かなしいうわさ
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2013年07月01日(月) |
「きっと、うまくいく」 |
インド映画。ボリウッドってやつです。 「きっと、うまくいく」
笑って泣いて踊る青春映画。話がいい。出演者がいい。音楽がいい。絵がいい。最っ高。 「170分は長いな〜」と尻込みしてたんだけど、一瞬も飽きず。 ラストには「いや、こいつらと別れたくない、ずっと一緒に居たい…!」と泣くくらいのめり込んでしまった。 この映画、堅ッ苦しい世の中への異議申し立てだ。自殺が多いというインド社会は日本と重なる。 日本って裕福かもしれないけどなーんか息苦しいんだよな、世知辛えなあ、と思っている人にぜひ観てほしい。 「きっと、うまくいく」の原題は"3 idiots"。そう、"Three Amigos"なわけよ。 「サボテン・ブラザーズ」ファンはもれなく全員観るよーに!
この映画、このサイトみてくれている方は全員観てほしい! もしイマイチなら俺が金返す!
Yamagata Tweakster 下北沢ゲリラライブ 2013.01.26
あはは、最高!
ブルーハーツ / ラブレター
公園でたのしげに演ってる雰囲気になぜか切なくて泣きそうになる。
端麗グリーンラベルを呑んで、おやすみなさい。
2013年06月27日(木) |
やれることをやれるだけやるしかない |
どこを走っているのかは分かる どうやって来たのかは分からないけど 自分が何を知ってるかは分かる 何を観てきたのかは言えないけど もう僕たちは幼い子供じゃない 欲しいものだって分かってる 確かな未来だってある 解決する時間がある
どこに行くかは分からないけど、車に乗りなよ 行き先の分からない旅に出よう どうせみんなするんだからさ これはパラダイスへの道だ さぁ行こうぜ 目的の町があるんだ 一緒に旅に出よう
大丈夫 そこははるか遠いけど 僕らは日々成長している やれることをやろう
こんな歌を歌う僕を助けてくれ 大丈夫、大丈夫
観るたびに、くるくる回る老夫婦がおかしくて泣けるんです。
さてさて、夏です。
Alexandre Andrés "Macaxeira Fields"
雨が上がり空に虹がかかっちゃって、そこに気持ちいい風が吹いて頬を撫でていっちゃう、そんな堪らない瞬間が詰まったような一枚。 アレシャンドリ・アンドレス。ブラジルの田舎町ミナスに住む22歳。 22歳でこれって、まいっちゃうよね。
ミルトン・ナシメントとヴァン・ダイク・パークスがセッションしたらこんな感じになるかもなぁ。 そんでPVを「ビッグ・フィッシュ」の頃のティム・バートンが撮ったような... つか、ティム・バートンの新作映画のサントラこの人でいいじゃん。誰かこのCDを聴かせて!ティムに!
法盤リリース元のこちらに詳しい解説やライブ映像あります。 http://www.nrt.jp/alexandre_andres/release_information_21.html
ヤマンでーす 絶賛無職中ヽ(´ー`)ノ
岸井明 /歌の世の中〜岸井明ジャズ・ソングス
メッチャクチャ良いなぁ.... 粋だぜ... トニー谷もクレイジーキャッツも居ない頃から、ジャズと娯楽を融合させてたボードビリアン。 おおらかで伸びやか、軽妙洒脱。思わず笑顔になってしまう。 これはお宝、おそらく死ぬまでずーっと聴きます。
で、キシイさんを検索してて辿り着いたブログがやたらめたらと格好良かった http://blog.goo.ne.jp/lunaluni/e/2daf1f5a017a8bf07dd65f4e52e2548d
しばらく前に患った脳卒中の後遺症で半身の不自由な欠次郎さんはなんと、地面を這いながら夜の飲み屋街を移動していたのだった。 それまで、飲み屋の席に座っている彼の姿しか、知らなかった私だった。月の光に照らされてその姿は、まるで江戸川乱歩の小説の一場面かと思えた。 一緒にいた友人は息を呑み、「凄げえや。酒飲みのカガミだな」と呟き、私もとりあえず頷くことしか出来なかった。
この方、他のエントリーもとても面白い。 お身体悪くされているようで、快方を心からお祈りしております。
昔の音楽仲間から、イシイもユルい音楽ばっかり聴くようになっちゃったなぁ〜なんて言われたりするんです。 んなこたねぇよと反論したいところだけど、まぁ確かにそうかも。そうだな。ジョギングん時にiPhoneシャッフルで聴いてても、祝祭的な音楽ばっかりだ。 ユルいというのは余白があるということで、余白があると余計なもの、計算以外のものがそこに入ってくる。それが若い頃想像していたよりも断然エキサイティングだったりする。 身を委ねるって怖いことだからね、抗う方が確実だもんね。なのにあえて委ねちゃって、ゆっくり流されてて、てほうが格好良いなぁと こういうのは歳とって身体や頭が動かなくなってこないと気がつきもしないな、と考えると つくづく、歳取るのっていいわー。 と 思います。
たとえば細野さんの新しいアルバムなんてもろにそうだ。 ウソだと思うならブックレットを目をかっぽじってよーく読むといい。
