推敲を重ねる刻の奥底に椎名林檎の歌が流れる
ことこととお粥炊く音心地よく今宵七草心を癒す
プロなのかアマチュアなのかわからない仕事始めの午後に戸惑う
正月の休みも今日を残すだけ目覚ましが鳴るあしたが怖い
初春の曇り空など仰ぎつつ本を取り出す満ち足りた刻
凛とした冷気の中で年の夜の過ぎ行くことの幸を知る
歳の市人込みにいる幸せを感じるために街に出るのか