かなしいうわさ
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2004年12月05日(日)



おれわたし2004ベスト
公開開始しました。


肩肘張らずに適当にどしどしお願いします。
12月中旬をメドにお送りください。


去年のおれわたし
3年間前のぼくわたし
毎年本当にありがとうございます。







cover
m-floの新曲は、あーこのサビの前でリズムが入ってくるわけね、あれ、あぁじゃあこのバーバルのラップが終わった位から軽いドラムンベースが、あれれ、と思っているうちにノンリズムのままで曲が終わるので、ものすごくもどかしい。でもいい曲。2曲目、中谷美紀のカバーも気持ち良いノイズでさくさくと進む2ステップ。テイトウワみたい。





メインブラウザをSleipnirからFirefoxに乗り換えてみた
Windowsっぽくないデザインが良い。機能拡張すると使い勝手も良くなる。







2004年12月04日(土) 363

散財



梅森浩一 /出世しない技術
斉藤美奈子 /物は言いよう
15-16-17 /magic Touch
Daddy G /DJ kicks
メキシコのマリンバ-太陽の国のリズム
青木タイセイ /primero
Battles /イーピーシー
Finbar Furey /The irish Pipes of Finbar Furey
Sugarhill Downtown Orchestra /Special Selector,Beat Madness!
Masahiro Kano /Strictry Rockers Revenge chapter 6



15-16-17。藤圭子の「夢は夜ひらく」を連想する人はおっさんですよ... 15、16、17歳の女子達によるラヴァーズ・ロック。歌はふらふらしていて下手だけど、良いプロダクションでそれが良い味になっている。曲も粒ぞろい。そしてすばらしく音が良い。でかい音で聴くとたまらん。こういう良い音のレコードを聴くと、CDの音ってしょぼいなぁと思うね。
ダディG。DJへったくそ。選曲はレゲレゲダブダブ。まあ悪くないけど、これならDJ MilOのミックスCDの方が断然良い。
シュガーヒル・ダウンタウン。名前だけ見ると超機能的ダンスミュージック集団ぽいけど、すごくへちゃい。ジッタリンジンのボーカルみたいな女の子が、ロックバンドが余興でレゲエやってみましたよというようなトラックに乗せて歌う。友達のロックバンドを下北のライブハウスに見に行きましたという感じ。しかし良い。下北は下北でもSlitsに出てそうな感じ。

ヘイユーこのやろう
よそ見はするなよ
己のことを
わかってるなら

ヘイユーこのやろう
わかっちゃいるだろ
わかってるけど
ナカナカなんだろ

サー ここから出て行け
ヨー そして戻ってこい

ヘイユーこのやろう
あとはまかせたよ
ソロソロここは
おまえに託そう


とか可愛い声の女子に歌われたら良いに決まっているじゃない。







2004年11月28日(日) 362


散財。

The Five Blind Boys of Alabama /The Best Of
忌野清志郎 /Jump
西原理恵子 /上京ものがたり
Manuel Gottsching /Inventions For Electric Guitar
Missisippi John Hurt /Kings Of The Blues
Al Green /I Can't Stop






cover
The Best Of Five Blind Boys Of Alabama
この前ベン・ハーパーと組んでアルバムを出した、ブラインドボーイズ・オブ・アラバマのベスト盤。買ってきて封を開けて、会社のパソコンでちまちまと聴いた時は「ふむふむ。悪くないね」という感じだったんだけど、帰ってきてステレオで聴いたら全然迫力が違う。実際に本人達が演奏しているのと同じくらいの音量で聴くべき音楽だ、熱いものは冷めないうちに出来たてでいただくべき、というのは音楽でも同じ。最近パソコンで音楽聴くことが多かったので反省する。クラレンス・ファウンテンの雄叫びが胸をズガズガと突き立てる。コーラスが雄々しくてたまらん。仕事が手につかない。



cover
Mississippi John Hurt /Kings Of The Blues
ただし、小さな音で聴いても面白い音楽、小さい音で聴くべき音楽というのも世の中にはたくさんあって、この70歳のじいさんがたらりたらたらと歌い爪弾く、とびきり洒落た音は、聞こえるか聞こえないか位の音量が丁度良い。ちょっと冷ましてからの方が旨い音。でっかい音で聴くと、録音の状態からかもしれないが、ギターの音がとげとげしく聴こえてしまう。小さな音なら、やさしく美しいフィンガーピッキングの音色がじわじわと効いてくる。タワーレコードで680円とかなり安かった(アマゾンだと429円すよ)けど、そこそこにきちんとしているCDなので、何かのついでに一緒に買うと良い。




