春近いこの日のために選びたるチョコの数々想い出す夜
降り積もる雪の重さはやるせない想いを包むせいかと想う
年の瀬の慌しさのその中であなたの声をふいに受け取る
街角を真白くそめる電飾を眺めて一人ゴスペルを聴く
公園のいつもの場所に目をやればかすかに銀杏色づいて立つ
変わらないあなたの声を聞きながら癒されていく夜のひとこま
退屈な講義を横に伝えたい言葉を探す時が流れる