かなしいうわさ
home 日記の表紙 前↓ 次↑


2004年10月02日(土) 338

またジョギングを再開したんだけど、すごく体力落ちていて、全然走れない。走れなさ加減が面白い。前ならダッシュしてた坂で足がもつれて転んだりした。転ぶのも楽しい。痛いけど。




前に梅田ガーデンシネマで「誰も知らない」を見ている時に大きな地震があって、音声が途切れたので帰りにタダ券をくれた。そのタダ券で今日「らくだの涙」を見てきた。


薄味だけどしっかりダシが取れている吸い物のような、品の良いおいしい映画だった。モンゴルのゴビ砂漠に暮らすらくだ飼いの遊牧民の生活を、ドキュメンタリータッチ収めている。子どもを受け入れられないらくだの母親に、馬琴と歌で音楽セラピーを施すとたちまちに和解し、子供を受け入れてしまう。遊牧民たちの淡々としつつも超然とした暮らしぶり、どこか仙人みたいな美しく不思議ならくだたちの佇まい、そして歌と馬琴の音楽の素晴らしさを前にすると、こんな事が起きてもおかしくはないな、とするりと納得できてしまう。そりゃらくだだって泣くだろうよ、という気分になる。鬱陶しい音楽やナレーションが無いのも凄くいい。この映画を見て、たたずまいや音楽に惹かれた人は「ラッチョ・ドローム」も見てみるといいよ。

検索していたら同じタイトルの映像が見つかった。モンゴルの子供たちや女性を救うNPOの人達が作ったということみたいだけど、これは違う話なのかな。「黒いサンタ」ってやつを観てみたい。





買物
cover
Ben Harper & the Blind Boys of Alabama /There Will Be a Light
フジロックでも一緒に出てたベン・ハーパーとブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマの競演盤。全曲ブラインドボーイズ達の見事なコーラスが入っている。ベンハーパーは歌わなくてもいいのに、とすら思ってしまう瞬間が沢山ある。相性バッチリな筈なのに完全に融合しきれていない感じ。なので、ブラインドボーイズのアルバムをベンがプロデュースする位のほうが良かったんじゃないかな。まぁ、すごく良いアルバムであるのは間違い無い。愛聴しまくると思う。







cover
The Clash /London Calling: 25th Anniversary Legacy Edition
言わずと知れた名盤が、25周年超デラックスバージョンで再発。 国内盤発売までじっと我慢...するつもりが、レコ屋で現物見たら連れて帰りたくてどうしようもなくなってしまったので輸入盤買った。普段はあまり紙ジャケ再発とかリマスター再発とか眼中に無いのだけど、クラッシュのこのアルバムなら話は別だ。1枚目は既存曲の全曲リマスター、2枚目は「ヴァニラ・テープ」と名づけられた、デモテイク集。3枚目は録音時の様子をドン・レッツが撮ったDVD。
お目当ての2枚目を聴いてみた。これはいいなぁ。ルーディ感(0152的表現)溢れる一枚すよ。全体的には、音の良いブートレグ以上のものではない曲も多いけど、聴きどころは満載。1曲目「ヘイトフル」のテンポ早めでざくざくした歌なしバージョンは座り小便モノ!カラオケもできるよ! 3曲目の「ガンズ・オブ・ブリクストン」、ポールのあのベース・フレーズのイントロで死ぬ!骨格みたいなスカスカさが絶妙!いかす! 未発表曲の14曲目がレゲエチューンで最高! 俺がこのアルバムで一番好きな曲「レヴォリューション・ロック」なんかもう殆どダブだ!等々。 コアなクラッシュ・ファンはもちろん、レゲエのすかすかした感覚が判る人にはたまらんのでは。クラッシュをきっかけにレゲエにはまった人なら絶対に気に入ると思う。

ただ、初めてこのアルバム聴く人は通常の一枚もののアルバムのほうを買ったほうがいい。はじめて聴く人には、多すぎるボーナストラックは邪魔だと思うし、はじめてこのアルバムに触れるときはそんなご大層なパッケージじゃない方が良いと思うんだ。できたら友達に録ってもらったカセットテープみたいなチープなものが一番良いかも知れんね(´ー`)ノ[‥] 



あ、ボブ・マーリーのCatch a Fire(既存の音源は、他人が白人マーケットに受け入れられやすいように勝手に編集したもので、オリジナルのジャマイカ・バージョンはこのデラックス・バージョンでしか聴けない)は例外的に最初からデラックス買ったほうが良いとおもいます。










2004年10月01日(金)

もう10月だって。早えええええ。ちょっと待てよ!
 

