脱線。(『害虫』)

2002年04月22日(月)
夕方、渋谷に行って映画を観てきた。
前にも言ってた『害虫』。
塩田明彦監督。宮崎あおい主演。

話は、13歳の女の子を軸に流れていく。
いや、流れてはいない。
女の子の生活や、想いが綴られていくのだ。
説明くさい描写や台詞はなくて。
なにか、感じながら観なくてはいけないような気がした。

主人公は登校拒否していた。
家庭にも複雑なものを抱えていた。
でも、ただ可哀想なだけじゃない。
ただスレているだけじゃない。
一人で、いろんな場面で戦ってはいるけど
やっぱり一人じゃ何も出来なかったりする。
そういうとこが、人間くさかった。

塩田監督の映画は、以前CATVで『月光の囁き』という作品を見たことがある。
これは高校生の愛憎の物語だった。

やっぱり人間の感情はひとつじゃないんだなぁ。
一度にいろんなこと思って。
一人でいろんな顔を持って。
そうやって生活しているんだと思った。





そんなわけで今日も日記を書いている。
やっぱり、まだやめられそうもないから。




脱線。(自責)

2002年04月21日(日)
今日はカナが家に来た。

彼氏と喧嘩したと言った。
家にいても気分が重くなるだけだと言った。
だから私に会いに来たのだ。

カナ曰く、今は「倦怠期」なんだそうで。
疲れている彼に主婦的扱いをされるのが、たいそう気に入らないらしい。
正直言って、彼女の方が私より圧倒的に恋愛経験が豊富なので、私がアドバイスを受けることはあってもその逆はない。
つまり今日も、たいして励ますことも出来なかった。
せいぜい愚痴を聞いてあげる程度のことだった。
「今日は泊まってく」と言った彼女だったが、結局彼から電話があり終電間際には彼の所へ行った。

何だったんだろう。
彼女は何に悩んでいるのだろう。
私はどうして、彼女の苦しみを解ってあげられないんだろう。
どうして「仲良くやりなよ」としか言えないんだろう。
彼女を駅まで送った帰り、そんなことばかり考えた。


話を変える。

私がいつも日記を読んでいる人の中に、私の気持ちと同じことを書き綴る人がいる。
もちろん、ごく稀にではあるが。
以前あったのだ。3月の下旬だったか。
「この人、今日の私と同じ気持ちを書いてる」
と。少し気味悪いくらいに思った。

今日読んだら、またそうだった。
私は、その、カナを送った駅の帰り道「日記をやめようか」と考えてもいたのだ。
私は、ここで言い訳している。
本当の名前でもない名のもとに。
こっちの、本名の私の、出来損ないな部分の言い訳をする。
言うべき人間は、いつもこっち側にいるのに。
日に10数人の人が読んでくれているのだ、と。
語りかけている人はいるのだ、と。
もっともらしい顔(いや、顔もないが)をして。
本当の日記なら、誰に読んでもらう必要もないのだ。
日記っていうのは、本来そういうものだ。
私がここで書くことは、誰かに聞いて欲しいこと。
でも、言い訳を書くなら、そんなのは不純なことだ。
とても、いやな気持ちがした。

もちろん、この日記の全てを否定する気はない。
ここのおかげで、楽しいこともある。
でも。ホラ、ね。また言い訳してるでしょ?

だからもう、やめようかと思った。
さっき、その人の日記を読んでギクリとしたんだ。
ああ、同じだ。って。

でも私は毎日、書いている。
一日だって欠かしていない。
これはある意味、枷なのだ。
いやな気持ちの日でも書くことに意味がある。
考えることに意義がある。
他愛のないことでも、書いてみたっていいじゃないか。

たぶん明日も書くと思う。
誰かの日記を読んで、また書きたくなると思う。
なにか音楽を聴けば、また書きたくなると思う。



ああ。
カナは彼と上手く仲直りしただろうか。
出来るなら、彼女と同じ悩みを持ちたい。
私も、ああいうことで悩んでいたい。
切実にそう思う。




脱線。(no music)

2002年04月20日(土)
今日は自発的に音楽を聴いてない。

いつもは外出時に聴いているけれど、今日は外出てないし。
テレビで音楽番組も見てないし。
ラジオもつけなかった。

本を読んでた。
この本については、読み終わったらここでも書こうと思う。

そういや最近、映画もあんまり観てないな。
観たいと思っている作品はあるんだけれど。
「害虫」ってやつ。
渋谷まで行かないといけないってのがなぁ…
もうすぐ公開が終わってしまうようなので、早めに決心固めて観に行こうと思っているところ。





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