かなしいうわさ
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俺私ベスト募集中 そろそろどうでしょうか。既に2通いただいてます。ありがとうありがとう!原稿アップはもう少しお時間下さい。
走っている間はいろいろ考え事をする。疲れてきて余計なことを考えずに考えられるようになるので、悩んでいたことにスルリと解決案が出たりする。疲れてバカになって判断力が薄れてきているだけかもしれないが。バカ万歳。
で、考えごとができない位疲れてくると、ランナーズ・ハイのような状態になったり、ならなかったりする。あれ、なんで今俺ここにいるの? さっき走り始めたばっかりなのになんでもう1時間近く経ってんの? そんなに走ってねえよ??? という状態。とても気持ちがいい。ヘロヘロになっているのを勘違いしてるだけかもしれないが。ヘロヘロ万歳。
つうか今調べたら1時間程度のジョギングでナチュラルハイも糞も無いようです! せめてボーっと走って車に轢かれたりしないように気をつけます。
Linda Lewis /Live in Old Smokey
ついこの前のライブ。全く衰えていないハイトーン・ヴォイスに、ぞわっとくるよな渋みも加わっている。年月を経て、更に良いシンガーになったね。バックバンドの演奏もラフ&ゆるファンキーで具合良し。気取らない雰囲気で盛り上がる会場の空気をそのままに収録した録音も良好。ご機嫌なカリプソも演ってるよ。おすすめ。
FISHMANS presents The Long Season Review
滅茶苦茶楽しかった。とてもとても幸せな気分になることができた。
佐藤在籍時のフィッシュマンズを観たことがなくて、今回のライブがはじめての生フィッシュマンズだったという人も多いんだろう。来ているお客さんも意外と若い人多かったし、きっとそうだと思う。そういう人たちが、もしここを読んでいたのなら、過去20回はフィッシュマンズのライブを観てきたアホとして自信を持って言いたい。
今回のライブは良かったよ。 佐藤在籍時の「アタリ」なライブの時と同じくらい楽しかった。
今回のライブを観られたのなら、「佐藤がいる頃のライブ観たことないし...」だなんてもう引け目に感じることないよ。少なくとも、楽しさだけなら今回のライブだって当時にちっとも引けを取っていない。実力のある人たちが「楽しむ」ために全員持てる力を全力で注ぎ込んで、それが見事に結実していた。本当に楽しかった。楽しかったでしょ? それでいい。 過去の記憶なんて増幅されたり薄れたりするし、いい悪いなんて俺の主観でしかないから、過去のライブと今日のライブを比較するのに意味はないのかもしれない。でもまあ良いじゃない。今回のライブには佐藤は居なかった。でも俺はいまとても幸せな気分に浸っている。これは確かだよヽ(´ー`)ノ 今回のライブには、新曲も無かったし、革新性もなかった。佐藤が居た頃はあったよ。ビシバシあった。どんどん進化していく彼らに毎回ぶっとばされていた。(ハズレなライブもあったけど。)今回のライブにはそういう革新性は無かったけど、ゲストボーカルが素晴らしくて「新しい何か」が発生している曲はたくさんたくさんあった。だからこそ楽しいライブになったんだろうな。
当日のリスト。 戸田さんの日記から転載し、一部改変させていただきました
Go Go Round This World! (vo: 欣ちゃん) Weather Report (vo:原田郁子) いい言葉ちょうだい (vo:原田郁子) エヴリデイ・エヴリナイト (vo:原田郁子) BABY BLUE (vo:Pod) なんてったの (vo:Pod) Smilin' Days, Summer Holiday (vo:Pod) 忘れちゃうひととき (vo:蔡忠浩) MELODY (vo:蔡忠浩) 感謝(驚) (vo:蔡忠浩) むらさきの空から (vo:pocopen) あの娘が眠ってる (vo:pocopen) Just Thing (vo:pocopen) Walking In The Rhythm (vo:UA) 新しい人 (vo:UA) 頼りない天使 (vo:UA) MAGIC LOVE (vo:永積タカシ) ナイトクルージング (vo:永積タカシ) いかれたBaby (vo:永積タカシ) LONG SEASON (vo:山崎まさよし)