会社で仕事中。朝までかかる(;´Д`) ひとりなので0152から届いたStrictly Rockers chapter 4をでかい音で聴いている。チンピラっぷりが良いんじゃないの。Clashを根っこに持っているレゲエ好きが出す音は信用できるね。おおーバンクロバーのダブ格好良い。



ダブソニックさんが亡くなったそうです。昔、アップリンクで友達のイベントに参加したときに一度だけお会いしました。準備の時に抜け出してコンビニ行ってすごく叱られたこととか、aloofとかのダブっぽい曲をかけたセットの時にバーでぴょこぴょこ飛び跳ねて踊ってくれたこととか、リー・ペリーのことをどれだけ好きかを熱弁してくれたときの無邪気な笑顔とか、音出せない箱なのに音をちょっと大きく出し過ぎてまたすごく怒られたりとか、でも撤収の時になぜか握手をされたこととか、6,7年くらい昔のことなのに今でもなぜかよく憶えています。ダブソニック名義の作品は音がダーティで俺の好みじゃなかったけど、タケ・ロドリゲス名義のやつは好きでした。家に帰ったら寝る前に久しぶりに聴いてみよう。お疲れ様でした。








- - - - - - - - - - - - - -

結局、途中でやめて帰ってきてしまった。明日も出勤。

タケ・ロドリゲスが見つからない... 実家に置いてきちゃったかな。
代わりにリーペリーのローストフィッシュ聴いてる。

Trojanからクラッシュのトリビュート盤!!!!

文化庁は、9月30日に「著作権法施行令の改正に関するパブリックコメント(意見提出手続)」を開始しました。
高橋健太郎さんの日記より
まず書いてみよう。




2004年09月30日(木) 337

最近はレコ屋行ってもレコードじゃなくてCDばっかり探してる。レゲ好きがCDに狂ってるだなんて、もうおしまいだ(;´Д`) センターずれとカッターで戦った日々が懐かしい。今日0152で買ったものもCDばっか。

もうだめだ酔った眠い寝る







2004年09月28日(火) 337

音楽CDでレッスンのダンス教室「著作権侵害」 最高裁
------------------------------------------------------
 名古屋市などにある七つの社交ダンス教室が無断で音楽CDをレッスンに使ったとして、社団法人「日本音楽著作権協会」(JASRAC、東京都渋谷区)が経営者らに使用料などを求めた訴訟で、最高裁第三小法廷(藤田宙靖裁判長)は28日、教室側の上告を受理しない決定をした。CDの再生差し止めと、過去10年分の損害として計約3600万円の支払いを命じた二審・名古屋高裁の判決が確定した。
 この訴訟では、ダンス教室が市販のCDを断りなく使用することが、音楽著作権の侵害にあたるかどうかが初めて争われた。著作物を管理している協会に使用料を払っている教室も多いが、無断で使っている例もかなりあるとみられ、判決は影響を与えそうだ。
 03年2月の名古屋地裁判決、今年3月の同高裁判決はともに、レッスンでの使用は「不特定多数に対する『公の演奏』にあたる」として著作権侵害と判断していた。
(09/28 21:43)
------------------------------------------------------


酷すぎる(;´Д`)

7つのダンス教室で均等の金額が徴収されると仮定して計算すると、一ヶ月4万円強。カラオケ屋から著作権使用料を取っていることを考えると、このくらいの金額なら、まぁちょっと高いかな、でも仕方ないか、と納得がいきそうになってしまう。 音楽配信メモで津田さんが
> この件でJASRACを叩くのは簡単だけど、むしろ何の発展性も示さなかった裁判官と、
> そういう「落としどころ」を探る場を作ろうとしない、音楽業界や司法、(知財立国目指すとか言ってるんだから)政府とか、
> そっちの方も含めて、批判した方が「建設的」になるんじゃないかと思われます。

と書いているのも大いに納得だ。でも、でもやっぱり、普通に考えて、こんなことに金取られるってこと事体が、ものすごく気持ち悪い。異常。こんなことにまで金取るような国に住んでいたくないよ!
 
生きているだけでがんじがらめなんだから踊ることくらい勝手にさせてくれよ!








cover
Jolly Boys /Pop'n'Mento
どうも俺は性急なカリプソよりも、のろまなメントのほうが性に合っているみたい。毎日これ聴きながら風呂入るのが楽しくて仕方ない。タワーレコードで1,040円(税込)だった、アマゾンでも1,063円。この内容でこの値段なら只みたいなもんでしょ。この方の解説ではジョナサン・リッチマン好きにもおすすめなんて書いてあるよ、センスいいねえ、同感同感。






