー直販定価では魅力が感じられないです。

あと、ソニーだからやりかねないと思うのであえて書いておくけれど、結局限定とか言いながら「ブルーレイディスク２枚組みに納めました！」とか何も考えずに普通にやりだしそう。

文化放送のラジオ番組にこむちゃっとカウントダウンという番組があるそうです。文化放送というとアニメ声優の番組がおおいわけで、この番組もアニメソングのランキングをつけていく番組だそうな。


で、すごいのがこの番組の最近のチャートを見るとアクセスが１位、２位で連続で登場しているという。アクセスのシングル「Doubt＆Trust〜ダウト＆トラスト〜」が「D.Gray-man」のオープニングテーマとして去年の秋からの放送だったのだけれど、このいまになっても盛り上がっているという状態。


アニメソングというものでもものすごく競争率も激しい枠にもかかわらずアクセスの曲に評価をする人が多いというのはまず純粋にアニメソング支持者に音楽を認められた結果なのだと思う。これはものすごい光栄なことですね。
それほどテレビで流れている曲でもないし、いまやＴＭＲほどの認知度がアクセスには無いのに。ＴＭＲが出てきたころはサウンドがアクセスに似ているという言い方もされたのに、いまや逆だし。ぐちぐち。

地上波デジタル放送とるなら次世代ＤＶＤ。きれいな映像ならＤＶＤより次世代ＤＶＤ！ということで「ＨＤＤＶＤ」と「ブルーレイ」があります。

あと３年ほどで地上波デジタル放送１本化ですが、そんな矢先にＨＤＤＶＤがかなりピンチな状態だという報道。ワーナーがブルーレイを一本化するとかなんとかの表明からＨＤＤＶＤ陣営がみんなブルーレイディスクを支持し始めている形。矢沢永吉効果でしょうか？もったいない！


僕としてはどちらかというとＨＤＤＶＤがもう少しがんばって欲しいです。ブルーレイディスクは著作権保護機能ありきが前提なのでその分高いし。ただブルーレイはソニーなんかが作ってきたものなのでソニーミュージックが出す作品は必ずブルーレイで出されるというのも分かっているし、確実にコンテンツが増えるのはブルーレイではあります。


ただ、コンテンツの量だけで軍配を決めるっていうものではないと思います。
たとえばニンテンドーＤＳが売れていてＰＳＰが比べると劣っているところはあるけれど、売れ行きとか関係ないでしょ。だからＰＳＰは買ってはいけないなんてことはないでしょ。もっと言えばドコモは携帯電話シェアが日本の半分だからといってドコモが勝ち組ってことはないんです。

特にＨＤＤＶＤはマイクロソフトも推しているので、マイクロソフトがブルーレイを見放したらwindowsでブルーレイが使えないっていうこともあり得るわけだし。まだ僕はどっちが勝ち組かどうかは言えないです。ブルーレイがないとハイビジョンが見れないというわけじゃないし。

「初音ミク」人気も一般的には落ち着いてきているような感じもあるけれど、一部界隈ではまだまだ盛り上がっています。

一言で初音ミク人気といってもVocaloidという音声合成ソフトに注目している人だったり、初音ミクキャラクターそのものの人気だったり。

僕はもともと音楽作っている人間なので、初音ミクのマンガとか人形とかにもそんなに興味はないのです。ただ音楽と絵が重なることでシナジー効果が得られて製作段階や発表したときの周りの反応が大きいことは間違いなく、注目すべき所であります。


このブームはニコニコ動画の貢献がもっともなのだろうけれど、やっぱり巨大匿名掲示板のようなところがあって隠れて悪ふざけができちゃうところもある。

ということでもっとオープンなのが初音ミク販売元運営のピアプロでございます。

ＭＰ３投稿サイトではあるけれど、これのいいところは「自分の作品をどなたか使ってくださいませ」っていう決まりの元で投稿するところ。曲をアップするだけじゃなくて絵もアップできるし詞もアップできて、誰かが曲に絵を載せてくれたりして「コラボレーション」が実現できるスペースとして運用されているところです。単純に皆様の絵を眺めるだけでも楽しいです。

連携して作品をつくるとこれがまたすごい作品ができるというわけです。絵ばかり描いているっていう人でも絵描き仲間同士での評価で終わってしまうだろうしね。あと作詞とか小説を書き溜めているっていう人も多いはずだし、この場で発表すれば誰かが曲にしてくれたりイメージイラストを描いてくれる人がいることでしょう。

漢字交じりの文をひらがな（ミク語）にするテキストエディタの秀丸用マクロを作ってみました。

mikuc.mac
ソース↓↓↓↓↓↓↓↓

// 初音ミク語変換秀丸マクロ

loaddll "ht_tools.dll";//h-tom 様の著作物

if( !result ) {
message "ht_tools.dllのロードに失敗しました。\n秀丸と一緒の場所にht_tools.dllを置いてください。";
endmacro;
}

if(selecting) {

#num = dllfunc("mecab_load");
if(#num != 1){
message "mecabの起動に失敗しました。mecab.exeのパスが通っていない可能性があります。";
endmacro;
}


$s = gettext(seltopx,seltopy,selendx,selendy);