【アンコール】 チャンス (vo:全員)
【アンコール2回目】 ひこうき (vo:全員、楽器演奏なし) いかれたBaby (vo:全員)
欣ちゃんの歌うGoGo Round This Worldからスタート。佐藤と声質の似ている欣ちゃんだけど、ピンで歌うにはちょっと厳しいか。でも、「あー、おれはフィッシュマンズのライブ観に来たんだなぁ」という気分にはさせてくれた。
次のボーカリストは原田郁子@クラムボン。これはちょっといただけなかった。郁子ちゃんは本当に素晴らしい唄うたいだけど、「他人の歌」は歌えない人なんだろう。カバーをやるにしても、アレンジも含めて自分のものとして消化しないとダメなんだ。矢野顕子とおなじ。自分の世界観が確立されているから、そこの中でならいくらでも自由に泳げるけど、おしきせの他人の歌のなかではうまく泳げない。つぶしがきかないのは全く悪いことではない。でもこの日のライブでは、カラオケになっちゃってたんだよね。「あー今日は楽しめないかもしれない...」と落ち込みながら3曲をボケーと拝聴。
次は、タイのModern DogというバンドのヴォーカリストPod。すごく良かった。甘い声を張り裂けんばかりにふりしぼって、カタコトの日本語で歌う。フィッシュマンズのセンチメンタルな部分が出ている「Baby Blue」と「なんてったの」を、甘い声のPodくんに歌わせたのはNice Choiceだった。すごくはまっていた。とくにBaby Blueはせつなさが増幅されていてずっぱまり。「スマイリン・デイズ」が途中でもにゃもにゃと英語になっちゃってるのもなんか良かった。本人、すごく緊張してたみたいで、それを欣ちゃんが必死にMCでフォローしてるのも微笑ましい。 Modern Dogというバンドは、Zakがエンジニアをしているようだ。音源はまったく聴いた事なかったけど、この日のライブを観て俄然興味が湧いてきた。タイでのライブの模様を観ても楽しそうだねえ。ディスコグラフィが全く読めないが(´ー`) いちばん新しいやつを買ってみようと思う。
次は、蔡くん@ボノボ。これも良かったなあ。クリカンがやってるルパンを彷彿とさせたり... とはいえ、ただのマネっ子では当然無い。声質や歌い方は似ているけれど、佐藤が言葉を練り上げてとろけさせる感じなのに比べて、蔡くんのほうが言葉をピシっと言い放って、断言する感じ。それがなかなか格好良い。今回の新たな発見。「MELODY」〜「感謝(驚)」の流れが良かった。「感謝」はフィッシュマンズの大ファンである蔡くんの思いがギューと込められているのが伝わってくる熱唱だった。演奏もホットで盛り上がる。
次は、ポコペン@さかな。「気分はコール天」という初期のミニアルバムに収録されていた佳曲「むらさきの空から」からスタート。フィッシュマンズっぽくないほっこりジャジーな感じでカバー。これが滅茶苦茶良かった。佐藤が作る曲のなかでも、やさしさとしみったれた感じがあけすけに出ているこの曲に、ポコペンの凛としたヴォーカルとアレンジの妙が合わさり、新しい魅力が引き出されていた。これだよ、俺がこのライブに求めていたものは! 「コール天」から引き続き初期の名曲「あの娘が眠ってる」をやってくれたのも良かったな。その後に自作のみじかい詩を朗読。一寸ウルっときた。
続くはUA。いままでの人たちも良かったけど、UAは別格だ。あれ、この曲ってもともとUAの曲だったっけ?と思ってしまうくらい、自分に引き寄せて、自分のものとして歌っていた。「新しい人」も良かったけど「頼りない天使」は凄かった。トリビュートアルバムに入っていたバージョンよりも断然良かった。 ちょっと変な話だけど ■「なんて不思議な話だろう/世界の真ん中で/僕が頼りだなんてね」(フィッシュマンズ『頼りない天使』)。これは恋愛の歌ではない。育児の歌である。俺はそう聴いた。いつまで続くのかは分からないが、子供は俺を頼りにしており、俺はそのことを頼りに生きている。何て不思議な話だろう。「あの子は僕に言うさ/天使は今来ますって/ほんとさ ウソじゃないんだよ/未来は ねえ 明るいって/あの子の信じた確かな気持ちは/きっと僕を変えるだろう/なんて素敵な話だろう/こんな確かなことが/今もそばにあるなんて」。 これまた戸田さんの日記の9/25日ぶんの引用なんだけど このこと思い出してしまって、ああ、なんていい歌なんだ、本当にすごい歌だ、なんて不思議な話だろう?! と思って、ヒクヒク言いながら号泣してしまった。これは佐藤のフィッシュマンズじゃなくて新しいフィッシュマンズだなあ、と心から思えたひととき。