ジェノア・ケアヴェのこの盤なんて、息が止まりそうになるくらいのクソハードコア音楽 Genoa Keawe / Among My Hawaiian Souvenirs http://www.amazon.co.jp/dp/B006TDEKYY
かつ、フラ踊るにも最適かと思います 〜〜(´ー`)〜〜
`Auhea wale ana `oe 〜〜(´ー`)〜〜 E ka pua lililehua
2013年05月15日(水) |
「旅やってどうだった?」 |
逗子映画祭上映作品 “春の神奈川県遠足SKATEBOARDで”
中学を卒業したてのスケーター達がプッシュで箱根を目指すロードムービー。 メチャクチャいい... 忙しい方も、18分時間を割いてぜひ観てみてください。
後半のインタビュー、旅やってどうだった?という問いに対しての答えが泣けた。
2013年05月07日(火) |
祝春一番2013 祝!祝!祝!!! |
祝春一番。今年も2日間だけ行くことができた。 今年も天国みたいな場所だった。
心に残った演者。 5/4(土) アチャコ&フレンズ ライブを観るのははじめて。観客としては何度も何度もお見かけしてる。春一の期間中ほとんど毎日お客として来て、フォークでもジャズでも浪曲でも、自分がビビッときたら、誰もいないステージ前に出て行ってスラリスラリと踊っている。誰も踊っていなくても、誰かの眼なんて気にせずに、自分の好きなように無心に踊る。そのダンスの美しいことといったら!アチャコさんは俺にとって世界一のダンサーだ。 初めて観れたライブも最高だった。決して巧みではない歌と演奏と曲。だけど、雰囲気・心意気・vibesで魅せまくる。巧まざる魅力とはこのことだ。子供からご年配まで、みんながステージ前に出てきて、笑顔でハラホロと踊りまくった。いつもステージ前で踊っているアチャコさんが大勢いるみたいな光景。歓びしかない空間。たまらない。満面の笑顔のまま涙が出そうになった。
加川良。反体制の曲が有名でどうも聴く気になれなかったアーティストなんだけど、春一で聴くうちに身体にしみ込んできた。冒頭が泉谷の「春夏秋冬」。ラストがなんとブルーハーツの「青空」。青空の歌詞が2013年そのものだ。痛い。自分のいい曲いくらでもあるのに、これを短い持ち時間の中で歌う彼の誠実さが俺はどうしようもなく好きだ。大好きな「高知」が聴けてよかった。南へ向かって高知だよ。南へ向かって高知だよ。飲んで歌って女と踊って。大阪経由、高知だよ。
木村充揮。この人の声は国宝指定しようぜ。日本語歌唱の究極の姿のひとつでしょう。歌いだすと空気がガラっと変わる。春の空も木村色だ。一声一声が沁みていく。ヤジへの対応含めて空気の掌握力ハンパない。This is 大阪。降参。
友部正人。新譜からの曲、詩の力が凄まじく引き込まれた。震災と原発についても友部さんらしいスタンスで詩的にえぐるような鮮烈さで歌っていた。さらに後半、バンド編成になり息子さんとのユニゾンで唄われた名曲群が圧巻だった。歌詞の一行一行が刺さってくるようだった。やはりこの人は詩人だな、と思った。
桜川唯丸。江州(ごうしゅう)音頭。鋭くタイトなリズムが本ッ当にかっこいい。海外のフェスに出たら、エキゾチックな要素抜きで大歓迎されるんじゃないだろうか。子供や外国人やおっちゃんおばちゃんや美人の姉さんや車椅子のお姉さんと踊りまくり。たーのーしーいー! 天国ってこんな場所だろうな、こんな場所なら死ぬのも悪かねえな、と毎回思う。 「福島片付いてないのに原発輸出ざけんな」と詠んでた。さすがリアルラッパー。
良元優作。この人は次世代の木村充揮になれるんじゃないか。こういう言い方嫌いな人多いかもしれないけど、音楽の神様に愛されているとしか思えない歌声。
その他。フロント3人とも顔が凶悪なぐぶつ、在日の悲惨な生活をグザリと切り取った李知承、場慣れしてきてますます快調なボヤキ漫談ナオユキ、毎度のIKO IKOで楽しく踊った石田長生、ささっと出てきてささっと歌ってガンガンに圧倒してささっと帰っていった曽我部恵一、めずらしくロックな感じでビビッとしめてくれたMr.チルアウト有山じゅんじ、タイマーズの税金の歌から「ありがとう」で泣かせてくれた金子マリ、月夜のカルテットをバックにとろけるような豊穣な時間を奏でた大塚まさじ。その他ヘタクソもメジャーどころも、みんなすばらしかった。
そして、お客さん。毎度の事ながらサイコー。板尾の嫁ダンスを終始踊りまくり、最終的に子供を抱きかかえてエアギターしてた姉さんが4日のベストダンサー。坂田明とかのジャズのバンドのときいつもステージ前でひとりで感電したようにブルブル踊ってるおっちゃん、小川美潮でもブルッブルにシビれてた。そして泥酔しながら人を指差し自己流ブレイクダンス?を踊る名物おっさん、岡本っちゃんは今年も絶好調だった。子供抱きかかえて泣かしちゃったり、女性客に(冗談で?)キスしようとしているのを止めて回る三好さん、今年もおつかれっす。真っ黒に日焼けしてダックスフンドを抱えて踊るお兄さん、今年は犬が2匹に増えてたね。毎年女性とワルツを踊る春友のおっちゃん、今年も華麗に舞ってたね。
もし来年もあれば、一緒にビール呑んで寝っ転がったりヤジ飛ばしたり江州音頭踊ったりしようぜ!
