台風の吹き返す風受けている夏一番の暑さの中で
雨風にやきもきしてる傍らでわが道を行く部下の横顔
紫陽花の色移ろうに似た心移ろうさまにしばし戸惑う
あの頃と変わらぬ海の波の色眺めて想うさまざまなこと
残業が果てて見上げる窓の闇上司の顔の自分を映す
とりあえず結論が出て落ち着きを取り戻してる昼休みかな
そしてまた諦めている出逢いありいつかまたねと心に誓う