続いてはハナレ永積。これもとても良かった。この人は郁子ちゃんに近くて、自分のフィールドのなかで自由に泳ぐ人なんだけど、すごくしっくり来ていた。郁子ちゃんよりも器用でバランス感覚が良いんだろう。UAと違うのは、自分の曲にしちゃうんじゃなくて、自分が曲に溶け込んでいくところ。フィッシュマンズを全く知らない人がこのライブを観ても、永積がオリジナルのボーカリストであると信じて疑わないと思う。それほどしっくり来ていた。個人的にフィッシュマンズのブレイク・ポイントだったと思っているド名曲「ナイトクルージング」をこの人の唄で聴けてよかった。当時と同じようにフワフワと舞えたよ。「ハダカの自分で勝負しまっす!」とか言ってメガネ外してから、最後までずっと外しっぱなしだったのが面白かったな。確かに、気合十分、渾身の唄。
最後は山崎まさよしによる「Long Season」。この「Long Season」という曲はとても評価が高いけど、俺は好きじゃない。(短縮バージョンの「Season」はまあまあ好き。) リリース当時のライブでもこの曲がはじまると「あー早く終わらねえかなぁ」と思っていた。確かにフィッシュマンズのサウンドは凄い。あの頭をドカっと揺さぶるサウンドあってのフィッシュマンズ。それはそうだ。でも、やっぱり佐藤の歌が核にあってこそ、あの世界になるんだ。だから、ダラダラと演奏が続くこの曲のせいで佐藤の歌が少なくなってしまうのが勿体ない。なのでこの日もあまり楽しめず。浅ちゃんVS欣ちゃんのパーカッションバトルはまぁ良いけど、別にこれをフィッシュマンズでやる必要はないだろう...と今回も思った。山崎まさよしは巧かった。でも曲には合っていなかった。 ここで本編終わり。
アンコール。ゲスト全員で出てきて「チャンス」。混んでいるから控えてきたけど、この曲ばかりは声に出して歌った。会場は大合唱。同窓会でカラオケに行って大いに盛り上がったときのような類の楽しさに包まれる。楽しいという感情に質とか貴賎はないから、これでいいのだ。その後、鳴り止まないアンコールの拍手に応えて2回目のアンコール。やる曲がないので、「ひこうき」をアカペラで合唱。山崎まさよしがパンディロでリズムを刻み、譲が口でベース。会場が大合唱。続いて2回目の「いかれたBaby」。これまた大合唱。いやいや、フィッシュマンズ知らない人はドン引きしてたのかもしれないけど、会場が一体になって楽しんだから、やっぱりこれはこれでいいのだ。 もう一度ゲスト全員を紹介し、エンジニアのZAKをはじめ、照明さん、マネージャーまで呼び出して紹介。本当におしまい。
「またやるよ!絶対やるよ!また来年逢おうぜ!」と何度も欣ちゃんは言っていた。 うーん、次は固定のヴォーカリストで新曲をやってほしいなぁ。
Ska Flames /REALSTEP
10年ぶりの新譜。でっかい音だ! 音量じゃなくて器の話。良い。文句なし。さぁベタ褒めするよ。 とにかく演奏がすばらしい。こんなふうに奏でてもらえれば楽器も本望だと思う。スピーカーから出てくる音のひとつひとつが歓びに溢れている。楽しい曲では音がウヒヒと笑っている。せつない曲では音がかなしみに歯をグッとかみしめている。勇ましい曲では音がブルルッと身震いしている。 伊勢さんのボーカルも良いんだ。巧くない。けど、旨い。「絶え間なく瞬く星」みたいな曲をそんなに朴訥と歌われたら辛抱たまらんです。もし俺が女ならこんなこと歌われたら泣くよ。 そんな演奏や唄のグッとくる「表情」は、歴史上の名スカバンドのどれとも違う。彼らだけの表情だ。彼らだけの音だ。オリジナリティっていうのは、決して奇抜なアイデアやギミックによって生まれるものじゃないんだ。勉強させていただきました、ありがとう、とジャケットに手を合わせる。
おまけとしてCDと同じ大きさのレコードがついていた
ちっちゃいけどちゃんと聴けるよーヽ(´ー`)ノ 収録はライブ音源!ド名曲Rip Van Winkle!!!! に Ska Fever!!!!!!!!