cover
Al Green /I Can't Stop
「アル・グリーンの有名なアルバムは何枚か聴いたんですけど、次に買うべきものは何ですか? やっぱりソウル・スタイラーズBOX?」 
という俺の問いに「最新作だ、最高だから買え早く買え(´ー`)」という師匠のお答え。でももうかなりの歳だし、ロートルの余興なんじゃないの?とちょっと躊躇していた。躊躇していた俺がアホだった。最高だぁ。今が2003年だろうが何だろうが迎合なんてする必要ないじゃんか、ハイサウンドでオッサンソウルでいいじゃんか、声衰えてたって衰えたまんまで一杯まで歌えばいいじゃんか!盛りとか全盛期とか知るか、んなもん! くぅぅ、たまんねぇ。昔からのファンにも評判良いのも判るわ。これもでかい音で聴くべきだな!




忌野清志郎 /Jump
久々に清志郎がポップスをやってくれた。手癖だけでロックをロールさせることができる人だけど、最近曲作りにちょっと手を抜き過ぎてやいないスか、と一寸思ってたから、これは嬉しい。やっぱりこういうとびきりのPOPSをやる清志郎が俺は好きだ。まぁ、こういうポップなラケンローも手癖っちゃ手癖なんだけどね。この路線でアルバム一枚作って欲しいけど無理かなぁ。








2004年11月27日(土) 361

土日出勤が標準になりつつある。さくっと行ってさくっと済まそう。リズム&サウンドにもエレグラにも行けなかったので大音量を渇望中。来月こそは味園に行く。ECDも行く。




会社の人に「俺は盛りを過ぎたよ昔は良かったよ」みたいな話をされて、否定してほしいんだろうなと思って「いやぁまだまだ」とか否定しといたけど、本当は「いやぁ盛りなんて過ぎさせとけばいいじゃないっすか」って言いたかったんだ。で、帰り道にじゃがたらの「つながった世界」を聴きたくなったんだけど、iPodに落としていなかったので「南蛮渡来」を聴いた。
cover
「タンゴ」がしみた。DVD「ナンのこっちゃい」での「タンゴ」についての話。聞き起こし。

最後の誘惑っていう映画見た?スコセッシ監督の。あれは面白いよ。あそこで言っているのは仏教と同じで「刹那即永遠」なんだな。一瞬のうちに全エネルギーを集中したときに人間は解放されるはずだっていうのがテーマでね。「タンゴ」で歌っているのもそれなんだ。「3つ数える」間に集中させるんだと。キリスト自体はどうでもいいわけで、神じゃなくても畏敬の念ってあるじゃない、人間には。その神に対するような概念で、すごい謙虚になって、バッと集中したときにある世界に行くんだわ。不思議なもんで。それを言い様がないから「天国」って歌ってるだけでね。日常生活でもね、ピッと集中すると体内からエネルギーがグッと出てくる瞬間があるんだ。それは幻覚かもしれないよ。でもね、あ、自分は地球生命体と融合したな、って感覚が確かにあるんだ。地球それ自体とファックしたっていうかね。

アケミのこの話は都合の良い後付けっぽい。けど、この話の後に演奏される「タンゴ」を聴くと、本当にそういう気持ちで歌っていたんだろうなと思ってしまう。


えー、なんだ、検索しても「タンゴ」程の曲の歌詞がどこにも無いなんて、インターネッツなんて大したことないな。これも聞き起こしなので間違いご免。

タンゴ 都会の隅で 空を見上げた タンゴ タンゴ
タンゴ 僕と一緒に 夜を汚そう 白い粉で
さぁ しっかり 狙いを定めて いつものように おやり
タンゴ 街に埋もれた 食いかけの ハンバーグ
あんたの 手から落ちて 回る回る 地面に 吸い取られた
さぁ しっかり 狙いを定めて 笑ったままで おやり
ひとつ ふたつ みっつ数える前に あんたは
ひとつ ふたつ みっつ数える前に 天国
ひとつ ふたつ みっつ数える前に あんたは
ひとつ ふたつ みっつ数える前に 天国
ひとつ ふたつ みっつ数える前に あんたは
ひとつ ふたつ みっつ数える前に 天国
ひとつ ふたつ みっつ数える前に あんたは
ひとつ ふたつ みっつ数える前に 天国


歌詞かかれても曲聴いたことないと判かんないか。








2004年11月25日(木) 360


15-16-17が再発だああ
少女たちがスムースなトラックに乗せて歌うキュートなラヴァーズ集 のはず。
おはやめに!




