平素に在り

2007年03月16日(金) 勝海舟

子母沢寛の「勝海舟」を読んだ。
文庫で少々分厚い全6巻。

明治維新といえば、司馬遼太郎が描く
「志士」がポピュラーだが、こちらは
幕府側の人間の話である。

戦時中に新聞に連載されたものであるため
文体も古文的な部分やなにやら口語調な感じで
あるが、これもなれてくると、小気味良い。

書かれた時代が今から比べれば、「江戸時代」もそんなに
遠い過去でなかったせいか、江戸っ子の市井が
生き生きと描かれている。

江戸城引渡しが無血で行われたのは、
官軍に西郷、幕府に勝がいたからこそできた
歴史的快挙であろう。
(官軍との交渉決裂の際は、江戸中に火を放つ
 手筈まで整えていたのであるから紙一重であった)
(当時の幕府の軍艦などからすれば、慶喜が恭順せずに
 決起していたら、勝敗は5分5分。だが内戦に乗じて
 西欧諸国の介入を招き植民地化されることは必然であった)


話は、海舟(麟太郎)の父の貧乏だが、
人情堅気な生活から始まり、その死後
べらんめぇ調の麟太郎が頭角しついには咸臨丸でアメリカへ行き、
最後は、幕府や徳川家の後始末を一人で引き受け
させられるところで終る。

・・・ちなみに自分の息子には、麟太郎という命名を
させていただいております。

・・・あとがきに、妾が6人で多くは正妻とともに
   同居とある。。。。




2007年02月11日(日) 所感

2週間ばかり、体調が思わしくなく
鬱々として気分が晴れず、テニスなぞも
やろうという気が起こらない。

こどもが小学4年になろうという時期に
塾に行かせるかどうかでかなり悩んだ。

妻とも話したが、まずは行かせてみようわさと。

高い金をとるだけあって、説明会やら聞くうちに
これは、公立学校で本来するべき内容ではないか
とさえ思われる。

担任がいて、教科ごとに教師がいて。
テキストも丁寧。

こどもは、のびのび育てたいなんていっていても
このギャップには驚いて、通わせたくもなるというもの。

中学受験は過熱していて、特に都心部は受験率もかなり
高いとか。

本来、学校でやってくれれば、月ウン万の授業料も払わないで
すむのだが、政府も少子化対策だか教育改革だか肩書きはいいが
はやいとこ手をうたねえと、日本は壊れちまうな。

未来を担う子供を生んで育てるのに、
こんなに負荷がかかるってのはちゃんちゃらおかしいぜ。

・・・子を増やせ 所得を増やさず 美しく
   (少子化対策・新しい働き方・美しい国)by安倍



2007年01月19日(金) 躁状態

躁状態のあとには、必ず鬱が来る。

だから楽しい躁状態を一生懸命抑えてきた、はずだった。

が、この半年、やはりかなりのオーバーペース。

睡眠時間が減って、「疲れを知らないハイ」な
状態だったようだ。

今週は、その反動が出た。急に疲れた。

それにしても、躁の楽しさと鬱の辛さよ・・・

俺には、サラリーマンは無理。



2006年12月26日(火) たまには書く

日記を書く時間がないほど
充実している。

早朝から20時まで仕事。

休日は家族とテニス。

そういえば、このあいだある大会に出て
優勝した。20代のときでも3位にしか
なれなかったのに、40にして優勝。

それから、懲りずに株をやっていて
忙しいせいか、頻繁に株価をチェックできない
のが逆に吉と出て数百万利益。

先週、バーゲンでスーツなど40万買いまくり。

そこで、「これは躁状態」との奥さんの指摘で
医者へ直行。薬でようやく通常人並みに戻った。



2006年12月02日(土) 任天堂

Wiiを買いました。

抽選倍率は3倍程度。

家族4人で本格的スポーツのように遊べます。



2006年11月13日(月) 考える

結局、朝から晩まで働いても
仕事が終らないということは、働く人間の能力に問題が
あるか、構造的に仕事の方法に問題があるか、はたまた
仕事自体に問題があるか、である。

私の前任は、独身男性が続いたうえに
上昇志向が強く、忍耐力もかなりなものだった。

私は家族もあるし、我慢大会みたいな
長時間集中労働は耐えられない。

ということで、人の補充か、事務の見直し
システム化など問題提起をしてみるつもり。
結局、上司は2〜3年で変わるから、
ずっと変わらないんだ。このままでは。

緩和休題。
日曜日の息子の話。うれしそうに話し出す・・
「おとうさんにはね、セイシっていうのが
 あってね、おかあさんにはランシっていうのがあってね
 セイシって3億個くらいあってね、それが卵子1つに向かって
 泳いでね、はやいもの勝ちだったんだけど○○(自分の名)くん
 1番だったんだ!!」(ばんざいポーズ)

 小学3年生でそんな授業があるんですね。
 子供ってかわいいもんだ・・・・



2006年10月29日(日) テニス歴

もうすぐテニス歴30年。

実業団の秋シリーズでは、ダブルス(シングルスはもうあかん)
で全勝したが、惜しくも1部昇格はならずか?

40才にもなると、20代の元インターハイ優勝とか
インカレ優勝とか、相手のことはあまり気にならない。

だが、今シーズン戦ったのは、金中君という
ある有名な選手(かつてジュニアで日本一)。
なんと、フェデラーとの対戦成績が1勝0敗という
おそろしく、フォアハンドストロークの早い
男だった。

うちの会社もだいぶ平均年齢が高い選手が多いが
練習熱心で、特にダブルスではアマチュア界では
日本の中でも秀逸のレベルまで達している。

ダブルスはコンビネーションと駆け引きで
パワーや、技術の差を埋めることができる。


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こうたろう [MAIL]

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