2004年09月27日(月) 336

ソウルフラワーのライブに行ってきた。心斎橋クラブクアトロ。当日券が5,200円もしたよ、どこの外タレだよ! まぁ、ライブは素晴らしくて5,200円のモトは取れた気分なので全然いいんだけど、でも高えよ。
伊丹英子は今回も「満月の夕」のときにちょっと出てきただけ。もうレギュラーメンバーではない、と思ってもいいのかもしれない。ヒデ坊が不在だとバンドにぽっかり穴が空いているように思える。でも、逆にそれがいいなと俺は思う。ヒデ坊がいたころは、曲も演奏もピッと張っていた。良い緊張感が確かにあった。その緊張感はソウルフラワーの他には無い特徴のひとつだったんだけど、そのせいで例えばボ・ガンボスの持っていたルーズさのようなものが大きく欠けていた。でも今は、なんだかルーズで軽やかだ。ニューエスト・モデルの頃の、聴いているとずっと怒られているみたいな押し付けがましさは全くない。ルーズ過ぎて、そこらの若手のパンクバンドみたいではあるけど.... でも、ソウルフラワーがコアなファン以外に届くとしたら、きっとこれからだろうな、と思っちゃうくらい、軽やかだ。

中盤の新曲が続くミドルテンポ・タイムがすごくいい。軽やか軽やか。最近の新曲もストーンズがやってたにせものレゲエみたいな軽やかさとルーズさがあって、本当に素晴らしい。今までのソウルフラワーの曲と並べても違和感はゼロなんだけど、東陽片岡の世界で鳴っていても違和感ないビンボー臭さ... というか親しみやすさがある。場末の居酒屋でおっさんが歌ったりしてもいいんじゃねえの。中でも「松葉杖の男」は、「戦火のかなた」ぽいレゲエ調のせづねえぇぇ曲で笑いながら泣き踊れて最高。ちょっとアゲ目な「神頼みより安上がり」もバコバコ踊れていいねぇ。早くレコーディングして欲しい。
チンドン太鼓の中西智子は猛烈に可愛いくて、素晴らしいですね。あとは樋野さんのSAXがブイブイいっててとても良かった。ジャーズを感じた。もっと中川のギター喰っちゃうくらいブイブイゆわしたって下さい。





買物。


Jolly Boys /Pop'n' mento
オムニバス /風ガハランダ唄 save the すたあと長田
シバ /コスモスによせる
Mozaik /Live From The Powerhouse
マイスティース /ネモ(マキシ)
Dona Edith do Prato /Vozes da Puricacao
山下洋輔 /風雲ジャズ帖 新編
末井昭 /素敵なダイナマイトスキャンダル



ぜんぶまだ聴いてない読んでない。ネモはCDの中身が無くなったので、買いなおし。「風ガハランダ唄」は買ったのではなく、寄付したらお返しにくれた。これにはいろいろと事情があるのよ、これが。みなさんも買いましょう、もとい、寄付しましょう。 Mozaikはドーナル・ラニーのバンド。ゲスト参加したドーナルのブズーキの音色が中々良い感じだったので、帰りがけに会場の物販で買った。聴くのが凄くたのしみ。ドーナルはヒデ坊の旦那さんで、中川と三人で近所のジャスコに行ったりしているらしい。





本棚。アマゾンに画像がないやつは表示されないので、本当にアップしたいものがガンガン抜けている。






2004年09月26日(日) 335

日ハムプレーオフ出場権獲得。ヤフーBBスタジアムに行こうと思ったがいろいろあってできなかった。

mixi退会しました。仲良くしてくれた方々、どうもありがとう。

ラジオ更新。もうちょっと曲順を練ったほうが良かったかなー。


はっ!
今日はクアトロでソウルフラワーのライブだった、忘れてた。 今から仕事に行くつもりだったんだけど、そのままライブ行ってくる。あれ、仕事は? あーなもん夜やりゃいいよいいよヽ(´ー`)ノ
これ
も買ってくるよ。










磯部涼の「ヒーローはいつだって君をがっかりさせる」を読んで気になった味園ってどんなところか?

味園ビル

 凄い雰囲気。

tagさんのダモ鈴木ライブレポ

2階の雰囲気も何ともいいようのない・・・

西の味園ビル、東の新宿ゴールデン街

バー「navel」
 バー「navel」では、以下の希望者の受付をおこなっております。

 1、この場を使って何かを始めたい方、店長としてカウンターに立ちたい方
 2、イベントスペースとして利用したい方


なんだこのフライヤーは


■ああ、ここって「ユニバース」があるところか。サンテレビで夜中に「今宵の歓楽も、明日の活力 活力 活力(エコー)」ってやってる、あの...
ユニバース自体でもイベントやってるみたい。こちらの一番下、1/2日付参照

3ヶ月ぶっ通しの奇跡のパーティ

 ま とにかく行けってことだ。
■このイベントに行くか。










2004年09月22日(水) 335

今日も日ハムはがんばったよ



cover
田中小実昌 /自動巻時計の一日

ハード・コア。こんな小説は他には無い。他には無い小説を読むということは、他では体験できない貴重な体験をすることができる、ということと同じことだ。





前↓ 次↑


石井 | home