当時イギリス国内に住んでいる黒人の生活はとても大変で、
もちろん差別もあったし、
黒人だと仕事も見つかりにくいしで、
本当みんなとても大変な生活を送っていたんだ。
警察なんかは
黒人だというだけで言いがかりをつけて捕まえて、
裁判して刑務所に入れたり、
本当メチャクチャだった。
だから、
黒人たちの生活を少しでもよく出来るように
私が出来ることといえば
音楽シーンを盛り上げて、
特に若者を助けることだったんだ。

で、15-16-17の名前自体に
私のメッセージが込められているのさ。
それは15歳、16歳、17歳で
コレだけ才能を発揮できて、
素晴らしい事が出来るんだから
18歳、19歳、20歳なら
もっと色んな事が出来るはずだという激励のメッセージを
黒人コミュニティーに送りたいと思っていたんだ。





...別に引用する程良い話でもないか( ´Д`)




CDでこの人たちを聴くなら、これがおすすめ。
cover
併録のダブバージョンもトリッピー系なダブで良いんだ。UKレゲエ/ダブのお手本。





2004年11月23日(火) 360

今日も仕事だったけど午前中で切り上げて、自宅で友人の結婚式でのBGMを選曲をしている。どうしても出席できないから、せめて選曲というかたちで参加したかったのだ。2次会だけと思っていたら、式の選曲もやることになった。これがなかなかに難しく、あーでもないこーでもないと悩んで、いま煮詰まり中。 一旦選曲ができても、英語のできる人に歌詞が結婚式にそぐなわない物じゃないかどうかをチェックしてもらわないと... それで前に一度失敗したことがある。縁起でもない歌詞の音楽がうちには多過ぎる。




中断して
飯喰ってこよう 三ヽ(´ー`)ノ





終わった
あとチェックだけ。






2004年11月21日(日) 359

買物

Dubsensemania /appearance
World Standard /Alabaster
Go! Go! 7188 /竜舌蘭
54-71 /true men of non-doing
矢野顕子 /ホントのきもち
赤瀬川原平 /少年とグルメ
東京するめクラブ /地球のはぐれ方
井上雄彦 /リアル 4巻


ダブセンスマニアはすごく良かった。ダブ的な音のおもしろみは他のタブバンドに負けているかもしれないけど、なにしろ曲が良い。メロディが楽しくて切ない。
ワルスタの新作は、にぎやかだった前作(ド傑作!)とは違って、アコースティックギターの響きを大切につくりこんだ音数の少ない一枚。大傑作とは思わないけど、年に1枚出会えるか出会えないかという位に素晴らしい「佳作」だと思う。普段音楽聴かない女子へのクリスマスの贈り物としても推奨したいし、離れて一人暮らすばあちゃんに送るのも良いだろうね。
ゴーゴーは未聴。試聴したら良かったので。 
54-71は、このアルバムのひとつ前が一寸大人しくなっちゃって物足りなかったので今まで聴かずにいたんだけど、いいねいいね。バラエティに富んでいるけど焦点がぼけていない。ギュギュギュと無理矢理つめこんだくせして涼しい顔してる感じが良い。
アッコさんは思っていた程ぐっと来ない。残念。レイハラカミがバックトラックを作っている2曲は猛烈に良い! けれどレイハラカミは歌が入っていなくても十分に電子音に「歌わせる」ことができる人なので、アッコさんの歌が入っていなくても別にかまわないかも... くるりが演奏している曲はクラムボン(のアルバムに入っている特に良くもない一曲)という感じ。最後から2曲目の「nobuko」は良い。

赤瀬川原平は古本屋で見たら買うことにしている。爪やハナクソが美味しそうな一冊。片山健の挿絵も絶妙。表紙の夕日がコロッケになっている絵に腹減る。
東京するめクラブはまだ読んでないんだけど、都築の辺境巡り+村上朝日堂のような感じみたい。村上春樹の小説の新作にはあまり関心がないけれど、朝日堂系だと即買う俺はあまり良い読者ではないね。
「リアル」4巻。1コマ1コマに込められた重みは相変わらず凄い。何度も繰り返し読むから、1年に一冊しか進まないとい超スローペースの単行本リリースもぜんぜん苦じゃない。どんどん若い子たちに読んで欲しいなあ。








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