※追記 Twitterでのお客さんの感想をまとめてくれた方がいました。助かる〜おもしれ〜
http://togetter.com/li/500054
2013年04月24日(水) |
ผักชี/香菜/coriander/धनिया |
中華屋で「この料理パクチー入ってないよね?」と確認して注文をしたおっさんが、料理出てきたらばっちりパクチー入ってたんで半笑いで店員に文句言ってた。「入ってるじゃん!」「コレハ”シャンツァイ”デスヨー」「おなじだよ!なんだよもー、しょーがねーなー」そういって食うおっさん。いいね。きっとあなたはいつの日かパクチーと和解できるよ。おっ、この変な味は...ビールのつまみに合う...んじゃねぇか...?? と気づく時がくるよ。
俺もパクチー大ッ嫌いだったんだけど、今では大好きだ。3年くらい前に、渋谷で一日バー店長したとき、つまみとしてサルサディップを作るのにパクチーが必要になった。でもおれ嫌いだから入れたくないなーと渋ってたら、妻から「これは”こういう味”なの。諦めなさい。諦めて食べてみなさい」と言われて、渋々食べたら、ピンと来た。来てしまった。サルサにはこの味が必要じゃん!そうピンと来てからパクチーが入っている料理食べたら、あっなるほどこれにはパクチーが絶対必要ですなァと思えるようになった。完全にパクチーと和解したのだ。それからは大好きな食材になった。 同じように、ジャスミンティーも昔大嫌いだったのに今は大好きになったもののひとつだ。昔は何度飲んでも「こんな気取ったもん飲めるかっつーの。お茶がスースーしてどうすんだっつーの。」と思ってた。でも沖縄に行くと、なによりもメジャーな飲み物として地元の人がガブガブ飲んでる。ふーん...と思いながら、燦々と照りつけるクソ暑い日差しのなかでさんぴん茶を買って飲んでみた。ピンと来た。来てしまった。完全にジャスミンティーと和解した。お前、最高だな... それからは、常に自宅にはジャスミンティーを欠かさない。 単純だ。おれは単純だ。単純なバカ野郎なんだ。だから自分の直感を完全には信用しないようにしてる。もちろん直感は大事だけど、咬んで砕いて味わって考えないと分かんないんだ。いつかピンと来たりするんだ。そう考えるようになってからの方が人生楽になった。 昔は自分を縛るものは他人や金や慣例や生まれや組織や国だと思ってた。遠くにいる悪いヤツら、身近にいる理解の無いアホ共に抗って生きていく、生活ってなんて辛くて惨めなモンなんだと思ってた。そうじゃなかった。自分自身も自分を縛る。直感や気持ちや気分はそれまでの経験や勉強から基づいているとても大事なものだけど、それをすこーしだけ疑うマヌケな心を持っておく。心を好きなもの”だけ”でパッツパツにしすぎない。心のなかに、いったん嫌いと思ったものを置いておく余白を確保しておく。あとでその余白に置いておいたものを見直してみると、ピンと来て、大好きになったりする。好きにならないものはバカだから忘れるようにする。逆にいま大好きなものを後で嫌いになることもあるけど、まぁ今はそれを好きだからそうなった時はそうなった時でいーや。そのくらいバカでいいんだ。自分の直感を信じていない自分を信じるなんて回りくどいしバカバカしいけどそれでいいんだ。バカ最高、バカは楽です、バカおすすめです!
今日もりんご姫は元気です。
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