$s = dllfuncstr("Replace",$s, "初音ミク", "初値ミク",-1);
$s = dllfuncstr("Replace",$s, "\r\n", "。",-1);
$dst = dllfuncstr("mecab", "-F %f[8]\\s -E \\n", $s);
moveto selendx,selendy;


$dst = dllfuncstr("Replace",$dst, "。", "\n",-1);
$dst = dllfuncstr("Replace",$dst, "、", "\n",-1);
$dst = dllfuncstr("Replace",$dst, "」", "\n",-1);
$dst = dllfuncstr("Replace",$dst, "「", "\n",-1);
$dst = dllfuncstr("Replace",$dst, "ッ", "ー",-1);
$dst = dllfuncstr("Replace",$dst, "ヲ", "オ",-1);

$dst = dllfuncstr("Replace",$dst, "\n \n ", "\n",-1);
#len=0;
#len = strlen($dst);

if(#len > 0){
insert "\n" + $dst;
}else {
message "変換失敗！";
}

#num = dllfunc("mecab_free");
} else {
message "範囲選択内のみ変換します";
}

freedll;


↑↑↑↑↑↑↑↑ここまで

まだだめだめです。

追記：
mecabの呼び出しオプションの部分を
$dst = dllfuncstr("mecab", "-F%pS%f[8]\\s -U%M -E\\n", $s);
とするとうまくいきました。aike様の日記を参考にさせていただきました。

ＣＧキャラクターを動かしたり、テクノロジーを駆使した楽器をつかった芸術作品のことを「メディアアート」というそうです。
昔はＣＧとか電子音楽とかはやっぱり気持ち悪い部分があったと思う。その異様さも含めての芸術作品です。数学的な芸術が先行して不調和音的な音楽を作ったり、ありえない人間の動き方をＣＧで表現したり。こうなると近寄りたくないところもありました。


あと、メディアアートの創造性は無限大だけど、その分完成系がありません。メディアアーティストの岩井俊雄さんが作ったニンテンドーＤＢのソフトもあるらしい。ただ、ゲーム機のプラットホームに完成系のないソフトが市場でどのように受け入れられていたのかは微妙なところ。


岩井俊雄さんはウゴウゴルーガなども手がけていて、「tenori-on」というＹＡＭＡＨＡのモバイル楽器も作っています。イギリスでは発売したそうだし、あの浅倉大介先生もライブで触ったそうです。僕は残念ながらそのライブは見れなかったです。


大ちゃんがメディアアートに進出していくのは大賛成だし、ぜひ見たいです。
「メディアアート」というとマニアックで理解しにくいものだったり、時々ギャグ交じりのものとして定義されていた気がします。でもシンセを使うことが昔で言うメディアアートだったわけだし、もともとは大ちゃんのライブもメディアアートであるわけで。明和電機だったり、電気グルーヴだったり、その仲間だったりするんだよね。

おしりかじり虫が去年流行ったけれど、おしりかじり虫が人気というより、製作者の「うるまでるび」さんという人がすごい方々なのですね。
調べたらウゴウゴルーガのＣＧとか作っていた方だとか。「天才プログラマー／スーパークリエータ」の認定も得ているらしい。

しかも「うるまでるびペイント」というものも開発中だとか。ＣＧクリエイターやアニメーターの人から見たらまた違う見解になるとは思うけれど、絵もかけない素人としてはペイントソフトも未来はここまできたのかと純粋に驚いております。


ウゴウゴルーガにしてもＣＧキャラクターをスーファミのコントローラーで動かしていたそうだし、まさにＣＧタレント起用の先駆け番組だったのかも。おしりかじり虫だったり初音ミクだったりＣＧキャラクターがこれからのバーチャルタレントとしてどんどん活躍していくことでしょう。それを作り出す方々には頭が下がります。

ヤマハの今年の第１弾でしょうか。ついにUSBキーボードを発売です。
USBキーボードはもうPCRシリーズなどのエディロール（ローランド）の独占状態ということもあってもうＹＡＭＡＨＡはシンセだけでＤＴＭの分野は突き放してしまったのかとさえ思ったわけですが、見事ＤＴＭ分野に復活です。初音ミクの影響も大きいのかも。

ＵＳＢキーボードは「電源が要らない」（ＵＳＢで電源供給される」）という部分が今と昔の違うところです。ごつい機材をどんどん並べる音楽スタジオもいいけれど、ＤＴＭという宅録ミュージシャンにとってはいかにシンプルにするかが課題なのです。


さて、モデル名が『KX25』 『KX49』 『KX61』ということです。
ヤマハファンならおなじみのショルダーキーボードの「ＫＸ５」というものがあるのですが、それの血を引いたものです。ただ音源がないという共通点で、これらはショルキーではないようです。ショルキーっぽく使えるようにもしてみたらいいのに。


この新製品の一番のポイントはやっぱCubase AI4がつくということです。MOTIFXSにもついているＤＡＷで、AIってのは「再生」とか「録音」とかが楽器上で操作できちゃうヤマハ＋スタインバーグのコンビネーション機能。これがやっぱ一番惹かれるところ。


ただしいて言えばオーディオインターフェースがないところ。エディロール製品にはちゃんとついているし。そうなると価格帯はエディロール製品より安くならないと困るね。