投げるなら重たい梨を選ぼうかそんな想いがふと過ぎる午後
蝉の声朝から夕べとさまざまな蝉が鳴くこと感じておりぬ
梅雨明けの空に響けと声高く神輿のねる音遠くなりゆく
蝉時雨染み込むような心地してデータ照査を続ける午後に
海霧に包まれるよに次々と上る花火の音の激しさ
積読の本積み上げて後半の休みに期する真夏日の午後
転機来て買い込む本の山高く悩みの深さ示してやまず