フィッシュマンズのチケットをヤフオクで無事入手。8500円で落札できた。通常価格より4000円高いけど、幾ら出しても取り返しのつかない事の多いこの世の中で4000円で取り返しがつくなんて安いもの。
フィッシュマンズのライブは前でギューギューになってじっと観ているよりも、後ろのほうでへろへろ踊ると楽しいと思うよ。佐藤のように。
soul of どんと 今年はどんと紅白ヽ(´ー`)ノ ボガンボスはおろか、soul of どんとすら行ったことないんだよな。ハナレさんは最近どこにでも出てくるね。あの声でどんとをどう歌うのか聴いてみたい。 古謝さんがでるなら行かねばなぁ。
Earl "Chinna" Smith /Inna De yard
ソウルフルなレゲエバンド、Soul Syndicate(Harvest Uptownはド傑作!)のギタリスト、チナ・スミスのソロ。ギターの演奏だけをバックに、ときにソウルマナーで、ときにトースティングで、ときにブルースで、存分にガナりきった一枚。ライブ一発録り。渋過ぎる。凛とした空気はギル・スコット・ヘロンかニック・ドレイクか。大好きなソウルシンジケートのマリワーナ、マリワァァナ、も演ってるし、なんだかフィッシュマンズのナイトクルージングに聴こえて仕方がないふわり....とした曲なんかもあり。唸りながら聴く。うむむぅ。
このInna De Yardシリーズでは映画Rockersの冒頭で歌ってるKiddus Iとチナスミスだけの作品もあるみたい。Linval Thompsonのもあるのか。
おれわたし的2005ベスト 募集中。よろしくどうぞ。
ものぐさな俺が、久々にアナログで所持して表裏ひっくりかえしながらじっくり聴きたいナーと思った一枚。
Renato Motha e Patricia Lobato / Planos
ブラジルの夫婦デュオ、ヘナート・モタとパトリシアさんの新作。ほとんどふたりの声とギターとパーカッションだけの、静かな静かな40分間。手練れの職人が時間をかけて丁寧に丁寧につくった装飾品のように、細部までほれぼれする程美しい。音数少なく丁寧に仕上げることで生まれている凛とした緊張感を、ふたりの醸し出す「あたたかさ」がふんわりと包んでいく。 この作品を聴いてまず思い出したのはジョアン・ジルベルトの「三月の水」。おなじ空気だ。違いは温度。ジョアンのつきはなしたようなクールさは彼らには無い。けれど彼らにはジョアンには無い独特な「あたたかさ」がある。俺はそのあたたかさを随分気に入っている。 これみよがしではない天然にプログレッシヴなアレンジも、人懐っこいんだけどどこか照れてはにかんでいるようなメロディも、ハァ、良いなぁ。できるだけ多くの音楽好きの耳に届くといいと本当に思う。 世界に愛はある!あるよ!ヽ(´ー`)ノyeahhhhh なんて気分になった。
中川敬インタビュー@ミュージックマシーン とっても良いインタビュー。人懐っこいおっさんになったなぁ。
毎晩飽きずにテフテフと河原を走っている。走るのは本当に楽しい。いやいやそんな走れるわけねえっつうの!と思っていたコースが、3日後にはぜんぜん楽に走れるようになっている。長く走るコツがつかめてきたみたいだ。 努力すればするだけ報われるってのは気分が良い。はまったのがドラッグとか酒とかじゃなくてジョギングで本当にラッキーだった。
走っている時間がだいたい40〜60分。その間、何も考えずに音楽に没頭できるのもいい。中学生の頃、Clashのファーストを録音した46分テープを、モノラルのラジカセの前に正座して聴いていた頃のひたむきな音楽への向かい方が少しだけ戻ってきた気がする。
でかい音でよい音楽を聴きながら長い時間走っていると、だんだんと野外イベントで踊っているのと同じような気持ちよさがやってくる。じわじわーとやってくる。毎晩ひとりで模擬レイヴをしているようなもんだ。その上今日みたいに綺麗な満月なんて出ていた日にゃもう気分良くて良くて。実際に土手でへろへろ踊ったりしてさヽ(´ー`)ノ
今日は大好きなビートルズ「Rubber Soul」と、その「Rubber Soul」全曲まるごとカバーしたトリビュートアルバム「This Birds Has Flown」を聴きながら走った。特に設定しなかったけど、元曲とカバーが交互に流れてきてとても幸せな気分になれた。
トリビュート盤は詰まらないものが多いけど、これはかなり良い出来。ラバーソウルが大好きな人が演っている音がミチミチ詰まっているから、ラバーソウルが大好きな人はぜひ聴くといい。ますますラバーソウルが好きになれると思う。ラバーソウルをちゃんと聴いた事ない人は、これじゃなくてラバーソウルから聴いてくださいね絶対! Cowboy Junkiesの「Run For Your Life」が気だるくてたまらん。大好きな曲「You Won't See Me」の素直なカバーも最高。Ben Harperのレゲーな「Michelle」もいいぜ。Lowの誠実すぎる「Nowhere Man」もいいけど、I Am Samのサントラに入っていたPaul Westerbergのカバーには敵わないかなー。
昨日の日記はちょっと追記しました。なさけない感じです(;´Д`)
おれわたし的ベスト2005 投稿のおねがい 今年もやります。よろしく。 12月末まで受け付けますので、ゆっくりお考え下さい。
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