ピラカンサ白く群れ咲くその花の一輪のよに生きたく願う
初夏の海に佇む心地してウクレレの音にこの身を任す
花刻に逢える喜び抱きしめて藤棚歩く午後のひととき
街角の躑躅の色の白や緋や斑の混じる花個性を競う
今年また八十八夜を聴きながら遠い日の恋想い出してる
水芭蕉水面に光る光浴び静かに咲いて春を告げてる
過去形で語ることしかできないの 想いは募り過去へと辿る